『ペーパーマリオ スーパーシール』

続いては2012年にニンテンドー3DSで『ペーパーマリオ スーパーシール』が登場しました。これまでに比べると少し間が空いていますが、ディレクターなど開発スタッフが変わったこともあってか開発が難航したようです。
ジャンルはまたもや変わり、シールバトルアドベンチャーになりました。本作はRPGでもアクションでもなく、シールを使った謎解きアドベンチャーが主軸になったというわけですね。レベルなどの概念は消えましたが、シールを使って戦うバトルの要素は残っています。

また、この作品からオリジナルキャラクターが激減しました。マリオの相棒となる「ルーシー」くらいで、あとはいろいろな個性を持ったキノピオが登場。このほかにはペラペラな世界なのに立体的な「モノ」が出てくるのも特徴となっています。
『ペーパーマリオ カラースプラッシュ』

2016年にはWii Uで『ペーパーマリオ カラースプラッシュ』が発売。今回はカラフルなインクが湧き出る泉のあるイロドリアイランドが舞台で、マリオがハンマーでいろいろなものを塗りながら冒険をしていきます。
基本的に前作を引き継いだ内容になっており、カードを使ったバトルやモノを使った謎解きなども健在。しかし据え置き機になったことで“紙表現”がさらに豊かになりました。また、本作はサウンドが特に素晴らしいですね。

モノを使った攻撃や、クッパ軍団の敵キャラが意外な苦労を語ったりと、演出面でもおもしろいところが多い作品です。
『ペーパーマリオ オリガミキング』

そして2020年に『ペーパーマリオ オリガミキング』が登場します。今度はオリガミ軍団とマリオが戦いを繰り広げるのですが、畳まれてしまったクッパやクッパ軍団も仲間になったり、ピーチ姫がオリガミになってホラーテイストになっていたりと、新鮮な要素が用意されているようです。
バトルシステムも一新され、パズル要素が強い「360°バトル」を体験できます。床にあるリングを回転させてザコ敵をひとまとめにして一気に叩いたり、ボスでは敵に攻撃するためのルートをうまく作る必要があるとのこと。

スタッフが変わってからの『ペーパーマリオ』シリーズとしては3作品目なので、ここで大きく変わるタイミングでしょう。新たな『ペーパーマリオ』はどんな冒険を見せてくれるのか、楽しみですね。