恋愛と友情が尊い「百合の日」コスプレまとめ！水星の魔女、リコリコ、ウテナ…決闘から始まる百合がそこにある！？

本日、6月25日は「百合の日」です。百合は女性同士の愛または友情など親密な関係を指す言葉としても使われてきました。女性同士だからこそ感じられる儚さやたわやかさは、作品の題材としても扱われることも多く見られます。近年では、「機動戦士ガンダム水星の魔女」や「リコリス・リコイル」においては学校や日常生活、1990年代の名作「少女革命ウテナ」まで遡れば男装の麗人と貴婦人が出会う社交場といった、女性同士の出会いと環境によって描かれ方が全く異なります。そんな時代の移り変わりを感じつさせる3作品をコスプレ写真を通して紹介します。

少女革命ウテナ

凛々しく素敵な男装の少女・天上ウテナは、生徒会副会長の西園寺と決闘することになってしまいました。誘われるままに「決闘の森」に足を踏み入れたウテナを待っていたのは、見たこともない不思議な世界。そして、西園寺に寄り添う「薔薇の花嫁」と呼ばれる少女・姫宮アンシー。「世界を革命する力」をめぐる物語が始まる。

1997年4月2日から同年12月24日まで放送（全39話）。ヒロインは、決闘をキッカケに薔薇の花嫁であるアンシーと婚約することになってしまうという物語が描かれました。

ウテナ：小鞠（X：@comaribbon）、アンシー：Banko （X：@banko003）、カメラマン：maruco （X：@maruco_sss）

機動戦士ガンダム水星の魔女

数多の企業が宇宙へ進出し、巨大な経済圏を構築する時代。水星からアスティカシア高等専門学園に編入してきたスレッタ・マーキュリーは、ベネリットグループの息女ミオリネ・レンブランの花婿として、また株式会社ガンダムの一員として、出会いと刺激に満ちた学園生活を送ってきました。しかし、そんな二人に襲い来る新たな困難と、迫られる決断。少女たちはそれぞれの想いを胸に、ガンダムがもたらす強大な呪いへと立ち向かっていくことになります。

2022年10月2日から2023年7月2日まで放送（全24話）。気づいた方もいらっしゃると思いますが、こちらも「決闘」を通して、主人公のスレッタ・マーキュリーがミリオネ・レンブランの花婿になってしまうというのは共通です。ガンダムという普遍的なシリーズのテーマに、令和の時代ならではの「女性同士の関係値」の在り方をブレンドした新解釈の“百合物語”と言えるでしょう。

スレッタ・マーキュリー：戒斗（X：@Kaito_mthdlove）、ミオリネ・レンブラン：MUMU（X：@twi_MUMU）

スレッタ・マーキュリー：いしこ（X：@222potechi1）、撮影：よしまつ

ミオリネ・レンブラン：中野べこ（X：@bacon1007cos2nd）、撮影：ダリ（X：@dali_cameko）

リコリス・リコイル

日本の治安を守る秘密のエージェント「リコリス」である井ノ上たきなは、ある事件をきっかけに喫茶「リコリコ」への転属が命じられます。超優秀なNo.1リコリスの錦木千束とバディを組み、組織への復帰を目指し意気込むたきなでしたが、リコリコでの仕事はひとクセもふたクセもあり、波乱万丈な日々が幕を開けるのでした。

2022年7月2日から9月24日まで放送（全13話）。先の二つが「恋愛」に寄った作品であるのに対し、こちらは青春時代の女性同士の「友情」に寄った作品となっています。二人の関係値は微笑ましく、ある種の神聖な領域であったのではないでしょうか。