
2023年10月26日にBluepochから配信予定となる注目の新作タイトル『リバース:1999』。本作は1999年以降、時代が逆行し続けてしまう世界で紡がれる世紀末タイムリバースRPGです。
「TGS2023」では専用ブースが設置。さらにゲームの豪華キャスト陣たちを招いた公式生放送「ストーム情報局」もYouTubeにて放送されていました。
インサイドでも度々取り上げてきた本作ですが、現在『リバース:1999』の公式Discord内では、開発チームからのコメントやゲーム内アートワークの数々を公開中です。そこで今回は公式スタッフさんの協力を得て「開発チームからの手紙」として公開されている資料の数々を補足を交えながら部分的に紹介していきます。
まだ本作について知らない、あるいは名前やキービジュアルだけは見聞きしたという方も、ぜひゲームの魅力に触れていただけたらと思います。
◆ プレイヤーたちと共に旅をする仲間たち「アルカニスト」
『リバース:1999』は神秘学をテーマとしたRPGカードストラテジーゲームです。
「神秘学」というキーワードについて、あまりご存知ではない方も、豊富な知識を持っている方もいらっしゃると思います。この世には不可思議で神秘的な力や、秘匿されたいにしえの叡智、そして常識から逸脱したイレギュラーな物事が存在しています。
私たちはそのすべてを「神秘学」と呼んでいます。言葉では説明しづらいですが、なかなか興味深い考え方だとは思いませんか?
『リバース:1999』では、主に以下の2つの設定を神秘学を練り込んでいます。
1つ目は全体の世界観の構築。「神秘学家」たちは社会にとって不可欠な存在として、時代の発展を推し進め、世界に変革をもたらしています。
そして2つ目はよりストレートで、神秘学家たちの神秘術です。 まじない、占い、錬金術、魔法薬学、エンチャント、神秘生物学…この世界では由緒ある血統を持つドルイドや、近代において名高い「人工夢遊」療法を研究する学者などと出会うことができます。
彼らにはとある共通点があり、誰一人の例外なく、社会の本流から外れた“神秘的な世界”からやってきました。この世界こそが、私たちが表現したいものでもあります。
『リバース:1999』公式Discord Vol1丨開発チームからの手紙 より
神秘学家という特別な設定があるため、『リバース:1999』では既存の概念と一味違ったキャラクターを見つけることができましょう。
例えば、赤髮のドルイドや、魔法薬の名家のお嬢様など、他にもブラウン管の向こう側にいるTTT、たおやかで礼儀正しいミス・ラジオ、光学を研究しているミスター・レッドボールなど、個性豊かな神秘学家たちが皆様との出会いを待ち望んでおります。
『リバース:1999』公式Discord Vol2丨開発チームからの手紙 より
本作は逆行し続ける世界で旅をする主人公のほかに、「神秘学家(アルカニスト)」と呼ばれる神秘的な力を持ったキャラクターたちが多数登場しています。
彼らは常人と異なる特殊な力を持つがため、社会的に多くの人々から疎まれてきた存在です。作中でも周りの人々から邪険に扱われる描写がありますが、ゲームではそんなアルカニストたちと共に旅をしていくことになります。


個性豊かなアルカニストたちは、なんと言っても本作の大きな魅力でしょう。可愛らしく魅力的なキャラクターたちはしっかりと抑えつつ、他の作品では到底考えつかないようなキャラクターたちが豊富なのです。
とりわけ印象深いキャラクターとしては、作中で度々活躍してくれる心強い仲間の一人のAPPLeでしょう。彼は自分の意志を持ち、人間と会話することができる文字通り果物の“りんご”。しかもイケボです。

アルカニストは、ゲームの都合上ただ主人公たちと共に旅をするだけではなく、物語本編においても重要な役割を持つ存在です。
個性派揃いなアルカニストのキャラクター性を楽しみながら、物語本編での活躍も注目してみてください。
◆ “物語”の主人公を務めるのはプレイヤーではなく少女「ヴェルティ」
主人公=プレイヤーではなく、「ヴェルティ」という独立した人格を持ったキャラクターであることで、ゲームへの没入感が削がれてしまうのでは、と懸念を抱いている方も多いではないでしょうか。
このことについて、開発チームは幾度もディスカッションを重ねてきました。
そして、主人公はハッキリとした独立の人格を持ったキャラクターである方が、より積極的にストーリーに干渉することができ、その結果、物語をわかりやすく伝えて、プレイヤーの共感を引き起こすことができるという結論に至りました。
最終的に、私たちは主人公の役をヴェルティに託しました。皆様がストーリーを体験していくうちに、私たちの勇敢な主人公を好きになっていただけますと嬉しいです。
『リバース:1999』公式Discord Vol2丨開発チームからの手紙 より

多くのスマートフォンゲームが主人公をプレイヤーとする中で、『リバース:1999』では「ヴェルティ」という1人のキャラクターが物語の主人公を務めています。
ヴェルティは明確な人格を持ち、プレイヤーの分身とは言い難い存在です。それでも彼女の視点、あるいは別のキャラクターの視点からも描写される本作のシナリオは、ノベルゲームのような高い没入感をもたらしてくれます。

豪華キャスト陣たちがフルボイスで贈るストーリーはかなりのボリューム感。また、ジャズのようにどこか落ち着きのある劇伴も作品のテイストにぴったりとハマっています。
ヴェルティも筆者がクローズドベータテストを遊んだ限りでは、とても魅力的なキャラクター性を備えていると思えました。一見するとクールに見える彼女ですが、実はかなりアツい部分を持ち合わせていたりします。
ストーリーではヴェルティ自身の過去についても深掘りされていくので、時間の逆行に抗うアルカニストたちの戦いを含めて要注目のポイントです。
『リバース:1999』の公式Discordでは、他にもキャラクターの制作秘話やインタビュー内容などが公開されています。
今後もここでしか楽しめないさまざまなコンテンツが準備中とのことですので、これからゲームをプレイする方や本作の世界観に興味を持った方はぜひチェックしてみてください。

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