そんな疑問を解消すべく、本格e-Sports『シャドウバース』のプロシーンで活躍する、横浜F・マリノス所属のあぐのむ選手とG×G所属のRiowh選手に、『シャドウバース』の好きな女性キャラクターのカードや異性関係についてインタビューを決行。
加えて今回は“プロゲーマーと恋愛”というテーマに付随して、“恋愛リアリティーショー(恋リア )”より、人気番組『月とオオカミちゃんには騙されない』についての話も伺っています。
それではプロゲーマーは異性にモテるのか、その真実に迫っていきましょう。

プロゲーマーという職業を活かせば異性にもモテる!?
――今日はよろしくお願いします。早速本題に入るのですが、プロゲーマーはぶっちゃけ異性にモテるのでしょうか?
あぐのむ選手(以下、あぐのむ)自分はモテないんです(笑)。でもプロゲーマーという職業自体は結構モテると思います。今はスマートフォンの普及でゲームが一般層に普及してきていて、特に若い人の中でゲームに対して嫌悪感を抱く人は少なくなっています。
その影響からゲームが趣味という方も増えているので、自分もプレイしているゲームで強い人となると今ならプロ選手たちが真っ先に思い浮かぶと思います。だからこそ、この職業を活かせればモテるんじゃないかな?
Riowh選手(以下、Riowh)僕も応援してくれるファンの方がいるのはもちろん分かっているのですが、こちらから会うことは無いので実感はあまり湧かないです。基本的に配信の画面を挟んで見ている人が多いので。
――女性ファンの方は多いのでしょうか?
Riowh『シャドウバース』は9割男性プレイヤーなので男性ファンのほうが多いのは事実ですが、ありがたいことに一定数女性ファンもついてくれています。
あぐのむ人口の問題はありますね。一般層に認められつつあるとはいえ男性のプレイ人口が女性を下回ることはないので、数が少ないところはあります。それでもプレイしてくれている女性からの応援があることは把握しています。
――女性に限らずファンからプレゼントを貰ったりすることはありますか?
Riowhお菓子の差し入れを頂くことがあります。ファンの方との交流となると大体は「RAGE」という大型大会の時になるのですが、その時に差し入れを持ってきて下さったり。実際、大会中はちょっとお腹が空いてお菓子を摘まみたくなることは多いので、ありがたいですね。
――練習などで忙しいとは思うのですが、プロゲーマーは恋愛をすることは可能なのでしょうか?また、おふたりの周りに恋愛しているお知り合いなどはいらっしゃいますか?
Riowh僕はあまり聞いたことがないですね……。
あぐのむ人並だと思います。プロゲーマーと言っても毎日ゲーミングハウスで衣食住を共にするような方や、僕たちみたいにそこまでの縛りはない人まで千差万別です。僕たちみたいなタイプだと時間はあるので、しようと思えばできるんじゃないかな。

――それでは唐突ですが、ここでおふたりの好きな女性のタイプを教えてもらえますか。
あぐのむ大人しめで清楚な印象の方が好きです。
Riowhちょっとあぐのむさんと被るところがあるのですが、有村架純さんタイプのおしとやかな方ですね。
――初恋の思い出はあるのでしょうか?
あぐのむ僕の初恋は漫画のキャラクターなんです。『ハヤテのごとく!』という作品の瀬川泉という女の子なのですが、めちゃくちゃ好きなんですよ。初めて恋心というものを知りましたね。小学6年生の頃でしょうか、クラスの女の子たちより明らかに可愛いと思っていて「これは結論がでたな」……と。
Riowh意識しだしたのは中学1年生の最初の頃でしょうか。同じクラスで話しているとドキドキするなと感じる女の子がいました。ただその人には付き合っている人がいたので、ちょっと切ない思い出です。

『シャドバ』から始まる恋は……きっとある!
――おふたりが普段プレイしている『シャドウバース』と絡めて、デッキの編成やリアルタイムの読み合いといったスキルの部分は恋愛にも活かせそうですか?
あぐのむ少しこじつけになってしまいますが、『シャドウバース』では相手がどうされたら嫌なのかをよく考えています。だからその逆で、「どうすれば好かれるのか」を考えるスキルには繋がるんじゃないかなと。
Riowhオフラインで対戦相手が目の前にいるときは相手の顔色を伺って、苦しい表情なのかニコニコしているのか分析することがあるので、その辺は恋愛にも活かせそうです。

