こちらは、プレイステーション2ソフト『ゼノサーガ エピソードIII[ツァラトゥストラはかく語りき]』に登場する主要キャラクター「KOS-MOS(Ver.4)」のプラキットです。今回レビューに使用しているのは再生産版で、一部ランナーが塗装済みの仕様に変更されています。

本キットの特徴はなんと言ってもその完成クオリティ。あえてパチ組で仕上げていますが、それでも完成品フィギュアかと見間違うくらいの出来栄えです。
表情パーツなどは印刷済み。瞳は、キャラクターデザイナーであるCHOCO氏がこのために描き下ろした専用のデザインとなっており、青・赤のバージョン違いで計4種類が付属しています。肌部分のつや消しのほか、髪パーツに使用されたクリア素材など、各部の質感はこだわり抜かれており、組み立てるだけで誰でも簡単にこのハイクオリティのKOS-MOSを堪能することができます。

一方でアクションポーズなどは取らせ辛く、デザイン上可動範囲が制限されるところもあります。パーツ干渉により破損してしまう恐れもあるので、動かす場合は慎重に行うことをオススメします。

オプションは、「ハンドガン」や「バルカン」といった基本的な武装にくわえ、ドラゴントゥースや必殺技「D・TENERITAS」使用時を再現する胸部パーツなどがセットに。武装の金属の質感部分は塗装済みとなっているので、リアルな表現を楽しむことができます。また、「ファティマ・グラスモード」を再現することが可能な前髪交換用パーツも付属しているので、劇中の様々なシーンをこのキットだけで再現することができます。

一方で、パーツの合いなどはやや厳し目。説明書にも塗装の都合で軸が太っていることがあるので適宜削ったりして調整するように、と書かれています。逆に、パーツが外れやすい箇所も多く、激しいアクションポーズなどで遊ぶ場合はポロリ対策として接着剤を適宜使っていくのもよいでしょう。
今年で20周年を迎えるモノリスソフトが手掛けた、名作RPG『ゼノサーガ』シリーズ。その本作を代表するキャラクターであるKOS-MOSですが、『ゼノサーガ』本編を未プレイでも一度は見たことがある、という方は意外と多いのではないでしょうか。
実際、『PROJECT X ZONE』や『無限のフロンティア スーパーロボット大戦OGサーガ』など、モノリスソフト製の別シリーズ作品にもゲスト出演することが多く、さらに近年ではニンテンドースイッチソフト『ゼノブレイド2』にも登場。今なお絶大な人気を誇るキャラクターと言えるでしょう。
そんな人気キャラクターを生み出し続けるモノリスソフト。次はどんな世界を私達に見せてくれるのでしょうか。

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「KOS-MOS Ver.4 [Extra coating edition]」再生産版は発売中。価格は5,500円(税別)です。
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