PS5/PS4/ニンテンドースイッチ/Steam向けアクションRPG『Fate/Samurai Remnant』の1stトレイラー公開に伴い、公式サイトが更新。ストーリーや登場キャラクター、ゲームシステムなどの最新情報が公開されました。
本作は『Fate』シリーズの完全新作アクションRPG。江戸時代を舞台に、七組のマスターとサーヴァントが互いの願いをかけて殺し合う新たな聖杯戦争「盈月の儀」を描きます。開発はコーエーテクモゲームスの『無双』シリーズで知られるω-Forceが担当。監修をTYPE-MOONが務めます。
◆ストーリー
慶安四年、江戸。
かの神君家康公の開府より四十八年、徳川の治世は四代目将軍・家綱へと受け継がれていた。
江戸に住まう民は日ごと増え、その繁栄を謳歌しているかに見えたが、相次ぐ大名の改易や取り潰しにより、巷には浪人が溢れ、泰平の世にわずかながら翳りが差して見えた―――
そんな江戸の一町、浅草の長屋街に、一人の青年がいた。
名を宮本伊織。かの大剣豪・宮本武蔵の養子にして弟子である。
仕官の道を選ばず、剣の腕を鍛える日々を送る伊織は、ある日、己の手の甲に見慣れぬ痣が浮かんでいるのに気付く。
それは、血煙と謀略の渦巻く恐るべき戦いに、伊織が我知らず身を投じる事になる兆しであった。
万物の願望機たる“盈月えいげつ”を巡る戦い―――“盈月の儀”。
儀の担い手たる七人の“願いし者”、すなわちマスター。
マスターにより現世へと喚ばれた七騎の英霊、すなわちサーヴァント。
七人七騎の主従による殺し合いが、幕を開ける。

◆登場キャラクター
■セイバーのマスター:宮本伊織(CV.河西健吾)
「江戸の民草の多くが死ぬだろう―――悪しき事、許されぬ事だ。」
大剣豪・宮本武蔵の養子にして弟子。江戸は浅草に住まう浪人。二天一流を修めた凄腕の剣士だが、武蔵はその奥義を伝える前に世を去った。いまだ極められぬ剣の道を求めて、日銭を稼ぎながらも鍛錬に勤しむ日々を送っている。


■セイバー(CV.山村響)
「弱い。きみ、剣以外の能はないのか?」
「剣士」のクラスを持つサーヴァント。古風な装いを纏い、波打つ剣を振るう。突如として伊織の前に現れ、その危機を救ったが、伊織を弱いと断じ、“盈月えいげつの儀”を一人で戦うと言って憚らない。平穏な江戸の町並みに興味津々な様子。


■小笠原カヤ(CV.久野美咲)
「つまり―――いくさですね!いくさであれば、無論お手伝いします!」
宮本伊織の義妹。養父・宮本武蔵亡き後は、小笠原家に養女として引き取られた。何かと無茶をしがちな兄を案じ、足繫く浅草へ通っては、甲斐甲斐しく世話を焼いている。

■紅玉の書(CV.茶風林)
「精々縁を大切にすることだ。……無論、この老骨との縁もな?」
宮本武蔵の遺産の一つである、西洋魔術書。意思を持ち、宙に浮き、人の如く喋る。伊織にとっての魔術の師であり、自称、武蔵亡き後の親代わりのような存在。

■アーチャーのマスター:鄭成功(CV.前野智昭)
「惻隠そくいんの心無きは、人に非ざるなり───罪なき人々が死ぬのは、嫌いだ。」
英姿颯爽たる、快活な武人。先の南明皇帝であった隆武帝に重用され、国姓爺とも呼ばれる将帥。明の商人の子だが、母は日ノ本の生まれである。


■アーチャー(CV.???)
鄭成功のサーヴァント。現時点で詳細は不明。
■ランサーのマスター:地右衛門(CV.岡本信彦)
「奪い尽くす。燃やし尽くす。俺のこの手で、何もかも……!」
幾重にも顔に布を巻いた、謎めく男。かつて天草島原で起こった、泰平の世を揺るがす大乱の生き残り。持てるものはなく、ひとり江戸へと現れる。


■ランサー(CV.坂本真綾)
「……灰は灰、塵は塵。すべてを―――等しく燃やし尽くしましょう。」
「槍兵」のクラスを持つサーヴァント。二本の槍と黒炎を操り、戦場に昏い花を咲かせる。常に陰鬱とした様子なのには、何か理由があるようだが……。


■ライダーのマスター:由井正雪(CV.田村睦心)
「願いし者マスターの自覚なき者を斬るは、我が信条に悖もとる。」
烈士にして軍学者。多くの浪人に慕われ、江戸で軍学塾を開いている。幕府に思うところがあるようだが、“盈月の儀”を前に仕官を決める。


■ライダー(CV.???)
「無知な者を無知なまま殺すことも、慈悲かと。」
「騎兵」のクラスを持つサーヴァント。黒鎧に身を包んだ、寡黙なる武者。身の丈ほどもある大太刀を淡々と振るい、無慈悲に敵を屠る。