――おふたりは対戦する際の表情は気を付けられているのでしょうか?
あぐのむ自分の表情は顔に出さないようにします。凄く手札がいい時にむしろ苦しい表情をしたり。「うわぁキツイな」みたいな、めちゃくちゃ手札強いのに(笑)。
Riowh僕も基本ポーカーフェイスを貫こうとはしているのですが、嬉しくなったり辛くなったりするとどうしても顔に出てしまって(笑)。
――先ほど女性プレイヤーが少ないみたいな話もありましたが、おふたりは『シャドバ』から始まる恋はあると思いますか?
あぐのむあるんじゃないでしょうか。オンラインでできるところが良さのひとつではありますが、『シャドウバース』の大会はオフラインにこだわっているところがあって。勝つために来る人はもちろんですが、オフ会目的な人と出会うために来場する方もいるみたいです。
Riowh僕なんかは大会で負けたらすぐ帰っちゃいますけどね、すぐ家で自分の配信を始めたりして。
あぐのむ僕もRiowhさんと同じタイプなんですよね(笑)。

あぐのむさん&Riowhさんのお気に入りの女性キャラクターは!?
――『シャドウバース』のキャラクターは魅力的な女性キャラクターが多いですけれど、おふたりのお気に入りは?
あぐのむ僕はエルフの“導きの妖精姫・アリア”ですね。リーダースキンがかなり気に入っていて、清楚なところだけじゃなくて可愛らしい要素とのバランスが取れているところが超タイプです。対戦相手に送れるエモートが凄く礼儀正しい所も気に入ってます。挨拶が出来ないスキンも結構あるので良いなと。
加えてこのスキンが手に入るカードはレッドポーションで生成できず、別途課金で販売されているものではないので、カードパックを買って当てるしかないんです。だからこのカードとスキンを手に入れるために結構バカにならない額をつぎ込みました。そういう面での思い入れもあります。
出た時は「やっと終わった」という感慨もあって、泣いて喜びましたね。カードはその時点でいくらでも揃っていたので、回す必要は本当ならあまりなかったんです。しかもその頃はまだ天井が無いころでしたので……当てるまでに3ヶ月くらいかかりました。
Riowh自分はさっきの好きな女性のタイプの質問と変わってしまうところがありますが、新しめで有名どころなカードということで『プリンセスコネクト!Re:Dive』とコラボした第15弾カードパック“Ultimate Colosseum / アルティメットコロシアム”から、“空腹の姫君・ペコリーヌ”です。元気で活発なところが可愛いと思います。本当はお姫様なところもポイント高いですね。
あぐのむ自分もめっちゃ“ドクロの霊能者・シノブ”と迷ったんだよね……!!

――ちなみになんですが、このインタビュー時点の環境だと“進化ロイヤル”が人気ですけれど、“空腹の姫君・ペコリーヌ”は結構な確率でデッキに入りますよね。もし対戦相手の手札から出てきたときは好きでもやめてくれと思ったりしますか?
Riowh“進化ロイヤル”はアディショナルカードが出てから一番人気になりましたしね、もちろん思います(笑)。このカードって進化回数を稼いでユニオンバーストを発動させないと効果が上手く起動しないんですが、出されてしまったら「そんな最初からなんで持ってるんだろう……」ってなります。
あぐのむペコリーヌは強いですから。
――ではもし実際に彼女が出来たとして、一緒に『シャドバ』をプレイしたいですか?
あぐのむ率直に言って僕はしたくないです!昔の話になるのですが、以前付き合っていた女性がいまして、同じゲームの知り合いだったのですが、僕が対戦ゲームが好きなのでふたりで対戦するじゃないですか。でも僕のほうが強いので大体勝ってしまい、不機嫌にさせてしまって……。
だからといって手加減すると僕が負けることになるのでそれも嫌で、だからこそ一緒に対戦はしないと結論付けました。なので『シャドバ』もしないです。彼女がやっているところを見るのはいいですけどね、アドバイスを送ったりして。
Riowh『シャドバ』メインでお仕事をしているので、出来ればプレイしたいとは思います。でも今のあぐのむさんの話を聞くと、仲が悪くなったりしたらいやだなって思います(笑)。どうしようか迷っちゃいますね。やっぱり対戦ゲームって勝たないと気持ちよくないし、負けると悔しいです。だからその辺りのバランスが難しそうです。
あぐのむふたりとも幸せになれないからね。

