
『実況パワフルプロ野球』シリーズや『パワプロクンポケット』シリーズにおける名物キャラクター「メガネ一族」。「~でやんす」に代表される特徴的な口調で、三枚目のようなイメージがありますが、実はあまり知られていない“裏設定”が存在しているそうです。
一族に共通している要素とは
「メガネ一族」とは、『パワプロ』シリーズに登場する矢部明雄、『パワポケ』シリーズの凡田大介や亀田光夫、湯田浩一といったキャラクターを指す言葉。それぞれ見た目に若干の違いはあるものの、基本的にはメガネをかけており、なんらかのマニアという共通点を持っています。

サクセスモードでは主人公の相棒として登場し、お互いに切磋琢磨し合う仲。主人公を奮起させたり、時にはトラブルに巻き込んだりすることもありますが、そこも含めて彼らの魅力の1つと言えるでしょう。
選手としての特徴は足が早く、守備力も優秀。モブキャラクターに比べると高い能力値を誇っているので、サクセスモード中はつねにレギュラーとして欠かせない貴重な存在と言えますね。
そんな「メガネ一族」ですが、ただ容姿が似ているだけではない様子。なんと、ほぼ全員が同じ男性を父に持つ“異母兄妹”なのだそう。
さらに、『実況パワフルプロ野球6』などに登場した矢部の姉である矢部徳子や『パワプロクンポケット4』などに登場した天本玲泉も“メガネ一族”の1人。似ても似つかないような気もしますが、矢部に関してはメガネを外すと姉にそっくりという設定が存在しているので、他の一族もみんな似た素顔なのかもしれません。

「メガネ一族」の根源は?
ここで気になるのは、「メガネ一族」を生み出した父親の存在。シリーズをプレイしているとその足跡を少しだけ辿れるのですが、詳細については未だに謎に包まれています。
しかし、シリーズ第1作目となる『パワプロクンポケット』では、亀田が興味深いことを語っていました。彼によると、“矢部”という姓の男性がたまに養育費を渡しに来るのだとか。

この事実を知っているのはごくわずかで、『パワプロクンポケット14』の時点では凡田、天本、山田平吉の3人。ちなみに『パワプロクンポケット2』で凡田に対して「メガネ一族」のことを尋ねると、泣き出してその場を去ってしまう一幕が。一体どんな家庭事情が隠されているのか、気になってしまいます。
少し“闇”を感じる「メガネ一族」の家庭事情ですが、今後その設定が掘り下げられる日は来るのでしょうか。あるいは、真実を知らないままのほうがプレイヤーも主人公も幸せなのかもしれませんが…。