大自然に囲まれたキャンプでのアクティビティといえば、ハイキングや釣りといった体を動かす遊びから、ハンモックに揺られながらの読書や仲間同士でのトランプなど、連想するものは人によって様々だと思います。
しかし、本サイトをご覧になられているゲーマーの皆さんの中には、「例え自然に囲まれた環境の中にいようと、がっつりゲームを楽しみたい!」と考える方も多いはず。それがゲームプロデューサーとディレクターによる紹介・解説付きであればなおさら……!
今回DMM GAMESによって行われた『Outward』リアル体験会は、そんなゲーマーたちの願望を叶えてくれる、夢のようなイベントとなりました。美しい木々の緑に囲まれ、自然の美味しい空気を吸い込みながらプレイするゲームはまた格別。『Outward』という作品自体、サバイバル体験を生き抜く内容となっているため、その臨場感はかなりのものです。
「『Outward』の世界観を、皆さんにぜひ体験してほしい!」という高島弘之プロデューサーの言葉通り、本イベントでは大自然を利用した様々な企画が行われました。体験会について、レポートをお届けします!

『Outward』リアル体験会は、まさかの設営準備からスタート!
まずは『Outward』という作品について、簡単にご紹介しておきましょう。本作は2019年にリリースされたオープンワールドRPGで、今年12月10日にPS4/Xbox One/PC(DMM GAME PLAYER)に向けた日本語版がリリースされることになります。

プレイヤーは過酷なファンタジー世界を生き抜く冒険者となり、様々なスポットやダンジョンを探索します。冒険の途中では、出現する凶悪なモンスターたちにはもちろん、自身の体調管理にも気を配らなくてはなりません。
何も食べないままでいると飢えにより、防寒対策を万全にしていなければ病気により命を落としてしまうこともしばしば。このようにファンタジー世界でのサバイバル生活で発生する多くの出来事が用意されており、ゲームプレイに緊張感を与えつつ、味わい深い内容にしています。

そんな『Outward』リアル体験会は、キャンプ道具の設営準備からスタート。飲み物をたっぷり詰め込んだクーラーボックスや食料、テントなど、必要な道具を全員で運び込んでいきます。キャンプ場まで持ち込む道具は、重いものから軽いものまで実に様々。
もちろん、持ち運ぶ道具が重くなるほど、体力や時間を多く費やすことに。筆者はかなりの重量があるバーベキューセットを、3人がかりで運び込むこととなりました。


サバイバル要素を多く含んだ本作でも、リュックに重量の大きなアイテムを入れて持ち運ぼうとするほどキャラクターの動きが遅くなり、敵からの攻撃が回避しにくくなってしまうといった、リアルな仕様になっています。
そのため、リュックに入れるアイテムを厳選したり、リュックを地面に下ろして身軽な状態で戦闘に挑む必要が生じます。

また、本作はローカルまたはオンラインで、画面を上下に分割した協力プレイを行うことが可能です。本イベントで参加者同士で協力しながら設営準備を行ったように、本作でも家族や友達と助け合いながら、楽しくプレイができるようになっています。

レクリエーションではメディア対抗戦が勃発!
設営が終わると、メディア対抗による様々なレクリエーションが開始となりました。最初に行われたのが、吸盤付きの矢を用いたアーチェリー体験。テレビやゲームの世界でしか見たことが無いようなアイテムに戸惑いつつも、じわじわとテンションが上がっていく一同……!
実際に弓を使ってみると、想像以上に弦を引くのに力が必要なことに驚かされます。弓自体もそこそこの重量があり、弓を引いた姿勢を作るのにも一苦労。矢を放つことで精一杯な筆者でしたが、ビギナーズラックもあり、10点中8点の的に当てることに成功!思わずその場から飛び上がってしまいそうな嬉しさがありました。


続いて行われた火起こし体験では、アーチェリーで高得点を出したメディア順に、有利なアイテムが配られていきます。本メディアが配られたアイテムは、なんとチャッカマン!他のメディアには火打石のような見た目の「ファイアースターター」、原始体験が味わえる「きりもみ式 火起こしセット」といったアイテムが配られる中、だんぜん有利な立場にいることは明らかです。
「始まる前から1位が決まったようなもの!」とほくそ笑む筆者と編集部でしたが、薪に火を付けることがなかなかできません。チャッカマンを用いて新聞紙や牛乳パックなどに火を付けることは簡単なのですが、なかなか薪まで火が回ってくれないのです。


チャッカマンという無双武器を上手く扱うことができず、勝負は2位という悔しい結果に。MCの荒木美鈴さんから「チャッカマンでも2位!」と楽しくいじられながら、火起こし体験は終了となりました。

『Outward』では剣や斧、槍など使用し、盗賊やモンスターとの戦闘を繰り広げることになります。日々の食料を確保をするために、狩りで弓を利用する場面も多いです。武器を上手く扱えず攻撃を外してしまっときの悔しさや、渾身の一撃が当たったときの嬉しさなども、本作ではしっかりと盛り込まれています。

また、キャラクターは魔法を習得することも可能ですが、詠唱一つで唱えられるほど『Outward』の世界は甘くないようです。炎の呪文を使うには、魔法陣を描いて火花を発生させ、火の玉を形成させるといった特定のプロセスが必要になります。
火起こしの苦労を身をもって体験したばかりの筆者ですが、そのぶん、後述する先行体験ではキャラクターへ強く感情移入することができました。アウトドアの経験が多い方ほど、本作のサバイバル要素にはグッと来るものがあることは間違いありません。
『Outward』先行体験の模様をお届け!
レクリエーションをたっぷりと楽しんだ後は、本イベントの目玉となる『Outward』先行体験会がスタート。フォレストサンズ長瀞では電源サイトが利用でき、大自然の中でも問題なくPS4でのゲームプレイを堪能することができました。


「過酷なサバイバル」要素を謳っている通り、ゲームプレイの歯ごたえはかなりのもの。敵との戦闘はボタン連打のようなゴリ押しでは上手くいかず、敵の動きを見切ったり、しっかりとガードを行ったりしながら戦うのが基本となっています。
オープンワールドによる広大なマップには、冒険に役立つアイテムが点在。豊富なロケーションを楽しみながら主人公を強化できるため、時間をかけてやり込んでみたくなる魅力がありました。


敵との戦闘に敗れると「敗戦シナリオ」が始まり、キャラクターはランダムな場所で復活します。筆者は盗賊との争いに敗北してしまい、捕虜として遠くの場所へと連れていかれることに……!この後の展開が気になりながらも、残念ながら体験会は終了の時間を迎えました。

体験会の後には、大量の豚肉や鶏肉を豪快に使用したバーベキューが実施。どの食材を口にすることができるかは、それぞれのメディアによるキャンプ場の探索結果に由来するなど、最後までサバイバル気分が味わえるイベントとなりました。






歯ごたえのあるサバイバル体験を求めている方にとって、大きな達成感を与えてくれること間違いなしの『Outward』。本作は、12月10日にPS4/Xbox One/PC(DMM GAME PLAYER)にて発売予定です。
取材協力:DMM GAMES