中国版コミックマーケットが開催される上海には、各地域からコスプレイヤーが集まってきますが、広州コスプレイヤーの活躍が多く見られます。イベントが最も多く開催されるのは上海ですが、コスプレの熱が“最も高い”のは広州だと言われる背景があるのです。

中国コスプレ界の最前線で活躍するカメラマンやコスプレイヤーを多く輩出する広州で、現在注目のコスプレイヤーがnyonyokoさんです。インタビューと合わせて、『アズールレーン』や『ドールズフロントライン』、『アークナイツ』などアクション系キャラクターのコスプレフォトレポートをお届けします。
眩しい画像を一気見する(全19枚)
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――コスプレを始めたきっかけを教えてください。年間通じてどのようなコスプレ活動をしていますか?
nyonyoko:小さい頃に『漫友』という漫画雑誌を買った時に、コスプレ特集があったんです。漫画のキャラクターに扮したコスプレイヤーを見て、自分も試したくなったの。それから、間も置きながら7年くらいコスプレしているのかな?
コスプレはイベント参加と作品撮りを中心に活動しています。以前までは参加したいイベントにコスプレして行ってたんですけど、最近は公式コスプレイヤーとしてお仕事で呼ばれるイベントを優先していますね。
夏はスタジオで軽装や水着のキャラクターを撮っています。広州の夏は暑いからロケはほとんどしません。私にとっては自殺行為かも(笑)。冷房が効いたスタジオが一番です。冬は逆に広州は寒すぎず湿気もなく、雨も降らないので絶好のロケ日和ですね。

――普段はどんなゲームで遊び、アニメを観ていますか?
nyonyoko:最近は『アークナイツ』、『オーバーウォッチ』を遊んでいます。最近はアニメを観る機会が減って、漫画を多く読んでいますね。
――これまで日本に来たことはありますか?
nyonyoko:まだ日本に行ったことはありません!ずっと行きたいと思っているんですけど、旅費が高いので(涙)。もし日本の企業ブースで中国コスプレイヤーが必要なら立候補します!例え、予想を超えるほど大変な仕事でも素晴らしい経験になると思うので耐えられます!
――ご自身が得意だと思う表現は何ですか?
nyonyoko:冷酷、冷淡、温和な微笑みといった表情が得意です。ポージングは都度変えているので、そこまで一つにポーズに拘っていません。

――印象深いコスプレの思い出を教えてください。
nyonyoko:上海の海辺撮影ですね。その日はずっと天気が良くなくて、雨が止んだと思ったら強風が襲ってくるし・・・。礼服を着たキャラクターのコスプレで、明るい暖かな日差しを求めていたので、あれだけ思い通りいかない撮影は忘れられません。最後はレタッチで何とか写真の雰囲気を明るくしましたけども。
――多くの人に知られるきっかけのコスプレは何でしたか?
nyonyoko:やっぱり、中国最大のSNSであるweiboを通してだと思います。動漫イベント(中国におけるアニメやゲームなどのイベント)にコスプレ参加して、カメラマンに良い写真を撮ってもらうんです。そうやってweiboに投稿した写真が拡散されて知ってもらえました。

――コスプレを継続する原動力は何ですか?
nyonyoko:コスプレがずっと変わらず好きだから。基本的に自分にあまり自信がないので、皆さんが私の写真を喜んでくれるのがとても嬉しいです!
――撮影にあたって、カメラマンにどんな要求をしていますか?
nyonyoko:そのキャラクターと作品の世界観に合ったカメラマンにお願いしますね。カメラマンごとにスタイルが違うので、適したカメラマンだとより良い写真が撮れると感じています。

――広州の動画配信をしている企業と契約していますが、どんなお仕事をしているのですか?
nyonyoko:2018年頃から契約しているんですけど、メインの仕事は広州で開催される動漫イベントのブースに公式コスプレイヤーとして起用されますね。ビリビリ動画でも私が出演している動画を配信しているので、ぜひ観て欲しいです(番号:281551)。
――今後の目標を教えてください。
nyonyoko:『アークナイツ』の多くのコスプレをしたい!どのキャラクターも大変可愛くて個性的だから大好きなんです。「アズールレーン」や『ドールズフロントライン』のコスプレも引き続きしたい!やっぱり一番の目標は日本で皆さんに私のコスプレを披露することです!

画像提供:阳炎型nyonyoko(Twitter:@nyonyoko5871、weibo:阳炎型nyonyoko)