人生にゲームをプラスするメディア

「ゾーマの城」に仕込まれた“冷気使いらしい演出”に気づいた?あの町やダンジョンがHD-2D版『ドラクエ3』でどう生まれ変わったか見てみよう【後編】

過去作では外観が統一されていた『ドラクエ3』の町やダンジョンですが、HD-2D版では1つ1つこだわって作成!どのようなデザインとなったのか紹介します。

ゲーム Nintendo Switch
「ゾーマの城」に仕込まれた“冷気使いらしい演出”に気づいた?あの町やダンジョンがHD-2D版『ドラクエ3』でどう生まれ変わったか見てみよう【後編】
  • 「ゾーマの城」に仕込まれた“冷気使いらしい演出”に気づいた?あの町やダンジョンがHD-2D版『ドラクエ3』でどう生まれ変わったか見てみよう【後編】
  • ラダトーム西の港
  • ラダトーム
  • ガライの家
  • ドムドーラ
  • メルキド
  • リムルダール
  • マイラ

※本稿ではHD-2D版『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』本編の内容に触れます。ネタバレが気になる方は閲覧をお控えください。

オリジナル版等の『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』では、フィールドから見た建物のグラフィックが分類ごとに統一されていました。アリアハンやロマリアならば「城」、ナジミの塔やシャンパーニの塔ならば「塔」といった感じです。

フルリメイクされたHD-2D版『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』ではこの括りを撤廃。アリアハンならアリアハン用の外観、ロマリアならロマリア用の外観という風に、一部を除いてグラフィックが建物ごとに異なります。

本稿ではそういった町やダンジョンの外観を1つ1つチェックし、どのようなデザインとなったのかを紹介。今回は【後編】として、ラダトーム西の港からゾーマの城までの中から、特徴的なものを紹介します。

◆ラダトーム西の港

下の世界にやってきた勇者を出迎えるのが「ラダトーム西の港」。フィールドに出ると海は紫色に濁り、空気も常に薄暗い、闇に侵された世界が目に飛び込んできます。

こんな世界でも勇者を介抱し、船まで譲ってくれる港のNPCには頭が上がりません。ラダトームに近いとはいえ、危険な魔物がわんさかいる海にポツンと建っているので心配になってきます。

◆ラダトーム

下の世界における、人間国家の本拠点とも言える「ラダトーム」。町から城に通じる階段や、その脇で流れ落ちる滝、城自体も作り込まれた美しい国家ですが、やはり闇に侵されているせいかどんよりした雰囲気は否めません。そもそも目と鼻の先に「ゾーマの城」があるのですから、住民たちの心境も穏やかなものではないでしょう。

ちなみにHD-2D版のフィールドでは、ラダトームからゾーマの城はギリギリ見えない角度、正確にはゾーマの城の周りにそびえる岩山に阻まれて見えなくなっています。

◆ガライの家

町はずれも町はずれ、下の世界の北西にポツンとある一軒家「ガライの家」。敷地は広く、庭や地下室もある大きめの民家ですが、魔物がはびこる世界で町や村から孤立して暮らすのは怖いものがあります。実は灯台下暗しだった「ぎんのたてごと」に振り回されたのは良い思い出。

◆ドムドーラ

砂漠の活気あふれる町「ドムドーラ」。元からあった防壁の外側にも民家や牧場が広がり、住民たちの生活感が伝わってきます。とはいえ、防壁は所々崩れたり砂で埋まっていたり、外側の木の柵も脆そうだったりと、色々不安を感じる点も。ここから数年後、『ドラクエ1』でドムドーラを訪れる時は……いえ、ここでは触れないでおきましょう。

◆メルキド

城塞都市「メルキド」はその名の通り、立派な防壁に囲まれ堅牢さだけなら「ラダトーム」以上の印象を受けます。中央の庭園や下の神殿など、特徴的な建造物もお洒落。しかし、住民が魔王ゾーマによる絶望のせいで働かなくなっており、これまで以上にどんよりした雰囲気が漂っています。これだけ立派な防壁も、ゾーマにかかればひとたまりもないのだとか……。

◆リムルダール

森と湖に囲まれた自然豊かな町「リムルダール」。湖の外周も探索できるのが特徴で、外周から遠回りしないと入れない家や、町はずれを待ち合わせ場所にしたものの、正確な位置を共有しなかったせいで合流できないカップルがいたのが印象的。HD-2D版では外周の道も整備され、探索可能なエリアだと分かりやすくなっています。

