※本稿では、システム上の関係で簡体字/繁体字で表記すべき部分も異体字に置換している場合があります。
◆『逆戦:未来』

3月31日からSFシューター『逆戦:未来』のベータテストが開始されます。2071年の近未来を舞台にしたタイトルで、巨大なメカに搭乗したり、タワーディフェンスのよう敵を迎撃するユニットを設置したりと、多彩に楽しめるオープンワールドFPSとなっています。
3月7日にbilibiliで公開したベータテストの予告動画は記事執筆時点で429万再生を突破。既にいくつかのベータテストを実施している本作ですが、プレイヤーたちからの期待値も高く、TapTapでは期待値スコア「8.8」を記録している状況です。公式サイトで公開されている累計事前登録者数も710万人という驚異的な数値であり、中国国内でにおいては注目されているタイトルの一つでしょう。




◆『LIGHT OF MOTIRAM(荒野起源)』

3月27日、中国国内向けに『LIGHT OF MOTIRAM(荒野起源)』の第2回目ベータテストが4月22日に開催されることが発表されました。本作は昨年に発表されたタイトルで、大自然が広がる文明の失われた世界を闊歩する機械生命体と戦うスマートフォン/PC/PS5向けのオープンワールドサバイバル。世界観や機械獣のデザインなどから『Horizon』に似ていると話題になりました。
既にSteamやEpic Gamesにて予約が開始されており、日本版公式サイトも登場しています。今回のベータテストでは、初回のテストでは遊べなかった新マップが登場するほか、クラフト&建築要素の拡充などが行われているようです。第2回目ベータテストは、PCとスマートフォン向けに実施される予定で、現在bilibiliおよびTapTapでは予告ティザー映像も公開されていました。





◆『匠屋異聞録(Zold:Out~鍛冶屋の物語)』

4月3日から『匠屋異聞録(Zold:Out~鍛冶屋の物語)』のベータテストが開始されます。本作はかつてNetEase Gamesが日本国内でも展開していたスマートフォン向けのRPG作品。日本版は2022年7月にサービスを終了していますが、繁体字・グローバル版は香港のC4Cat Entertainmentによって未だ配信されており、こちらをダウンロードすることで日本からでもプレイが可能です。
簡体字版は『Elona 2』の件で話題となったKunpan Gamesがパブリッシングを担当する模様。TapTapでは、既に繁体字版をプレイしているユーザーから、繁体字版のコンテンツ更新が止まっていることが指摘されており、簡体字版の将来性について配信前から不安な声が挙がっていました。

数年越しにようやく簡体字版が動き始めたところ、こうしたユーザーコメントから悪い意味で注目されている本作ですが、このタイトルをどのように運営していくかはKunpan Games次第といったところでしょう。
余談ですが、本作のようにサービス終了を迎えたタイトルがパブリッシャーを変えて再始動するケースは少なくありません。最近ではNetEase Gamesが約4ヵ月でサービスを終了させた『開放空間:Over Field』が、新たなパブリッシャーを経由して中国本土にて展開される予定です。
日本産タイトルではあまり見かけない光景ですが、スマートフォン向けのゲームと言えども、やはり巨額の開発費用を投じていることに変わりません。中国、韓国のゲームはパブリッシャーを変えてリブランディングを行うケースがそれなりに見られます。ユーザーにとってはもう1度触れるチャンスでありながら、開発元にとっては開発費用を少しでも回収できるチャンスなのでしょうか。



