

本稿では、「サンダイル」の歴史と命運を背負った4人の性能や原作における活躍を、ざっくりとお伝えします。
グスタフ、プルミエール、ロベルト、ジニーがピックアップされた理由は?
現在、4人の新スタイルピックアップガチャと新イベント「炎と4人の冒険者」「炎の将魔との戦い」が開催中。実は2019年4月にも発売を記念して、『サガフロ2』の顔であるギュスターヴにスポットを当てた期間限定イベントが開催されました。
また、同時期に常設イベント「聖塔コーデリア」が実装され、『サガフロ2』のヒロイン・コーデリアを通して、もう一人の顔であるウィリアム・ナイツにもスポットが当てられています。
そのため、今回は満を辞して『サガフロ2』の最終章で活躍した4人にスポットが当てられたのだと予想できます。特にファンに嬉しいのは、グスタフ、プルミエール、ロベルトが初めて登場したことでしょう。
『サガフロ2』の物語は、「ギュスターヴ編」「ナイツ編」に分かれる
・ギュスターヴ編


ギュスターヴ13世は、術の力によって成り立つ世界で、フィニー王国の第一王子として生まれながらも術の素養を持たないために国を追放されました。しかし、一緒に付いてきてくれた母や友人との交わりで人間的に成長し、術に変わる社会システムを生み出す可能性を鋼に見出したことで、王に返り咲き、同じく術の素養を持たない人々の希望となりました。
やがて、領土拡大に邁進するギュスターヴ13世でしたが、志半ばで何者かによって謀殺されてしまいます。ギュスターヴは表向きには子供がいなかったため、正当な王位継承を巡って諸侯による争いが繰り広げられました。そして、ギュスターヴ13世の子を名乗って継承権を主張する、多くの偽ギュスターヴが現れる事態に。
・ナイツ編


先住民族の遺物「クヴェル」を発掘する職業「ディガー」の一族と、持ち主には絶大な力を与えるも精神支配してしまう呪われたクヴェル「エッグ」の物語です。表の歴史であるギュスターヴの物語に関与して、争いを生んだエッグを倒す裏の歴史とも言えます。
後に伝説のディガーと称えられるウィリアム・ナイツの駆け出しから始まり、息子のリッチ・ナイツ、その娘のジニー・ナイツと親子三代にわたってエッグを追いかけて戦います。
4人は原作ではどんな活躍をしたのか?3人が家出という波乱万丈ぶり
・ジニー

エッグによって父を失ったジニーは、祖父ウィリアムの元で好奇心旺盛な少女として育ちます。父に何が起きたのか知らされていなかった彼女でしたが、ある日、エッグに関する情報を得て旅立った祖父を追いかけて家出同然に旅に出ます。
出だしから密航に失敗して売り飛ばされそうになったジニーは、ロベルトとプルミエールに助けられ、ロベルトの相棒のグスタフも加えて祖父を追いかけることになります。旅の中で父の死を知り、エッグの存在を野放しにできないナイツ家の宿命を背負う決意をするまでに成長しました。
・プルミエール

ギュスターヴ死後、サンダイルで覇権を握ったオート侯カンタールの23番目の娘です。しかし、認知されなかったため、9番目の娘であるヌヴィエムが養女として引き取りました。このヌヴィエムこそ、私怨からカンタールの死後に覇権を握ったギュスターヴの親友ケルヴィンに対して、戦乱を巻き起こした人物です。
プルミエールは養母の生き方に反発して家出し、ジニーやロベルト、さらには因縁のあるケルヴィンの孫であるグスタフと出会ったのです。貴族であることや、自身の家に嫌気がさしていた彼女でしたが、偽ギュスターヴとの最後の戦争「サウスマウンドトップの戦い」にて、一度は出奔したものの、従兄弟のために応援に駆けつけるグスタフを見て考えを改めるのでした。
・グスタフ

相棒のロベルトと一緒に、北大陸で活動をしていた冒険者。ロベルトには気を許しているものの、無口で自身のことは語ろうとしませんでした。
実は、ケルヴィンとギュスターヴ13世の妹マリーの血を引くフィリップ3世であり、ギュスターヴ15世の名も引き継いでいました。叔父チャールズが死に際の父フィリップ2世を見捨てたことで、見限って家出した彼。
すでにフィニー王家の証ファイアブランドを受け継いでいましたが、「サウスマウンドトップの戦い」に臨むにあたってギュスターヴの剣も受け継ぎます。全軍を率いて偽ギュスターヴ軍と戦う従兄弟デーヴィドを助けるために戦場に向かったのでした。
・ロベルト

グスタフの相棒で、口が軽くてお調子者。4人の中では唯一素性が明かされていません。それぞれ重い宿命を背負った3人と比べると平凡な印象を受けます。しかし、パーティーを繋いでいるのは、ムードメーカーな彼の存在が非常に大きいです。複数の術の素養があり、対ラスボス戦は彼の術サポートがなければ無理ゲーで終わるほどの頼もしさでした。
4人の新スタイルの性能を率直に評価しました!