
カヤックは、タイトーが手掛けた1996年のアーケード向け電車運転シミュレーション『電車でGO!』がプレイできるスマートフォン向けサイトを公開しました。これは、スクウェア・エニックスが2020年12月3日に発売するPS4/ニンテンドースイッチ向けソフト『電車でGO!! はしろう山手線』のキャンペーンとして制作されたものです。
同サイトでプレイできる『電車でGO!』は、スマートフォン向けにグラフィックや機能の一部を簡素化しており、さらに運転できるのは山手線渋谷~恵比寿、恵比寿~目黒、目黒~五反田の3つの区間のみとオリジナル版と異なる部分もあります。しかし、『電車でGO!』の面白さはしっかりと再現されており、TwitterなどのSNSで話題になっているのです。
今回はそんな『電車でGO!』をシリーズ初心者である筆者がプレイした感想などを綴ります。
プレイ開始!……その前に

それでは『電車でGO!』のプレイを始めたいと思いますが、対応OSはiOS 12/Android 8以上となっています。プレイしたい人は今のうちにOSのアップデートをしておくといいでしょう。
前述の通り、運転できるのは山手線の渋谷~恵比寿、恵比寿~目黒、目黒~五反田の3つの区間のみとプレイ範囲が限られていますが、SNSのシェア機能を使って自分が叩き出した記録をシェアするサイト独自の要素も搭載されています。
「遊び方」のタブをタップすれば、『電車でGO!』のゲームルールについて画像つきでわかりやすく解説してくれるので、初心者でも安心してプレイできますよ。

ちなみにサウンドのオン・オフの設定は、「遊び方」のタブからいつでも変えられます。電車内でプレイする時は、無音のほうがいいかも?

今回運転するのは205系みたいです。ポリゴンで描かれる電車に懐かしさと愛着が湧きますね。

画面右下のブレーキを左に動かし、画面左下のレバーを下に降ろして出発です。
運転手である筆者は、安全運転を心がけつつも、予定時刻までに次の駅に到着しなければなりません。
「ブレーキとレバーを動かすだけなら簡単なのでは?」とプレイ前の筆者は思っていたのですが、とりわけブレーキは、細心の注意を払って扱わなければなりませんでした。駅に到着後、定められた停止位置に電車を停止させる際、1メートルでもズレたら減点されます。かなりシビアです。

グラフィックは、今のゲームと比べてリアリティを感じません。ただ運転中、電車がすれ違ったり、横切ったりする演出は、これまで最新ゲームをプレイしてきた筆者から見てもエモい!と感じました。

渋谷の次の駅である恵比寿に到着しました。恵比寿駅の停止位置に止めるのは意外と簡単にできました。問題は次の目黒駅です。
余談ですが、山手線の駅の中には、『ロマンシング サガ2』に登場する七英雄の名前のモチーフになった駅があるんですってね。例えば恵比寿はスービエ、五反田はダンターグ……(本当に余談ですみません。でも言いたくて!)。

筆者個人としては目黒駅に停止するのは非常に困難でした。コツを掴むまで2時間くらいかかったような気がします。
そのコツというのは、やはり前述したブレーキです。電車の速度の落ち方と停止位置までの距離(m)を見ながらブレーキを良い具合に調節するというものです。これをマスターしてからは筆者のスコアがどんどん伸びていきました。


当初ボロボロだった評価は、それなりの評価になりました。努力の成果です。
五反田まで無事到着するまでに3時間以上かかりました。渋谷から五反田までというのは非常に狭い範囲ですが、初心者にとっては結構歯ごたえがあります。
しかし、もっとやり込めばハイスコアを目指せるということ!満点の評価になるまではまだまだ時間がかかりそうです!
このように同サイトでプレイできる『電車でGO!』は、機能や運転できる駅が限られており、数時間しか出来ませんでしたが、それでも初心者にとってはシリーズを知る良い機会でした。もちろん、歴代シリーズをクリアしたことがあるゲーマーもスマートフォンでプレイできるのは懐かしい思い出が蘇る体験だと思うので、ぜひサイトにアクセスして楽しんでみましょう。