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語り継がれる名作『レイディアントシルバーガン』はSTG入門者でも熱中できる!【プレイレポート】

ただ難しいだけではない!入門者だからこそ触れてみてほしい名作シューティング。

ゲーム Steam
【プレイレポート】語り継がれる名作『レイディアントシルバーガン』はSTG入門者でも熱中できる!
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レイディアントシルバーガン for STEAM® - 1st Trailer -

Live Wireは、トレジャー開発の縦スクロールシューティング『レイディアントシルバーガン(Radiant Silvergun)』PC(Steam)版を11月3日に発売します。

本作は1998年にアーケードで稼働し、緻密なゲーム構成と演出でプレイヤーから熱狂的な支持を得ました。アーケード版稼働当時には追加要素をプラスしてセガサターンへ移植され、現在はXboxストアとニンテンドースイッチでHD版が配信されています。今回のPC版は、HD版をベースに画面比率(サターン版の「CLASSICモード」とXbox Live Arcade版の「MODERNモード」)の選択やキーボード操作を追加した内容となっています。

スコアアタックを極めようとすれば非常に高い難度となり、敷居が高そうに思える本作ですが、結論から書くとシューティングに不慣れなプレイヤー(筆者)でも時間を忘れてプレイしてしまうほどに熱中できる作品でした。

本記事では、高難度といわれる本作をシューティング入門者の筆者がプレイし、これから始めるプレイヤーにもおすすめできるゲームとして本作をご紹介するプレイレポートをお届けします。


攻略のカギは敵の色。敵弾を剣でなぎ払え!

本作は敵弾に当たると残機をロストし、その場で復活するというスタイルのシューティングゲームです。「避けて、撃つ」というシューティングの持つ基本の楽しさはそのままに、「レイディアントソード」という剣で特定の敵弾を自機周囲から切り払えることが大きな特徴となっています。

自機「シルバーガン」には6種類のショットが装備されており、前述のレイディアントソードを含め最初からいつでも制限なく使用可能です。それぞれのショットは稼いだスコアに応じて経験値が入りレベルアップし、性能が強化されていきます。

レイディアントソードは敵弾を切り払うことでゲージが上昇し、ゲージMAXの状態で使用することで広範囲にダメージを与え敵弾を消し去る「ハイパーソード」を放ちます。巨大な剣で画面を薙ぎ払うハイパーソードは見栄えもよく、本作の華ともいえる演出です。

ゲージが溜まると即使いたくなってしまうほど爽快感のあるハイパーソードですが、適切に切り払い、使うタイミングを見極めることが本作の攻略のカギとなります。

登場する敵にはそれぞれの三色が割り振られ、同色の敵を連続して倒し続けることでスコアが加算されるチェーンボーナスを得られます。このシステムは上述のレベルアップに関連するとともに、スコアアタックを極めうえでも重要な、本作の根幹をなす要素となっています。なお、HD移植版では同社開発の続編的作品『斑鳩』のスコアシステムに変更することも可能です。

このほかにも本作を構成する要素は多岐に渡ります。しかし慣れないうちはひとまず上記の点だけ抑え、実際にプレイしながら少しずつ本作の特徴を掴んでいくことをおすすめします。アーケードとは異なり、リトライにコイン投入は要りませんし、難易度もVERY EASYまで用意されています。慣れるまではプラクティスモードから始めて少しづつ理解していっても問題ありません。

ボスは完全撃破しなくともOK。だからこそ倒したい

本作はボス敵が登場するまでのステージ間隔が短く、シームレスに展開していくため、非常に強い没入感を生じさせます。グラフィックは2Dと3Dが複合して用いられており、縦横無尽に動き回るステージやボスの演出は決してプレイヤーを飽きさせません。

登場するボスは全6ステージに23体。いわゆる「多関節キャラ」を応用したデザインとなっていて、いずれも多彩な攻撃方法とギミックで行く手を阻んできます。こうしたボスの特徴は外見だけのものではなく、構成する部位ごとに破壊できるようになっており、ゲーム攻略上でも意味を持っています。

ボスのすべての部位を破壊して倒せばスコアボーナスを獲得。一部のボスは一定時間が経過すると自爆してしまい、完全撃破は不可となります。そのまま先のステージに進行するため、同じステージを繰り返す必要はありませんが、プレイしながら自然と「自爆する前に倒すにはどうすればよかったのか?」という考えが生じ、次回のプレイでは倒せるようになろうというモチベーションに繋がります。

先述したボス戦までのテンポのよさも、確実に前に進み、上達していくことへの実感に繋がっています。こうしたプレイヤー自身が楽しんで反復し、上達していくまでのモチベーションづくりのうまさが、入門者でも楽しめた理由のひとつだと筆者は感じました。

STGらしさを体現した世界観

画像はXBLA版を使用

これまでシステム面を中心に紹介してきましたが、バックグラウンドにある本作の世界観も見どころのひとつです。シューティングゲームの多くには「壊滅的な被害を被り、絶望的な状況となっている人類」という設定が不文律のように遍在し、本作もその例に洩れません。

画像はXBLA版を使用

作中で示されるのは人類壊滅の引き金となった正体不明の「石のような物体」と、わずかに生き残った者たちの対峙の記録。プレイヤーたる私たちは、本作のプレイを通じてこの世界の行く末を目撃し、記憶に刻むこととなるのです。

画像はXBLA版を使用

メインとなるアーケードモードでもこうしたバックグラウンドが示されますが、本作にはサターン版で追加されたオープニングアニメーションやストーリーモードも収録されており、こちらはキャラクターボイスやイラストが入ることでより詳細に本作の物語を描き出しています。

惜しむらくはストーリーモードの残機数が最初は1機だけに設定されていること。おそらくこれまでのHD移植版と同様、残機数はストーリーモードのプレイ時間に応じて1機ずつ増えていく方式をとっており、もとより難しいゲームが輪をかけて難しくなっています。ストーリーモードを何度もやり直すか、アーケードモードで修練を積んで挑戦するしかありません。

シューティングゲームというジャンルは、短時間で強烈な体験をプレイヤーに与え、抽象的に呈示された世界観に想像を巡らせるような作品が数多くみられます。

本作はまさしくそうしたシューティングゲームらしい物語体験を体現しており、プレイを通じてゲームに内包された神話が体を通り抜けていくような経験ができる一作となっています。

名作とプレイヤーは何度倒されても立ち上がる

筆者は今回のプレイを通して、本作がなぜ現在に至るまで語り継がれ、そして移植されるのか改めて実感しました。確かに難しいゲームではありますが、本作にはプレイヤーの熱中を引き起こすデザイン、上達を促す仕組みが構築されています。それはゲームがプレイヤーを育て、プレイヤーがゲームを倒すという相互関係といえるものです。

ビデオゲームの快楽を極限まで凝縮した『レイディアントシルバーガン』PC(Steam)版は11月3日にリリース。これからシューティングゲームをはじめる人にこそ遊んでほしい一作です。


【プレイレポート】語り継がれる名作『レイディアントシルバーガン』はSTG入門者でも熱中できる!

《林與五右衛門》
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