プロゲーマーは話題の恋リアをどう見る!?
――ありがとうございます。それでは“プロゲーマーと恋愛”というテーマから派生して、女性を中心に話題を集めている『恋リア』についても聞かせてください。『恋リア』をみると疑似恋愛しているような気持ちにもなりますが、ズバリこれまで観たことはありましたか?
Riowhぶっちゃけ無いです、周りで観ている人はいましたが。
あぐのむ今回が初めてでした。住む世界が違うのか僕の周りの人たちでも観ている人はいなかったです。
――先ほど『月とオオカミちゃんには騙されない』の動画を御覧いただきましたが、いかがでしたか?
あぐのむこの機会に『月とオオカミちゃんには騙されない』の放送分を全部観てきたのですが、ドラマみたいな感覚で楽しめました。だけどそこにリアリティーショーならではの部分もあって、良いなって思いましたね。
Riowhあの中に嘘をついているオオカミちゃんがいるんですよね?怖いですよ!
あぐのむ居ないですよ!(笑)
Riowh居ないんですか!?
あぐのむ僕は居ないと信じてます。あれで女の子達の中に嘘つきが居たらめっちゃうまいです(笑)。男性陣には一途な方もいて、もしその方の相手がオオカミちゃんだったら悲しくて泣いてしまいそうです。だってその女性がオオカミちゃんかどうかの前に、距離を縮める過程もキッチリ番組の中にあるんです。
だから、最後に騙されていた事を知るのは辛いと思います。告白するまでにも苦難があったり、頑張ってアプローチしてるのに……。

――視聴者的にはドキドキですよね、この人本当に大丈夫なの?って
あぐのむ上手くいっているカップルを観ても疑っちゃいますよね。相思相愛に見えるカップルがいるんですけれど、その子がオオカミちゃんだったらめっちゃ怖いです。
後は視聴者投票で一番オオカミちゃんだと疑われた女性が脱落する“オオカミちゃん投票”というのがあるのですが、もし自分が女性で、オオカミちゃんじゃないのに脱落してしまったら残りの期間が虚無になってしまうので、どうすればいいのって感じですよね。
――誰がオオカミちゃんかどうかは最後までわからないですからね。
Riowh応援したくなるんですかね?もし感情移入していたら観ているこちらまで悲しい気持ちになってしまいそうです。
あぐのむエンターテインメント性があるので。のめり込んで1日で全話一気に見ちゃいましたよ。最後の最後まで告白が成立して終わりではないので、先が気になってしまうんです。まだ最終回ではないので、早く続きがみたいです。
Riowh:『テラスハウス』を観ている友達なんかは盛り上がっていますけれど、住んでいる世界が違ったのでその話題にはついていけず……。眩しいなとは思っていました。
あぐのむ『月とオオカミちゃんには騙されない』は、眩しいを通り越してますよ。もう自分たちとは違い過ぎるので、結構冷静に観ている面もあります。眩しいと思っちゃうと自分と比較して見られなくなっちゃいそうです。“陰”な感じになってしまうので(笑)。
同じ世界に生きてはいるけれど、こういう次元の話もあるんだなって逆にすっきり見られましたね。今、この番組を友達に進めているんです。ひとりもこの番組のことを話せるひとがいないから、めっちゃ話したくなっていて。
Riowh僕もまずは1話だけでも観てみたいと思います。

