7月も終わろうとする初夏、京都府宇治市にある「茶づな」内のレストランで、インスタ映え間違いなしのスイーツ「抹茶がかかったわた飴バーム」を前にニンマリしているコンギツネがいました。
コンギツネの正体はコスプレイヤー／ファッションモデル／インフルエンサーとして活躍する「猫田あしゅ」さん（X：@Nekota_Ashu）。彼女は美味しいものを食べて食べて食べ尽くすために人間に変幻したキツネとも言われているとか、いないとか。今回、福井県～滋賀県～京都府を巡ります。紫式部にゆかりのある地、いわゆる聖地巡礼です。
平安時代に、千年の時を超えるベストセラー「源氏物語」を書き上げた女性作家・紫式部を主人公とした大河ドラマ「光る君へ」が絶賛放映中です。毎年、大河ドラマの主人公にゆかりのある場所が観光地として盛り上がりますが、今年の聖地としては、紫式部が青春を過ごした地「福井県 越前市」、紫式部が石山寺からびわ湖に映る月を見て『源氏物語』を書き始めたと伝わる「滋賀県 大津市」、紫式部が記した『源氏物語』五十四帖のうちの最後の十帖の主な舞台である「京都府 宇治市」の3ヶ所が有名でしょう。
光る君へ 宇治 大河ドラマ展 ～都のたつみ 道長が築いたまち～各地では大河ドラマ館が開催されているのはもちろん、紫式部ゆかりの見どころがたくさん用意されています。そして今回、「紫式部謎解きまちめぐり 宇治市・越前市・大津市の宝を探せ」が宇治市、越前市、大津市で開催中（2024年11月17日まで）。実際に現地を訪れて参加冊子を入手し合言葉を各エリアにある報告所で報告すると、最大で1万円相当の豪華賞品が当たります。また、エリアクリア賞として各市先着6000名には、謎付きオリジナルポストカードをプレゼント。3市分のポストカードを集めることで、最後の謎に挑戦することができます。
「紫式部謎解きまちめぐり」と一緒に巡れば、いつもの観光以上に盛りだくさんになること間違いなし！ 謎解きと一緒に行きたい宇治市の観光スポットを、猫田あしゅさんと共にご紹介します。
紫式部謎解きまちめぐり 宇治市・越前市・大津市の宝を探せ | BOUKEN WORKS◆街の人に愛される「京阪宇治駅」で冊子をゲット！
街の人に愛される京都の京阪宇治駅で、改札を出て左手にある観光案内所で「紫式部謎解きまちめぐり」の冊子を入手！ 謎解きは、筆記用具と冊子さえあれば誰でも挑戦が可能です。
（「紫式部謎解きまちめぐり」の冊子データは現在特設サイトにも掲載中）
「源氏物語のまち」と呼ばれる宇治は「日本三大茶」の一つである「宇治茶」の産地のひとつとして知られています。街中では、伝統的な茶房が見られました。
◆徒歩10分！「伊藤久右衛門 宇治本店」のスイーツで腹ごしらえ
「伊藤久右衛門 宇治本店」は、宇治菓子工房のスペシャリテとして、海外からの観光客にも有名な人気店です。甘味はもちろん、宇治茶、そばも用意しています。
この日に頂いたのは「伊藤久右衛門パフェ」（1,090円）。お濃茶用抹茶使用のアイス、丹波産黒豆、抹茶ゼリー、白玉など、こだわりの食材が使用されており、猫田あしゅさんも上質な抹茶を味わってご満悦の様子でした。
【伊藤久右衛門 宇治本店】
営業時間：10:00～18:00、年中無休（元旦のみ休業）
所在地：京都府宇治市莵道荒槇19-3
◆茶筒作り体験も！「茶づな」にはお茶と宇治の魅力がたっぷり詰まっていた
お茶と宇治のまち歴史公園「茶づな」は、歴史を感じることができる史跡、庭園、広場、宇治茶や宇治の歴史を学べるミュージアムがあり、茶摘みや抹茶づくりなどさまざまな体験プログラムを体験できるほか、宇治茶を使ったレストランやお土産コーナーもあります。
■ミュージアム
宇治市内産宇治茶の特長は、①手摘み②一番茶③覆い下栽培です。お茶摘みさんが一葉一葉（いちよういちよう）丁寧に摘んでいます。手摘みで摘むことにより、古い葉や茎の混入が格段に少なくなり、高級茶と呼ぶにふさわしいものになります。
