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源義経が女性!?悩みながらも運命に立ち向かう新作乙女ゲー『ビルシャナ戦姫~源平飛花夢想~』プレイレポ─悲恋エンドの報われなさが刺さる

その分、源頼朝がデレた時の破壊力ときたら、もう。

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源義経が女性!?悩みながらも運命に立ち向かう新作乙女ゲー『ビルシャナ戦姫~源平飛花夢想~』プレイレポ─悲恋エンドの報われなさが刺さる
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9月はオトメイトから、完全新作乙女ゲームが2本発売されました。どちらも和テイストであり、和風な乙女ゲームの新作は久々になります。今回はそのうちのひとつ、源平合戦をテーマにした『ビルシャナ戦姫~源平飛花夢想~』を、まだ買い悩んでいる人のために、どのようなゲームなのか紹介します。

源平合戦で活躍する源義経は女!?



平家と源氏の命運をわけた戦い「平治の乱」。結果は平家が勝ち、敗れた源氏は没落の中にありました。平治の乱で父を無くした主人公は、平家からの温情で生かされ鞍馬寺に預けられます。女であるにも関わらず男として育てられた主人公は、鞍馬寺での変わらない穏やかな生活を望むのですが、周囲からは源氏の御曹司として期待されて苦しむことに。そんな中、巻き込まれる形で平家と揉めごとを起こしてしまい、追われる身となってしまうのです……。

鞍馬寺に預けられた主人公は作中では「遮那王」と呼ばれています。遮那王は、のちの戦で活躍することになる源義経のことで、本来は男性。本作では、そんな源義経が女性だったと描いており、この点がなかなか斬新ですね。

そもそも本作の題材である「源平合戦」は、正しくは「治承・寿永の乱」というもので、6年間にわたる大規模な内乱のことです。簡単にまとめると、当時は平家のトップである平清盛を中心とする平氏政権が治めていましたが、平氏一門が力を持ち過ぎたことで各地で反乱が起こり、やがて崩壊。新たに関東政権が樹立することで、争いが終結します。この関東政権というのが、源頼朝が創始した鎌倉幕府ですね。


『ビルシャナ戦姫~源平飛花夢想~』の主人公とされている源義経は源頼朝の生き別れの弟であり、この「源平合戦」で活躍をする源氏の武将になります。史実での、戦での活躍ぶりはまさに、物語の主人公に相応しい人物と言えるでしょう。

立場や女であることの苦悩



本作の主人公である遮那王は、女性でありながら男として鞍馬寺に預けられます。育ての親である「覚日」は、遮那王に幼少期から兵法と武術を叩き込んでおり、周囲は打倒平家を期待していました。しかし、前述した通り遮那王本人にその意志はなく、平穏な日々を望んでいます。そんな思いとは裏腹に戦乱の世に身を投じることになっていくのですが、作中でも男であると偽らなければならないことを苦悩しており、運命に翻弄されながらも懸命に立ち向かうさまは胸を打たれます。


『ビルシャナ戦姫~源平飛花夢想~』で描かれている平氏と源氏の戦いは、選んだルートによって全く違う展開になります。戦の全体的な流れは同じですが、その時のキャラクターの立場や心情などの違いから異なるストーリーが見えてきます。主人公が源氏側の人間なので攻略キャラクターを含め、平氏を悪く書いているシーンが多くあり、そういった描写が苦手な人はご注意ください。

分岐していく運命、ifエンドも!?



『ビルシャナ戦姫~源平飛花夢想~』は源平合戦での出来事を元にしたシナリオ展開になっていますので、全体としてシリアスな雰囲気のゲームになります。主人公は立ちはだかる問題に度々苦悩することになるのですが、くよくよすることなく早い段階で立ち直るので、そういったストレスは少なく感じました。

また、本作は章仕立ての構成になっており、物語途中の選択肢によってルートが分岐します。攻略キャラクターの個別ルートは早い段階で入ることになりますが、ところどころ共通のシナリオが挟まれています。

また、攻略キャラクターそれぞれに恋愛エンドと悲恋エンドが存在。恋愛エンドでは甘い展開の後日談が、悲恋エンドの報われなさはスチルも相まって心をえぐってきます。ルート途中で終わるバッドエンドにはあっけないものから、悲惨な終わり方をするものも……。心の折れるようなバッドエンドが好きな人にはたまらないかもしれません。


また、乙女ゲームをプレイしていてサブキャラクターが気になる……なんてことがあるのではないでしょうか。『ビルシャナ戦姫~源平飛花夢想~』ではifエンドが用意されており、そのサブキャラクターとの物語を楽しめることができるんです!

がっつり恋愛ができるわけではありませんが、これから恋が始まりそうな甘酸っぱいシナリオになっています。特定の個別ルートをクリアすることで解放され、どの話もしっかりしたボリュームがあります。

筆者もサブキャラクターである「平重衡」が気になっていたのですが、本編では戦闘狂として暴れまわっていた彼との和気あいあいとしたやり取りが見られて感無量でした。

気になった点としては、個別ルートであるにもかかわらず全く同じ話を違うルートでも見ることになり、場面などが少し違うからか既読スキップが出来ないこと。戦闘シーンが立ち絵を動かしたりエフェクトなどで表現されており、単調で少しシュールに感じました。


また、公式Twitterにはおすすめ攻略順が紹介されています。プレイをした筆者の個人的な感想としても、この順番でプレイする方がストーリーの謎が少しずつ解明されていくので良いと思いました。少なくとも攻略制限のある2人は、ラストにする方がより楽しめでしょう。



筆者はプレイ前から源頼朝が気になっていたのですが、主人公に対しての冷酷非情さからデレた時の破壊力は凄かったですね。悲恋エンドも、もしかしたら一番悲惨な結末なのでは?と感じられるほどでした。歴史ものや戦う女主人公が好きな人にはぜひプレイして欲しい作品です!もうひとつのオトメイトの新作『明治活劇 ハイカラ流星組-成敗しませう、世直し稼業-』も楽しみですね。
《アサマレ》
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