
ソニー・インタラクティブエンタテインメントは、6月11日に発売を予定しているPS5用アクションアドベンチャーシリーズ最新作『ラチェット&クランク パラレル・トラブル』を開発したInsomniac Gamesの社員が、同作のアクセシビリティ機能を紹介するブログを公開しました。


本作のアクセシビリティ機能の1つであるコントラストオプションでは、ハイコントラスト背景やシェーダーの設定が用意されており、プレイヤーは各設定を個別に、または組み合わせて使用できます。

ハイコントラスト背景のオプションでは、背景の彩度を下げ、敵やほかの動き回るオブジェクトなどの要素はフルカラーのまま、くっきりと表示させることができます。

ヒーロー、味方、敵用のシェーダーもあり、10色から選択が可能。敵に関してはシルエットもさまざまで、形だけで簡単に見分けることができるため、全ての種類の敵に対してシェーダーを1種類、ボス用に別のもう1種類を割り当てているといいます。

本作ではインタラクタブル、ハザード、コレクタブルという3つの新しいシェーダーのカテゴリが追加され、これらを使用すると移動中や敵との対峙中にキーアイテムが強調表示されるようになります。
またショートカット機能があり、本作では方向キー全てがデフォルトで武器のクイック選択に設定されているため、プレイヤーは武器を素早く切り替えられます。 各方向キーはコントラストオプションのオン/オフ切り替えや武器のスローイングなど、様々なオプションのボタン割り当てを好みによって変更が可能です。
このショートカット機能に含まれている「ゲーム速度」のオプションでは、プレイヤーはショートカットボタンにゲーム速度を通常の70%、50%、30%に変更する機能を割り当てられます。速度の割り当てをしたショートカットボタンを押すと、選択した速度にゲームをスピードダウンさせたり、再度同じボタンを押して普通の速度に戻すことができます。
このオプションは、敵との戦闘中に圧倒されてしまうことがある、または動き回るシチュエーションで素早いボタン入力が難しかった、などのプレイヤーからの声に応える形で、認識アクセシビリティ及び運動アクセシビリティの一部として追加したとのことです。
そのほかのアクセシビリティ機能については、こちらのサイトにてご確認ください。
なお、SIEのアクセシビリティ関連の取り組みは、毎年5月の第3木曜日(2021年は5月20日)のGAAD(Global Accessibility Awareness Day)にあわせて掲載されたブログでも紹介されています。