VTuberグループ「ホロライブ」に所属する博衣こよりさんが、自身の配信で『スーパーマリオブラザーズ2(以下、マリオ2)』をクリアしました。
マリオシリーズ最高難易度とも言われる本作に何度も心折られそうになりながらも、不屈の心を見せつけています。
◆シリーズ最高難易度との声も上がるマリオ2
『マリオ2』は、ファミコンのディスクシステム向けソフトとして1986年に発売されました。
特筆すべきはその難易度の高さで、取るとダメージを食らう毒キノコや、直進して来るハンマーブロス、土管に接触しても普通に出て来るパックンフラワーなど、前作『スーパーマリオブラザーズ』に比べて敵の行動も凶悪になっています。
その難易度はマリオシリーズ最難関とも言われるほど。本作からでも楽しめるというより、前作をやりこんだプレイヤーへの挑戦状とでも言うべき作品です。

過去にもマリオシリーズを多数配信でプレイしてきた博衣こよりさん。『スーパーマリオブラザーズ』をクリアした後、続く2に興味を示したものの、その難易度を知り当時はスルー。先に『スーパーマリオブラザーズ3』へと進みました。
しかし、これまで様々なゲームを配信でプレイし、ゴールデンウィークには『コンボイの謎』なども乗り越えてきた博衣こよりさん。今回、満を持して『マリオ2』に挑戦。
今の自分なら戦えると信じて、高難度マリオの世界へと足を踏み入れました。
◆4面のクッパステージがトラウマに
高難度とされている『マリオ2』も、序盤はまだ情けのある難易度。
1回目の配信で3面まで辿り着き、次の枠では早々に3-4を攻略してみせます。

ですが、ここから難易度が急上昇。4-1のジュゲムや、4-2のキラーなど、ボスに辿り着く前から敵やステージが全力で襲い掛かります。

そんな道中を超え、やっとの思いで辿り着いた4-4。しかしここが、博衣こよりさんにとって非常に高い壁となります。
このステージのクッパの場所には壁があり、ジャンプで乗り越えるのは非現実的。クッパの動きと炎を見極めながら、下を潜り抜けることを迫られます。
初めて4面に辿り着いてから、ここまでで8時間が経過。何度もクッパの前までは辿り着くものの、その鉄壁の守りを越えられず、悔しさと共に配信を終えることに。

次の配信でも繰り返し4面に挑戦していたところ、絶好のクリアチャンスが訪れます。初めてクッパ前のキノコ入手に成功し、ダメージを食らいつつも無敵時間を利用して全力のダッシュ。計10時間を超える激闘の末、遂に4面での戦いに終止符を打ちました。

◆7面と8面の凶悪さが牙を剥く
4面を過ぎた後も高難易度は続くものの、比較的順調に足を進めていく博衣こよりさん。
「心を穏やかにするために」とツリーチャイムも用意し、定期的に煌びやかな音を出しながら5面、6面を攻略していきます。
ひじ掛けを叩いたあとシャラーンという音が響くのがとてもシュール。

4面で沼っていたときから、「7、8面はもっとヤバい」とリスナーに聞いていた博衣こよりさん。
突風により更に操作力を求められたり、ジャンプ台によりほぼマリオの姿が見えないまま前へ進むことを余儀なくされたりと、早速7面の洗礼を味わいます。

7-3までを抜ければ、7-4はまだ優しめ。ボス直前でダメージを受け弱体化してしまうも、クッパの攻撃を奇跡的に回避しながら勝利をもぎ取りました。

いよいよクッパとの決戦となる8面。ここまでも容赦のなかった『マリオ2』、その集大成とでもいうべき難易度に博衣こよりさんも絶句。
1度でも躊躇してミスをすればやり直しが効かないギミックの数々に、それぞれの面でのセーブを使って練習しながら、まずは8面の全貌を把握するためにプレイしていきます。



迎えた最終面、8-4。十字に重なるパタパタや、道中で現れる偽クッパなど、鬼畜な作りとなっているステージを1時間以上かけて何とか突破。
ひとまずはそれぞれの面の最初でのロードを使い、8面をクリアしました。

これでも十分な快挙ではあるものの、ここまでコンティニュー以外のロードを使ってこなかった博衣こよりさんは納得のいかない表情。
ノーセーブクリアを目指し、改めて8面に挑戦する配信を行います。
一度クリアしているステージのため、大きく沼るということは無いものの、限られた残機で鬼畜な8面の1~4までをクリアするのは至難の業。
些細なミスの連続で8面の最初に戻されるたびに何度も心が折れそうになりながら、それでも博衣こよりさんは前に進みます。

6時間以上が経過する中、ボス前でファイア状態になれる絶好のクリアチャンスが。
冷静に偽クッパをファイアマリオで対処し、万全の状態で本物のクッパ戦へ挑みます。
ファイアマリオ状態で一度はダメージが受けられることを利用して、全力のダッシュ。クッパの後ろにすかさず回り込んで、見事勝利をもぎ取りました。

◆高難度を求める旅は続く
計40時間以上の配信で、遂に『マリオ2』を攻略した博衣こよりさん。リスナーのカウントによれば、失った残機の合計は2000を超えるとのこと。特に4面と8面の難しさがよく分かります。
惜しむらくは序盤に1度だけ、1-3でワープを使ってしまったために9面を見れなかったこと。当時は条件を知らず、気づいたときにはかなり進んでしまっていたため今回は断念。
流石にノーセーブでのもう1周は厳しいと語りつつ「それでもいつかは……」と興味も示していました。

そんな博衣こよりさんが『マリオ2』をクリアしたのは6月20日。プレイ中だったゲームにケリをつけ、ちょうど翌日から配信された『エルデンリング』DLC「SHADOW OF THE ERDTREE」に、初日から飛び込んで行きました。
鬼畜ゲーを求める博衣こよりさんの旅は、まだまだ続いていきそうです。
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