また宇治市では4月から5月まで茶園に覆いをするため、茶樹が見えなくなります。新芽の頃に日光を遮ることにより、しぶみを抑えうま味を多く含んだ茶葉へと成長します。
施設内のミュージアムでは、お茶の歴史や仕事に携わる人々、製法、トリビア的なお話まで一括で知ることができます。お茶に対する認識がガラリと変わるほど奥深いので、宇治市に来たら最初に訪れるのがおおすすめです。
■レストラン＆お土産
施設内にはレストランもあり、宇治茶を使ったスイーツも食べられます。インスタ映え間違いなしの「わた飴バーム」は大人気です。
お土産コーナーは魅力的なアイテムが目白押し。お土産にお勧めなのが、京都宇治玉露「玉兎（たまうさぎ）」です。厳選された茶葉と高い製茶技術から生まれたお茶で、極上の覆い香と風味豊かな旨味を堪能することができます。 観賞用にも可愛いボトルに入っているのも嬉しいですね。
■茶筒づくり
体験プログラムの一つ、茶筒作りを体験した猫田あしゅさん。様々な柄の和紙の中から好きな絵柄を選ぶことができます。今回選んだ和紙の柄は、源氏物語由来もの。
茶筒つくりは和紙をピンっと貼ることが全てです。試行錯誤を重ねた結果、二人一組になって、一人が紙を引っ張って、もう一人がクルクルと筒に巻きつけていくやり方がベストだそうです。
体験の最後には楽しいお楽しみ企画も！
■大河ドラマ展
施設内では「光る君へ 宇治 大河ドラマ展」も開催中です。番組の衣装や小道具、ここでしか見ることができない特別な映像コンテンツ、藤原道長が築いた平安時代の宇治の文化や歴史を体感できる展示が用意されています。
【お茶と宇治のまち歴史公園 茶づな】
営業時間：9:00～17:00 (ミュージアム最終入場時間：16:30)
アクセス：〒611-0013 京都府宇治市莵道丸山203−1
茶づなミュージアム
大人：600円
小人：300円
体験：別途有料
【光る君へ 宇治 大河ドラマ展】
一般入場券
大人：500円
小人：250円
◆平等院表参道を散策！
そして「茶づな」から少し歩くと、世界遺産平等院へつながる美しい参道があります。ここは宇治川にも繋がっており、情緒感が溢れる景観をしています。
茶筒作り体験や宇治茶スイーツを堪能したら、ぜひ散策を楽しまれてはいかがでしょうか？
◆市内では紫式部ラッピングバスも！
京都アニメーションが作成した紫式部ゆかりのまち宇治のキービジュアルを車体にデザインしたラッピングバスが市内を走っていますので、府内市内の周遊の際はご利用をお勧めします。
ラッピングバス
運行期間：令和6年7月21日～令和7年2月28日
詳細な運行情報は、以下URLをご確認ください。
https://www.city.uji.kyoto.jp/soshiki/35/79821.html
◆謎を解き終えたら…？コピー機で追加ナゾをプリント！
皆さんはエンタメプリントで展開中の「コピナゾ」をご存知ですか？
「コピナゾ」は、全国のファミリーマート・ローソンのマルチコピー機内「エンタメプリント」より、謎解きキットをプリントして、謎解きゲームを楽しめるサービスです。参加者の好きなタイミングで謎解きキットを購入して遊ぶことが可能で、様々なテーマの謎解きが用意されています。
「紫式部謎解きまちめぐり」イベントの期間中は、自宅等で楽しめる謎解きキットシリーズ「コピナゾ」との連動企画を同時開催中です。より難しい謎解きが楽しめる、コピナゾ「ボウケンくんからの挑戦状」にもぜひ一緒にチャレンジしてみてください。
「紫式部謎解きまちめぐり 宇治市・越前市・大津市の宝を探せ」は、2024年11月17日まで開催中。各観光案内所等での冊子の入手と、筆記用具だけで参加が可能です。宇治市に訪れた際は、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか？
紫式部謎解きまちめぐり 宇治市・越前市・大津市の宝を探せ | BOUKEN WORKSモデル：猫田あしゅ（X：@Nekota_Ashu）
衣装：Epetice（X：@epetice）
撮影：乃木章（X：@Osefly）