■キャスターのマスター:???(CV.???)
詳細不明。顔を隠した怪しげな雰囲気の人物で、1stトレイラーでは儀式らしきものを進めている様子が確認できます。

■キャスター(CV.???)
同じく詳細不明。1stトレイラーでは儀式を進めるマスターの背後に控えていました。

■アサシンのマスター:ドロテア・コイエット(CV.平野綾)
「解っていないわね。私たち魔術師が目指すものが何か───」
ガレオン船に乗って日ノ本へと来航した、異国の少女。スウェーデン貴族フレデリック・コイエットの娘であり、魔術の最高学府たる時計塔に所属する魔術師。


■アサシン(CV.???)
詳細不明。1stトレイラーではアサシンの能力なのか、腕を伸ばしてマスターを引き上げたり、不気味な巨大生物を従える様子が見て取れます。

■バーサーカーのマスター:高尾太夫(CV.小清水亜美)
「───吉原の女は強いんだよ。誰が失せた、誰が逝ったでしょぼくれたりしない。」
吉原の楼閣・三浦屋の遊女。江戸で一、二を争う評判の美女で、大名をはじめ数多の男を魅了して止まないという。太夫とは最高位の遊女のことで、三大太夫の一人として持て囃されている。
1stトレイラーではいかにもサーヴァントといった筋骨隆々な男性を従えていましたが、本当は宮本武蔵のマスターだった模様。男性の正体や関係性が気になるところです。


■バーサーカー(CV.佐倉綾音)
「流れ流れて何処の江戸か。慣れた霊基と違えども、腰の二刀は変わりなし!」
「狂戦士」のクラスを持つサーヴァント。真名・新免武蔵守藤原玄信。宮本武蔵とも。宮本伊織の師匠にして、二天一流の創始者、天下無敵の大剣豪。……だが、伊織の知る師匠とは些か、いやかなり、姿形が異なる模様。


◆時にマスター、時にサーヴァントを操作する協力バトル
戦闘では、マスターとサーヴァントによる協力バトルが展開。時にマスター、時にサーヴァントを操作し、敵や状況を見極めながら、様々な攻撃を駆使して戦闘を進めます。
■伊織のアクション
マスターである伊織は、刀を武器にそれぞれ特徴のある「五つの型」を状況に応じ切り替えて戦います。例えば「地の型」は防御に優れ、「水の型」は手数が多いといった感じ。


また、刀の通じない相手には魔術で対抗することも可能。伊織の魔術は「炎蛇」といい、掌から火炎を放つ火遁の魔術です。伊織はこのような、紅玉の書より学んだ「宝石魔術」による火炎攻撃を得意としています。

■セイバーのアクション
一方のセイバーは、人並外れたサーヴァントとしての力を武器に活躍。剣から水を迸らせ、強敵も容易く屠るといいます。なお、伊織を操作している間は、自身の考えで立ち回ってくれます。
また、マスターである伊織の呼びかけに応え、共鳴ゲージを消費することで発動する強力なアクション「共鳴絶技」も存在。共鳴ゲージはバトル中の伊織の攻撃に応じて溜まっていくほか、探索中にセイバーと共鳴するような行動によっても上昇します。

そして、サーヴァントたちの逸話や伝説に紐づく、その象徴とも言うべき切り札である「宝具」は、ゲージを消費して発動できる超強力なアクション「必殺技」という扱いに。今回は宮本武蔵の宝具「六道五輪・倶利伽羅天象 」が紹介されています。

■マスターとサーヴァントの協力技
人である伊織の刀は、サーヴァントなどの強大な敵には通じないとのこと。そういった敵は攻撃を弾く「外殻ゲージ」を持っており、伊織だけでは太刀打ちできません。

外殻ゲージは攻撃後の隙をついたり、伊織がセイバーの呼びかけに答えることで発動する「協力技」で削ることができます。協力技は威力もさることながら、共鳴ゲージを増加させる効果も。外殻ゲージを全て削りきると、伊織もダメージを与えられるようになります。

◆江戸各地を巡る探索要素
劇中では吉原、神田、赤坂など、様々な江戸の名所が登場。探索中に他のマスターと戦うこともあれば、成長の糧を得られることもあるといいます。



人の身では届かないような高さでもセイバーと協力することで踏破できたり、入り組んだ建物の隙間を縫って進んだりといったプレイも。


このほかにも住民たちとの交流や、体力と共鳴ゲージを回復できる屋台巡りに犬猫との触れ合いなどを楽しめます。



『Fate/Samurai Remnant』は2023年9月28日に発売予定(※Steam版は9月29日)。価格は通常版が9,680円(税込)、「TREASURE BOX」が17,380円(税込)、「TREASURE BOX+フィギュアDXver.」が49,380円(税込)、「Digital Deluxe Edition」が17,028円(税込)です。公式サイトでは各店舗特典も紹介されているので、あわせてご確認ください。
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