“平凡”とはかけ離れた配信スタイル

トークはもちろん、突拍子のない企画センスも周央さんの大きな魅力です。10月12日に行われた「朗読(実質歌枠)」の配信では、楽曲を歌うのではなく、心を込めながら歌詞を朗読する企画に挑戦。その中の1曲として「SOUL'd OUT」の「ウェカピポ」をチョイスしており、ただ者ならぬセンスを感じさせます。
他のVTuberと同様、ゲーム配信も積極的に行いますが、一味違ったスパイスを追加するのが周央サンゴ流。8月15日には「カゲロウプロジェクト」の楽曲を口ずさみつつ、『スーパーマリオブラザーズ』をプレイ。そこで周央さんはゲームの最中に時間を巻き戻す機能を使い、クリボーたちの死を避けるためのループを繰り返しました。
他にも、1ミリも野球を知らない「ミリしら」状態でファミコンソフトの『ベースボール』をプレイするなど、彼女の配信はオリジナリティ満載。ゲームに合わせたロールプレイも欠かさないため、「環境保全家」「環境破壊おじさんことシヴァ神」「無免許医師」「帝華のミッチャーことたむけん」といったカオスな肩書きが無数に生まれています。
10月25日には、「ニコニコ動画」に投稿した動画に付いたコメントをリアルタイムで「ニコる」企画を実施。その際、「ニコる」機能を使うためだけに「ニコニコ動画」のプレミアム会員に登録したことを明かしています。
ちなみに10月26日には公式番組「週刊ニコニコインフォ」にて、思わぬ形で周央さんがピックアップされることに。ドワンゴ専務取締役COOにして「ニコニコ」運営代表の栗田穣崇氏が、周央さんがプレミアム会員となったことに名指しで言及したのです。しかも「『ニコる』をしたいからプレ垢に入りますっていうのをキャッチしました」と、詳しい経緯まで押さえられており、なかなかシュールな光景でした。
公式にも認知され、もはやニコニコの申し子となりつつある周央さん。「空前の周央サンゴブーム」というタグも大盛り上がりしているので、気になる人はぜひ一度覗いてみてはいかがでしょう。