◆モンスターマンション

ネオン看板と並んで有名なのが超巨大な集合住宅「モンスターマンション」。現在は観光客の撮影が開放されていますが、一時期はあまりにも多くの人が撮影に訪れ、マナーも悪かったために撮影が禁止されていました。大型機械やストロボを炊くといった撮影はやめましょう。
観光客が投稿するインスタ映えだけでなく、プロカメラマンの作品の題材にも選ばれており、香港のアート街でも「モンスターマンション」の写真が作品として展示販売されるほど。


昼と夜とでは撮影できる景観がガラッと変わるのも魅力的です。モンスターマンションの家賃は安めと言われますが、6~10畳くらいの一部屋でも日本円で13万円くらいすると聞いたので、やはり香港の物価は高いですね。
◆香港でポートレートやスナップ撮影を楽しむ
香港での移動はMRTがおすすめです。タクシーも日本と比べると安いのですが、香港はいくつかエリアに分かれていて、エリアを跨ぐにはトンネルを通過する必要があり、その時に追加料金がかかります。また、タクシーのトランクを使う場合も追加料金が……。
そして何より、香港はタクシーの乗車拒否がとても多いです。筆者も30分で7台に断られた経験があります。少し脱線してしまいましたが、一駅変われば街並みも変わる?ほどに香港の景観は独特です。だからこそ、スナップやポートレート撮影の聖地なのでは?と感じました。



香港映画の舞台となった場所や、中華建築や公園から、西洋風建築や公園、レトロチック、近未来都市と選択肢が豊富でした。



◆香港グルメを楽しむべきか
日本から香港の往復飛行機代は、ピーク時を避ければ5万円ほどと格安です。一方で、ホテルはインバウンド価格になっていてかなり高騰気味。食事も街の小さな個人店でなければ、日本の2~3倍の価格でした。
グルメを楽しむよりは、街の景観や観光スポットの景色を楽しむことを優先したほうがいいかもしれません。それでも街のテイクアウト専門店の中華料理はどれも美味しいですし、閉店間際などでは売れ残りだからと多めにサービスしてくれることもありました。



◆まとめ
中国返還以降、香港はモンスターマンションをはじめ、古い建物が順次建て替えの候補に上がっています。より近代的な景観にしていきたい狙いが伺えます。逆を言うならば、今しか見られない香港の街並みがあるわけです。なので、貴重な景観を見たいなら今行くしかありません。

モデル:瑾(Instagram:sumire.rm)、Lexa Lau(Instagram:ecat_lexa)
撮影:乃木章(X:@Osefly)