◆マイラ

山に囲まれた村「マイラ」といえば、温泉があることで有名。外観からも熱々の湯気が立ち昇っている様子を確認できます。左下にはしっかり二階建ての道具屋も。オリジナル版等では、貴重品らしい「オリハルコン」を本当に売っていいのか躊躇した人も多いことでしょう。HD-2D版ではそのあたりも分かりやすくなりましたね。

◆ルビスの塔

リメイク版等では経験値稼ぎの人気スポットだった「ルビスの塔」。筆者も当時はメイジキメラのメダパニに悩まされつつ、はぐれメタル狩りに精を出していました。屋上も含めて5階建ての高層建築で、四方にそびえる円塔が特徴的。HD-2D版では常に雨雲がかかり、雨が降るようになりました。

◆ゾーマの城

いよいよ本編ラストダンジョン「ゾーマの城」です。大魔王ゾーマが冷気使いゆえか、城自体も冷気を纏い、入口付近には青みがかった白のライトが薄っすら灯る、冷たい印象を与えます。屋根には時折霜が付くような演出を見られるため、ゾーマの力が城の周囲にまで漏れ出しているのかもしれません。

城のデザインも非常に立派ですが、探索するのは地下がメインなので、ちょっともったいなさを感じますね。


ゲーム全体のグラフィックもさることながら、本稿で紹介した町やダンジョンの外観も作り込まれ、世界観の表現がグッと高まったHD-2D版『ドラクエ3』。これまでの「上の世界」で訪れる建物も下記関連記事で紹介しているので、改めて作り込まれた本作の世界をチェックしてみてはいかがでしょうか。

(C) ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SPIKE CHUNSOFT/SQUARE ENIX
(C) SUGIYAMA KOBO
(P) SUGIYAMA KOBO


ドラゴンクエストIII そして伝説へ…- Switch
¥6,282
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
《茶っプリン》

ゲームライター 茶っプリン

「ゲームの新情報を一番に知りたい、そして色んな人に広めたい」そんな思いからゲームライターに。インサイドではニュースライター、時々特集ライターとして活動。関係者、ユーザーから生まれるネットブームにも興味あり。

+ 続きを読む
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

特集

ゲーム アクセスランキング

  1. 4月のゲーム市場を“発表から6年越しのSFアクション”、“13年ぶりの「Mii観察」最新作”、“お紳士向け待望の続編”が沸かせる! 注目したい厳選5作品

    4月のゲーム市場を“発表から6年越しのSFアクション”、“13年ぶりの「Mii観察」最新作”、“お紳士向け待望の続編”が沸かせる! 注目したい厳選5作品

  2. 全て最安値更新!『サイレントヒル f』50%OFFに『サガフロ2R』『Sea of Stars』40%OFF、『プラネット・オブ・ラーナ』は80%OFFに【eショップ・PS Storeのお薦めセール】

    全て最安値更新!『サイレントヒル f』50%OFFに『サガフロ2R』『Sea of Stars』40%OFF、『プラネット・オブ・ラーナ』は80%OFFに【eショップ・PS Storeのお薦めセール】

  3. ホロライブから71名ものタレント/スタッフが集結!新作ホロインディー『KING of HOLO』Steamストア公開

    ホロライブから71名ものタレント/スタッフが集結!新作ホロインディー『KING of HOLO』Steamストア公開

  4. 任天堂製造の『ドラクエ』花札が再受注!全札オリジナル柄のモンスターデザインで、眺めるだけで楽しい

  5. 日本一ソフトウェア新作『ほの暮しの庭』のCEROが「C」に決定!“15歳以上対象”ほのぼの田舎暮らしに納得&ツッコミ殺到

  6. 「実はVtuberデビューさせようとしていた」ー『モンハン』ビシュテンゴ装備ハンター、「ビシュてんこちゃん」イラストに衝撃走る【エイプリルフール】

  7. “スイッチ2ライフ”をお得に充実させよう! 専売タイトルからアプグレ対応ソフトまで、ゲオ店舗のゲームセールを現地調査

  8. 嘘だった『NieR』シリーズ新作、カウントダウンサイト見つかるも偽物疑惑―エイプリルフールに便乗したイタズラか

  9. セーラー服姿のティファはもう見た?スケバンになったエアリスなど、『FF7EC』の“学園パロディ”ガチャが復刻決定

  10. 「“豪速球カード”を使って全部割ってやりました」―フィギュア「りくりゅう」ペアが『桃鉄2』をコナミとの契約発表会でガチ対戦、仲の良さ溢れるエピソードも公開【発表会レポート】

アクセスランキングをもっと見る