人生にゲームをプラスするメディア

「3DS」「PS Vita」の後継機は厳しいのか? 携帯ゲーム機はもう復活しないのか、任天堂決算資料を元に一考

携帯性を併せ持つ「ニンテンドースイッチ」が大ヒットを記録する一方、「ニンテンドー3DS」や「PS Vita」の後継機が出る兆しはまだありません。今後、新たな携帯ゲーム機は登場するのか。任天堂の資料を一助に、現状を見つめ直してみましょう。

ゲーム 特集
「3DS」「PS Vita」の後継機は厳しいのか? 携帯ゲーム機はもう復活しないのか、任天堂決算資料を元に一考
  • 「3DS」「PS Vita」の後継機は厳しいのか? 携帯ゲーム機はもう復活しないのか、任天堂決算資料を元に一考
  • 「3DS」「PS Vita」の後継機は厳しいのか? 携帯ゲーム機はもう復活しないのか、任天堂決算資料を元に一考
  • 「3DS」「PS Vita」の後継機は厳しいのか? 携帯ゲーム機はもう復活しないのか、任天堂決算資料を元に一考
  • 「3DS」「PS Vita」の後継機は厳しいのか? 携帯ゲーム機はもう復活しないのか、任天堂決算資料を元に一考
  • 「3DS」「PS Vita」の後継機は厳しいのか? 携帯ゲーム機はもう復活しないのか、任天堂決算資料を元に一考
  • 「3DS」「PS Vita」の後継機は厳しいのか? 携帯ゲーム機はもう復活しないのか、任天堂決算資料を元に一考
  • 「3DS」「PS Vita」の後継機は厳しいのか? 携帯ゲーム機はもう復活しないのか、任天堂決算資料を元に一考
  • 「3DS」「PS Vita」の後継機は厳しいのか? 携帯ゲーム機はもう復活しないのか、任天堂決算資料を元に一考

■スイッチ発売以降、8年も高水準が続いた任天堂

“携帯性不要論”もある中、2017年3月に発売されたスイッチは、今現在8年目に突入しています。先日披露されたプレゼンテーション資料に、スイッチの実績が窺える中期的な業績推移が示されました。

資料によれば、「スイッチ発売以降の業績は、ハードウェアの普及とともに成長し、その後も、急激に減速することなく、健全な水準を維持している」とのこと。また、スイッチ発売時点の2017年と、発売から時間が経過した2018年のグラフを見てみると、売上高は2倍に、営業利益は数倍どころではない伸びを見せています。

資料内の説明にあった通り、2019年も目覚ましい成長を続け、2021年に最高潮に達しますが、2022年~2024年も横ばいに近く、大きな落ち込みはありません。むしろ2024年は、2023年を上回る再成長を見せるなど、スイッチの活躍が業績の成長と安定に寄与していることが分かります。

■「スイッチ」成功の秘訣のひとつは「プラットフォームの統合」

8年にも及ぶ高水準の維持について、任天堂は「当社のゲーム専用機ビジネスをとりまく構造の変化が影響していると考えています」と述べています。その変化には大きく分けて4つの理由があると提示していますが、一番最初に取り上げたのが「据置機・携帯機で分かれていたプラットフォームの統合」でした。

据置機と携帯機ではプレイスタイルや体験に違いがあり、かつての任天堂はそれぞれに向けたゲームタイトルを展開してきました。しかし携帯モードも備えたスイッチなら、その両立が可能になります。

そしてプラットフォームが統合したことで、「携帯機、据置機をそれぞれ代表するシリーズが一堂に会した」「開発体制も統合でき、切れ目なく新作が出せるようになった」といった影響があったとも資料内で提示しており、これがスイッチの人気を後押しするひとつの要因になったと思われます。

一例を振り返ると、以前の『ポケモン』シリーズは携帯機を中心に展開していました。また、『ゼルダの伝説』シリーズで頭身の高い3D系作品は据置機が主戦場でした。この両シリーズがスイッチで合流を果たし、『ポケットモンスター ソード・シールド』2,644万本、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』3,229万本と、それぞれ大ヒットを記録します。

プラットフォームの統合により、どちらのシリーズもスイッチ1台で遊べるという環境は、ユーザーにとって大きなメリットです。購入者が相次ぎ、普及が広がるのも納得の結果といえます。

■“携帯性不要論”を一蹴し、時代を先取りした「スイッチ」

また、据置機はこれまで「1家に1台」という考え方が標準的でした。しかし、スイッチが携帯性を備えたことで、「1家に1台」から「ひとり1台」というスタイルに移り変わり、“据置機なのに携帯機のような販売トレンド”を実現させました。

据置機と携帯機を両立させたスイッチは、「プラットフォームの統合で人気シリーズを集中」「据置機で“ひとり1台”のスタイルを定着させ、普及を促進」と、良好な効果を生み出します。

かつて「携帯性は不要」とも論じられていたスイッチですが、その特徴と提案は多くのユーザーに受け入れられ、任天堂の読みと時代のニーズが合致していたことを証明しました。



《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

+ 続きを読む

編集部おすすめの記事

特集

ゲーム アクセスランキング

  1. 『エリオットの千年物語』『デススト2』『ビーカネ』『デモエクTS』『デジモン タイスト』など、2,728円で買える話題作もずらり! ゲオ店舗セールを実地調査

    『エリオットの千年物語』『デススト2』『ビーカネ』『デモエクTS』『デジモン タイスト』など、2,728円で買える話題作もずらり! ゲオ店舗セールを実地調査

  2. 『崩壊:スターレイル』Ver.4.7で「限定★5キャラクター」が無料配布!選べる3体、おまけに“新たな強化システム”も追加

    『崩壊:スターレイル』Ver.4.7で「限定★5キャラクター」が無料配布!選べる3体、おまけに“新たな強化システム”も追加

  3. しまむらで『アイカツ』コラボが10月31日より開催!『アイカツ!アンコール』で使えるオリジナルデザインのカード付グッズを販売

    しまむらで『アイカツ』コラボが10月31日より開催!『アイカツ!アンコール』で使えるオリジナルデザインのカード付グッズを販売

  4. お得に“スイッチ2ライフ”を充実!『ポケモンZ-A』『桃鉄』『マリカ8 DX』『ゼノクロDE』『真VV』など、名作・良作が3,278円─ゲオ店舗のゲームセールを現地調査

  5. 『サクラ大戦』30周年記念展が開催!描き下ろしキービジュのアクリルパネルや帝国&巴里華撃団のTシャツなどグッズも充実

  6. 『遊戯王OCG』六花の新規カード5枚が一挙公開!孔雀舞の「アマゾネス」「ハーピィ・レディ」関連カードも多数新登場

  7. 「ファイナルファンタジーXIV ファンフェスティバル 2026 in TOKYO」開幕!新ジョブ「ゼファー」など「白銀のワンダラー」最新情報や、公式レポーターに山田涼介さんが就任!

  8. 『ポケモンZA』特別な「コフーライ」がプレゼント!未登場16種の模様をした「ビビヨン」に進化、激レアな「ボールのもよう」までもらえる

  9. 『ワンピース カードゲーム』ナミを「To LOVEる」の矢吹健太朗先生が描く!通常版、箔押しver.の2種で新パック「Heroines Edition vol.2」に収録

  10. 『ポケカ』新拡張パック「ハドウシーカー」がAmazonで抽選販売!1BOX(30パック入り)が対象

アクセスランキングをもっと見る