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知ってたらメガドラ通!?「ミニ」にも収録されなかった、マイナー過ぎたメガドラソフト4選

メガドライブ35周年を記念し、敢えてマイナーな作品にスポットを当ててみました。あなたは、いくつご存じですか?

ゲーム 特集
知ってたらメガドラ通!?「ミニ」にも収録されなかった、マイナー過ぎたメガドラソフト4選
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■『ボールジャックス』

最後に紹介したいのが、ユニークな対戦アクション『ボールジャックス』です。本作の発売元は、バンダイと合併する前のナムコ。同社は当時、名作と名高い『レッスルボール』や、可愛らしいビジュアルも好評だった『マーベルランド』、美少女+奥スクロールSTGの『バーニングフォース』など、様々なタイトルをメガドラ向けにリリースしていました。

こうした作品と比べると、『ボールジャックス』の名は知られておらず、ナムコ作品だという認識していた方も少なかったかもしれません。しかし決して悪い作品ではなく、むしろゲーム性はしっかりしており、対戦ツールとして高い完成度に達していました。

『ボールジャックス』は向かい合ったカニ型のメカ同士が、相手の陣地にあるボールを奪い合って勝敗を決めます。最初は互いに2つずつボールを持ち、4つ全てを自陣に置いたまま一定時間が過ぎると勝利。勝敗を左右するボールの奪い合いが、本作のカギとなるのです。

ボールを奪うには、まず左右の爪(ロケットハンド)を飛ばしてキャッチします。うまく掴んだら、ゆっくりとこちらに向かって飛んできますが、その間に敵の爪が当たると奪い返されてしまうので、狙われないよう動かしながら戻ってくる時間を稼ぎます。

爪を飛ばす速度は、早くもなく遅くもない程度で、その絶妙な塩梅が重要です。例えば、ボールを奪われた直後なら距離が近いので奪い返しやすいものの、相手の陣地に近づくほど距離が離れ、狙っても届くまでタイムラグが生じます。その時間差があればあるほど、相手は交わしやすくなるという寸法です。

「じゃあ、奪われたらボールのそばにすぐ行こう」と考えがちですが、相手が掴んで移動中のボールに触れると、自機はダメージを受けてしまいます。そして4回ダメージを受けると爪を失い、ボールの奪い合いが一切できなくなる状態に。幸い修理が可能ですが、直している間もゲームは進むのでボールは奪われ放題、非常に危険な状態に陥ってしまいます。

爪の速度と距離を見越したボールキャッチ、隙を狙って相手にダメージを与える立ち回り、奪われたボールを取り返す瞬発力と判断力など、息つく暇もないほど濃密な対戦が味わえる『ボールジャックス』。独特かつ完成度の高いゲーム性は、高く評価されて然るべき出来映えだったと今も思っています。

……思ってはいますが、同時に知名度が伸び悩んだ理由も分かる気はします。その独自性の高さがゆえに、ぱっと見で遊び方が分からず、そのルールを学ぶのにまず一山を超えなければなりません。

また、緊迫感のあるバトルを用意したかったのだと思いますが、最初の敵ですらAIが手ごわく、慣れていないと一方的にやられて終わることもしばしば。仮に興味を持って触れたとしても、最初の敵にすら勝てなかったらプレイは続きません。難易度の高さが「壁」となったのも、『ボールジャックス』の広がりを阻んだひとつの要因でしょう。


今回取り上げた4本だけでなくゲーム作品全般に言えますが、作品の知名度を左右するのは遊んだ人から伝わる口コミです。面白いゲームと感じた人が多ければ、それだけ他の人に伝わりやすくなります。特に当時は、今のように使えるインターネットはないため、雑誌以外では友達同士の口コミが貴重な情報源でした。

様々な理由から、有名な人気作品にはなれなかった今回の4作品。ですが、どのような作品でも、完全に忘れ去られることもまたないのでしょう。メガドラにとって大事な節目に、有名な人気や知られなかったメガドラソフトを語り合い、この良き日を楽しみましょう。


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《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

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