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PS5『デモンズソウル』インプレ―最高体験とフォトモードのせいで時間超溶ける!

最高の体験を味わえました。

ソニー PS5
PS5『デモンズソウル』インプレ―最高体験とフォトモードのせいで時間超溶ける!
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Bluepoint Gamesがリメイクを手掛けるPS5専用ソフト『デモンズソウル』がいよいよ発売されました。

オリジナル版は、フロム・ソフトウェアとSCEジャパンスタジオ(現:SIEジャパンスタジオ)がタッグを組み、2009年にPS3向けに発売したアクションRPG。死にながら攻略方法を見つけ出す「死にゲー」の代表作として、多くのゲーマーから高い評価を獲得しています。

オリジナル版の魅力のひとつとしてあげるのが、徹底的に作り込まれたダークファンタジーの世界観です。中世ヨーロッパの城をモチーフにしたボーレタリア王城の荘厳さにしても、何が潜んでいるかわからない危うさがあるストーンファング坑道にしても、リアリティとかけ離れつつも他のファンタジー作品にはない説得力が感じられるのです。そしてファンタジーには欠かせないどこか朧げな雰囲気が特徴でした。

そんなオリジナル版がリメイクによってどのような進化を遂げたのか、まだプレイし始めて10時間程度ですが確認してきました。

刷新されたキャラクリの感想は?



リメイク版で刷新されたキャラクタークリエイトは、確かにオリジナル版より優れていることは間違いないですが、他のキャラクタークリエイトが搭載されたゲームと比較すると特筆する点はないとは思いました。

顔の部分は、各種パーツが用意されており、プレイヤーはそれを選んでパーツを大きくしたり、位置を変えたりと調整できます。美人もイケメンも作れますが、髪型の種類がそこまで豊富ではないので、有名人を再現するのは難しそう。

キャラクターのプリセットが用意されているのは、キャラクタークリエイトが苦手な人にとっては嬉しいのではないでしょうか。そこから顔のパーツを微調整すれば、いい具合にキャラクターが出来上がると思います。

ちなみに、上記のイケメンキャラクターは、プリセットから作り上げました。

PS5によって美麗になったボーレタリア王城



やはり特筆すべきはPS5の性能によって美しくなったグラフィックでしょう。

筆者は、ボーレタリア王城の美しい風景に目を奪われ、フォトモード(後述で記載します)を起動して何枚ものスクリーンショットを撮影しました。ゲームをプレイするだけでも十分楽しいのですが、スクショ映えするスポットを探すだけでも楽しめたのです。

『アサシン クリード』シリーズのように、戦闘要素を排除した観光向けのディスカバリーモードが欲しいところです。

ただ、リメイク版のグラフィックはすべてにおいて詳細に描かれていて、朧げに表現されていたオリジナル版とは別物のように感じました。どちらに優劣があるのかというよりは、オリジナル版にはオリジナル版の、リメイク版にはリメイク版のグラフィックの良さがあると思います。

フォトモードのために本作を買っても良い!



前述の通り、本作ではフォトモードが搭載されました。

これによってボーレタリア王城の美しい風景をただ撮影するだけではなく、激しい戦闘シーンを激写したり、ちょっとネタになりそうな一枚を撮ったりできるように。

フォトモード起動するとゲームの時間は止まりますが、オンラインマルチプレイ時だとゲームの時間は止まりません。フォトモードは基本的な機能のほかに、プレイヤーキャラクターの兜を取ったり、プレイヤーキャラクターの姿を消したり、表情を変えたり出来ます。


イケメンキャラクターにすごい表情させたら不細工になりました。これは色々撮影が捗りそうです。


また、通常のゲームプレイでは見られない視点でオブジェクトが見られるのも面白いところです。おかげで「ここはどうなってるんだろう?」と思ったら、フォトモードを起動するクセがつきました。

ただ、フォトモード起動中はカメラを自由自在に動かせるため、ダンジョンの先にいる敵の配置がバレてしまう可能性があります。初見プレイヤーはネタバレ回避しつつ、敵の攻撃or高所からの落下は不可避で死んでください。

日本語音声とキャラの表情



本作では、日本語音声が追加されました。

これによってストーリーの内容が頭の中にスッと入るようになったと思います。それにキャラクターが表情豊かになり、感情移入しやすくなりました。

ただ、オリジナル版の「表情豊かじゃないキャラが異国語で話す」というのは、前述した朧げな雰囲気を強めていた要素のひとつだと筆者は考えます。細かいところですが、こういった要素のひとつひとつが今の時代に合わせて進化しているため、オリジナル版の世界観とは別物のような印象を受けました。

操作性?ヒント機能?気になる要素



バトルの操作性は、『ソウル』シリーズのひとつとして属するものの、やはりオリジナル版とは異なる感覚に個人的に思えました。

その感覚には、美しくなったグラフィックや豪華になったエフェクト、ハプティックフィードバックといったDualSense ワイヤレスコントローラーの機能なども多大な影響を与えていると思います。

特に、ハプティックフィードバックの機能には感動しました。例えば、攻撃する対象によってコントローラーの振動が違いますし、塔の騎士が巨大な盾を地面に叩きつける振動が詳細に伝わってきます。パリィからの一撃必殺の動作も、この機能によって忠実に表現されており、振動が伝わってきた時は、まるで自分とプレイヤーキャラクターがシンクロしているような感覚が味わえて、最高に気持ち良かったです。

リメイク版とオリジナル版、どちらも棲み分けして楽しめるのではないでしょうか。


そしてPS5のヒント機能ですが、あくまでヒントといった印象で肝心な情報は避けていました。一方、ヒント情報の中には、ゲームの世界設定も綴られているので、逆に、クリア済みのプレイヤーも楽しめる作りになっています。




筆者の感想を一言で表現すると「時間が超溶ける!」って感じです。2時間くらいプレイしたと思ったら余裕で4時間30分くらい過ぎていました。恐ろしい……面白い……!

ゲーム自体が最高に面白いのに、そこにフォトモードが追加されたことによって、もう「戦う戦場カメラマン」って感じで忙しいです。しかも、フォトモードはオンラインマルチプレイ時でも対応しているのだから、フレンドと一緒に最高の一枚を撮ることも可能です。

まだオンラインマルチプレイの最大人数である6人が、同時に画面に登場する迫力さは体験できていないので、これから体験してきます!
《真ゲマ》

『ドラゴンフォース』が一番好き 真ゲマ

吉田輝和の絵日記やトイレオブザイヤー、ギャグ漫画「ヴァンパイアハンター・トド丸」、洋ゲー漫画「メガロポリス・ノックダウン・リローデッド」など、これまでゲームメディア業界に影響を与える様々な企画を立ち上げてきました。他社メディアでも活動中なので、気軽にお仕事の依頼をお願いします。 ちなみに、ユウキレイ先生が手掛ける4コマ漫画「まほろば小町ハルヒノさん」(まんがタイムで連載中)で教師役として出演中です。

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