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「『メタルマックス』の歴史を皆様と作り上げたい」と宣言! 開発陣の熱い想いと意外な裏話が交錯するイベントレポ─“ポチ”以外の犬が出るかも!?

『メタルマックス』シリーズ最新作が、トークイベントにて一気に3本も披露されました。しかも本イベントでは、初報で明かされなかった様々な裏話や想いなどを告白。会場に足を運べなかったシリーズファンは、こちらの記事で開発秘話などをチェックしてみて下さい!

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休憩を挟んだトークイベントの後半では、話の主題が『MMXR2』と『コードゼロ(仮称)』 へと移ります。『MMXR2』については、まず発売時期の話から始まり、「2020年に日本で行われる世界的なイベントを意識している」といったコメントもあり、後半突入直後から来場者を驚かせます。

『MMXR2』の舞台は、前作から西へと移動。公開されているティザー画像には「五重塔」のような建築物も見えるため、京都なのではといった話も持ち上がりますが、現時点では「西」という点以外は確定していない様子。前述の発売時期も含め、“世界を意識する”を掲げて邁進している『MMXR2』ですが、「早々にまとめた第一案は却下されました」と宮岡氏が告白して会場を沸かせます。


ここで河野氏が「(『MMXR2』に)トニは出る?」と尋ねたところ、友野氏からは「僕は・・・助けなくてもいいんじゃないかな」と大胆な発言が返ってきました。無論この発言にも友野氏なりの考えがあり、前述した通り『MMXR』のシナリオ進行は自由度が増すため、トニを助けずにエンディングを迎えたプレイヤーも出てくるものと思われます。そういった方々にとって、プレイ体験と『MMXR2』の展開に齟齬が出る点を指摘し、「こういう時の一番簡単な解決法は・・・全員死んでる」と提示。その極まった発言に、会場からは喝采と拍手が沸き上がりました。


なお、かなり不穏な単語も飛び出したものの、宮岡氏からは「今は、タリス、トニ、ヨッキィの3人でごちゃごちゃやっています」と、現時点での方向性を明かす形でフォローを挟みました。また、「現時点のシナリオでは、トニは成長している」「マリアに憧れてソルジャーになる」といった構想を述べる場面も。最終的にどうなるかは、今後の舵取りや展開次第で変わる可能性もあるので、まずは続報に期待したいところです。

そしてもうひとつ気になる雑談として、犬種が増えるとしたら“ドーベルマン”“セントバーナード”“チワワ”のどれがいいかを来場者に問う挙手制のアンケートを実施。ちなみに来場者の意見は、“ドーベルマン”と“セントバーナード”が同じくらいの人気を集める結果となりました。



また『MMXR2』関連の情報として、軍艦サウルスとヘリコプターのローターを備えたモンスターのアートデザインも披露。比較用に置かれた戦車と比べると、どちらもかなりの巨躯を誇っており、特に軍艦サウルスの迫力は見ているだけでも圧倒されてしまうほど。公開された瞬間、来場者の大きな歓声が会場全体を包み込みました。その手応えは、「今日来て良かった」と友野氏が漏らしたほど。このデザインがゲーム内でどのように描かれるのか、早くも楽しみです。


今回のトークイベントのラストを飾るのは、最も謎めいている『コードゼロ(仮称)』 について。現時点では、「シリーズを原点から再構築する新プロジェクト」という方向性のみが公開されていますが、まずは開発陣が本作に対して抱いているキーワードをそれぞれ述べていきます。

宮岡氏は、ゼノでもナンバリングでもないものをやりたいと聞かされた時に、「“大破壊”の時代をいじってみようかな」と考え、大破壊が起こったまさにその瞬間を描いてみたいとの想いを打ち明けました。

そして友野氏は、『メタルマックスゼノ』における一番最初のクエスト名が「最後のモンスターハンター」だったことに触れつつ、“最初のモンスターハンター”を本作のキーワードとして提示。どちらも現時点の構想に過ぎませんが、もし両名のプランが実現すれば、大破壊の瞬間から最初のモンスターハンターが生まれるまでの物語が味わえるのかもしれません。

音楽面については門倉氏が答え、「オーケストラをやりたいと河野さんが仰っていた」と受けた要望を明らかにしつつも、門倉氏自身にはまだ迷いがある模様。しかし、オーケストラだとやりたい事が実現しやすいかもとも話し、新たな可能性への模索が続きそうです。

また、『コードゼロ(仮称)』 については河野氏も言及。「『ゼノ』ではなく、またナンバリングなのかと問われると明言もできない」「今、『ゼノ』の方向性を切り開きつつあるので、違う『メタルマックス』があってもいいんじゃないかな」「シリーズを再構築していきたい」といった河野氏からの言葉も、『コードゼロ(仮称)』の展開を紐解く上で、重要なキーワードとなりそうです。



それぞれの関係者が想いを明かした後は、『コードゼロ(仮称)』に登場して欲しい名物キャラクターや敵キャラクターに関するアンケートを実施。来場者の挙手がどのような形で反映されるのかは、こちらも今後の発表や製品版で明らかになることでしょう。

こうして、3時間を超える濃密なプレミアムトークイベントは無事閉幕。締めくくりの挨拶として、宮岡氏は「これから2021年に向けて1本ずつ・・・多分出ると思います(笑)」と笑いを誘いつつも、「ファンの皆さんの声を出来るだけすくい上げていきたい」「(『メタルマックス』を)ユーザーとして体験した若い世代が監督をやってくれる。個人的にも、その新しい挑戦に期待しています」と、友野氏へのエールとも受け取れる言葉を残しました。


そして友野氏は、「僕が一番好きなゲームは「『メタルマックス』です」と答え続けて、28年が経過しました。(日本を代表するRPGとして)『ドラクエ』と『FF』が生まれましたが、そこにもうひとつ加えるならば、それは『メタルマックス』であるという信念を持っていますし、(『メタルマックス』を)“世界に持っていって勝つ”ということを本気で思っています」「全力を尽くさないわけにはまいりませんし、『ゼノ』の時に起こったようなある種の行き違いみたいなものは全部潰していきたいです」と、その熱い胸の内を明かし、「皆様と一緒に歴史を作り上げていく、というのが僕の決意表明となります」と宣言。その意気込みに、来場者は大きな拍手で応えました。

今冬の発売に向けて鋭意制作が進んでいる『MMXR』から、まだ構想段階の『コードゼロ(仮称)』 まで、『メタルマックス』シリーズの最前線は進捗や展開も様々。ですが、年表に書かれていた「停滞の時代」を抜け出し、新たな『メタルマックス』を生み出す熱い意欲は開発陣に共通しており、30周年だけでなく、その先の動向にも期待したくなるイベントとなりました。

後に、『メタルマックス』の新たなイベントが行われた時、2019年~2021年は、果たしてどんな時代として括られるのでしょうか。その時代を、これから直接目撃しましょう。

《臥待 弦》
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