
コナミが手掛ける、PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S/Steam/ニンテンドースイッチ/スマホ向け『遊戯王 マスターデュエル』で、2月17日から初イベント「エクシーズフェスティバル」が開始。「黄金卿エルドリッチ」などが禁止カードに指定されたり、“自爆デッキ”が大流行したりと様々な話題を集めています。

そんな中、新しいストラクチャーデッキ「レイジ・オブ・サイファー」がさりげなく追加されていました。こちらには「サイファー」というテーマのカードが収録されています。その中身を見ていきましょう。
◆敵を退かしてアタックするのが楽しい「サイファー」

サイファーはアニメ『遊戯王 ARC-V』で登場したテーマカード。フィニッシャーとなるのは、エクシーズモンスターの「銀河眼の光波竜」とその派生モンスターです。この「銀河眼の光波竜」には、相手モンスターのコントロールを奪い、そのモンスターを「銀河眼の光波竜」として扱う効果を持ちます。これで敵フィールドからモンスターを退かしつつ、戦闘が行えます。

さらに、ランク10の「銀河眼の極光波竜」は「銀河眼の光波竜」の上に重ねてエクシーズ召喚できます。奪ったモンスターの上に重ねれば、敵モンスターを除去しつつ、自分のモンスターを展開できます。
◆「光波複葉機」と「光波双顎機」でランク8が即誕生

「サイファー」カードはモンスターのレベルを操作する効果を多く持ちます。例えば「光波複葉機」は、「サイファー」モンスターが召喚・特殊召喚された時に手札から特殊召喚でき、さらに自分フィールドの「サイファー」モンスター2体のレベルをターン終了時まで8にします。

「サイファー」モンスターをリクルートする「光波双顎機」を使えば、すぐにエクシーズが可能です。魔法カードの「光波干渉」があれば、攻撃力を爆上げして、油断している敵に大ダメージを与えられます。

このように「サイファー」デッキは「銀河眼の光波竜で敵を退かして殴る」のが基本戦術になります。特別強いテーマではないですが、とにかくパワーで敵を押して行きたい方は、気に入る事でしょう。
◆光属性の強い味方「オネスト」も収録

またサラッと汎用カードとして、かつて制限カードだった「オネスト」も収録しています。このカードは、自分の光属性モンスターが戦闘を行う時に手札から墓地に送ることで、相手の攻撃力の数値分、自分の光属性モンスターの攻撃力を上げられます。


例えば自分の「黄金卿エルドリッチ」(攻撃力2,500)が、相手の「青眼の白龍」(攻撃力3,000)から攻撃を受けたとします。この時「オネスト」を使えば、あら不思議、エルドリッチの攻撃力が5,500に上昇し、敵を返り討ちにしてくれるのです。
最近はフィールドのモンスターを全て除去してから攻撃を始める場合も多く、いささか評価が下がっています。が、それでもこのカードを手札に持っていれば、自分の光属性モンスターが戦闘で敗北することがほぼなくなるでしょう。その手軽さから、全盛期には「ダメステ良いですか?」「オネストで」の流れで、多くのエースモンスターが何でもない光属性モンスターに討ち取られていきました。
◆脳筋好きからドラゴン族or光属性まで重宝できそう

その他「レイジ・オブ・サイファー」には「輝光竜セイファート」や「星雲龍ネビュラ」など、光・闇属性のドラゴン族をサポートするカードも入っています。
「サイファー」デッキを組みたい人はもちろん、ドラゴン族のデッキや光属性のデッキを使っている人なら、購入を検討しても良いでしょう。もちろんエクシーズ・フェスティバルに向けて、デッキを新調したい人にもおすすめです。