――実際に観てみて、または話を聞いてみて感じた『恋リア』の魅力はありますか
あぐのむ生々しさがあるところではないでしょうか。恋愛ドラマってどうしても見世物のように思えてしまって、これまでハマったことがなかったんです。でも『恋リア』は普通の人たちの恋愛なので、感情移入しやすいところがありました。共感を得ているのもわかるなって思います。今は胸が痛いですもん。
ななかちゃんっていう女の子がいるのですが、ひとり目の気になっている相手には思いがとどかなくて。そこから立ち直って新たな恋に踏み出して別の男性にバレンタインでチョコを渡したりしたのですが、その男性には他に気になっている女性がいて、その気になっている女性にLINEを送ってデートのお誘いをしてしまうんですよ。
番組のルールで、そのLINEの内容はメンバーみんなに見えてしまうから、ななかちゃんもそれを見てしまって……めっちゃ泣いてたんです。だから僕はななかちゃんはオオカミちゃんではないと信じています。もし彼女がオオカミちゃんだったら辛いです…。
Riowhお互いの会話の間とかも全てみられるんですよね。そのあたりからリアルさは伝わってきます。そこから感情移入できたり、共感できたりするのではないでしょうか。
――『月とオオカミちゃんには騙されない』は女性が騙す側ですが、男性が女性を騙す場合もあるそうですね。
あぐのむ男性が見る分にはゲーム性がある今回の『月とオオカミちゃんには騙されない』のほうが楽しめるのではないでしょうか。人狼ゲーム的な要素があるので、そこを見抜くゲーム性があるので。
結局どちらの目線でも観てしまうんですけれどね。今女性側の視点で観てしまって、苦しいですもん。完全に女の子みたいになってしまってます。女性6人、男性5人でスタートしているので、女性のほうが苦しい展開になるのは必然なんです。
Riowhやっぱり男性に感情移入してしまうので、女性の中にオオカミちゃんが居たほうが観てて面白いのかもしれません。でもこの面白さは、騙されているんじゃないかっていう恐怖とイコールじゃないですか。やっぱり観ていて辛くなる部分は出てくると思います。
おふたりがもし参加するとしたら、どんな立ち回りを見せてくれるのか!?
――ちなみに自分が騙される側として参加するとしたらどうしますか?
あぐのむ僕は、オオカミちゃんは居ないと信じているので(笑)、そこは度外視して好きになった女の子に一途に行きます。もしその子が脱落してしまったとしても、一途に行くと思いますね。番組でも「脱落してしまったとしても諦められない」っていう方向の人が多いんです。
”落ちないで投票”による復活ルールもあるので、復活することを信じるかどうかみたいなところがあるんですが、復活できなくても諦められないです。最終的に告白不成立かその子かにすると思います。
何故なら男性側のリスクが凄まじいところがあるんです。もし好きになった子が脱落してしまって、新しい相手を見つけたとしても、その子がオオカミちゃんだった時の虚無感がえげつなさ過ぎます。一生恋愛出来ない身体になりそうなので(笑)、脱落した子がオオカミちゃんだったほうがまだ諦めがつきます。
Riowhやっぱりカードゲーマーなので盤面を意識しますかね。みんなの関係性を客観的に見て盤面を整理し、最後に狙うのは一途に想いを寄せている人です。まずは状況を見通したうえでリスクを減らして戦っていきたいです。騙されそうな人には囮になってもらいます。
あぐのむ同じ子に3~4人くらい行く展開もあったりするのですが、昼間に誰かとデートに行っている所を狙って「今夜会えますか」って別の人がメッセージを送るなんて駆け引きもあるんです。上手くいけば昼のデートの印象をかき消せるのですが…。そういう攻めたプレイも観られところは感動しました。
――では騙す側に回ったらどうでしょう?
あぐのむ心苦しいところはありますが、役目だと割り切って全力でやります。ピュアボーイを演じて騙しに行きます。恋愛はあまり向いていないので、そっちのほうがやってみたいかもしれません。ただ自己評価が低いので、ひとり気になる人が出来ればいいかなって感じではありますが。
初手はみんなに自分がオオカミだとバレないよう仲良くしつつ身を潜めて、中間告白で動き出そうかなと。その子をめっちゃ陥れることになりますけれど、最終回でオオカミくんだとバラして。
Riowhオオカミくんと言っても紛れ込まないとダメなので、オオカミくんじゃない人と同じような気持ちで挑みます。“自分はオオカミくんじゃない”と信じ込んで潜伏して、最後の最後に誰かから疑われて宣言する形になるかなと。ほとんどオオカミくんじゃない人と同じような立ち回りになりそうですね。
――こうして伺ってみると、おふたりともプレイングが正反対ですね。
あぐのむ最初からガツガツ行き過ぎると視聴者投票で脱落するリスクを負うこともあるんです。
Riowh目立ちすぎるとダメかもしれないですね。それなら他の男子を目立たせるような立ち回りがいいかもしれないですね。女の子だけでなく他の男性陣にも揺さぶりをかけるとかもやってみたいです。

――話題にはしやすそうですよね、誰がオオカミなのかは特に。
あぐのむ僕、今めっちゃ楽しいですもん。話したいけれど話す人が居ないのが辛いところです。Riowhさんと同じチームのちゃみさんが好きそうなので、勧めてみようかな。
――おふたりが騙す側に回ったところは観てみたいです。
あぐのむ役目は果たします、そこはもうぜひ!プロゲーマーは考える系のゲームは得意なので!
Riowh上手く立ち回れるかなぁ。
――本気でオオカミちゃんを誰かを考えるなら誰が怪しいと考えていますか?
あぐのむあずささんが結構怪しいと思っています。そんなに積極的に動いている訳ではないのですが、グループ内のリーダーを任されていることから今は動けてないのかなと思っています。後は脱落してしまったナナさんは、言動が怪しいなと感じるところがありました。ナナさんだったとしたら納得してしまいそうです。
Riowh僕はパッと写真を見た印象ではりおんさんかなと。
あぐのむりこさんも怪しいんだよなぁ。りょうすけさんという男性の方とめっちゃラブラブなんですが、もしかしたらオオカミちゃんの可能性もあるかもしれないと思い始めてきました。

――話しているとますます先の展開が気になってしまいますよね。
Riowh中間告白のある5話くらいまでは観てみたくなりました。
あぐのむぜひこれを機に気になった方は視聴してみてください!
――ありがとうございました!