いよいよ2月12日の発売日が迫る、『龍が如く 極3 / 龍が如く3外伝 Dark Ties』。発売に先駆け、札幌から博多まで、全国で本作を一足先に遊べる「店頭体験会」が順次開催中です。
会場によっては本作の試遊だけでなく、『龍が如く』グッズの販売や、龍が如くスタジオ代表・横山昌義氏、『龍が如く』シリーズのチーフプロデューサー・阪本寛之氏、本作のプロデューサー兼ディレクター・堀井亮佑氏らによるサイン会も実施されています。
今回、Game*Sparkは1月17日に行われた秋葉原の「ヨドバシカメラ マルチメディアAkiba」会場にて取材の機会をいただけました。本稿では体験会の様子や、阪本氏と堀井氏へのインタビューの内容をお届けします!
サイン会は長蛇の列!道行く人も注目な『龍が如く 極3/ 龍が如く3外伝 Dark Ties』

体験会の会場である、ヨドバシカメラ マルチメディアAkibaの第一エントランスは店舗の入口に位置しており、秋葉原駅の出口からも近いかなりの好立地。
体験会やサイン会のため来場したファンだけでなく、通りすがる人々も足を止めてトレイラーを眺めたり、『龍が如く』の話題を出していたりと多くの注目を集めていました。

龍が如くスタジオの開発者とのサイン会は久しぶりの開催で、開場してまもなく整理券は配布終了となったようです。それでもサイン会は長蛇の列を形成しており、色紙だけでなくシリーズ作品のグッズなどを持参しているファンの姿も。
秋葉原会場では堀井氏と阪本氏の2人がファンと交流し、笑顔を交えながら会話する様子や、グッズとともに写真撮影に応じる姿がみられました。

試遊スペースでは「桐生一馬」が主人公の『極3』と、「峯義孝」が主人公の『3外伝 Dark Ties』を選択してプレイできます。
ファンたちはフィールドの散策やバトルを体験したり、カラオケで「ばかみたい」に挑戦したりするなど、思い思いのプレイを楽しんでいました。


また、Game*Sparkでは「TGS 2025」での本作の試遊レポートも掲載しています。『3外伝 Dark Ties』に挑戦しているので、詳細な内容などはこちらのレポートもあわせてご確認ください!
そのほか、会場ではパッケージの予約受付や、フィギュアにアクリルスタンドなど、さまざまな『龍が如く』グッズも販売されていました。




阪本氏・堀井氏へインタビュー!ファンから受け取った声や、本作の見どころを語る
サイン会のあとは、阪本氏と堀井氏へのメディア向けインタビューが実施されました。ここからは、『龍が如く 極3 / 龍が如く3外伝 Dark Ties』の見どころや、サイン会でのファンとの交流のエピソードが語られたインタビュー内容をお届けします。

――久々のサイン会の開催となりましたが、それぞれ感想をお聞かせください。
阪本寛之氏(以下、阪本氏):本作の体験会・サイン会は、札幌、名古屋、横浜を経て本日(1月17日)で4日目になります。朝早くから皆さんにお集まりいただいて、すぐに整理券が捌けてしまいました。
ファンの皆さんの期待値がすごく高いと肌で感じましたし、そんな期待に応えられるものをきっとお届けできると思っています。
堀井亮佑氏(以下、堀井氏):私は今日が初めてのサイン会で、単純にとても嬉しかったですね。多くの方が期待してくださっているのは分かっていましたが、喜んでいる方の顔を実際に見られる機会はそう多くないので、貴重な体験でした。
ニンテンドースイッチ2版から『龍が如く』シリーズに触れたという方も結構いらっしゃって、新しいファンの方々との交流もでき、とても良い1日になりました。

――サイン会ではファンの方々と色々なお話をされたと思いますが、印象に残っているやりとりなどがあれば教えてください。
堀井氏:先ほどもお話したように、スイッチ2版からシリーズへ入った方という方が多い印象です。
阪本氏:意外と多かったですね。名古屋会場も、スイッチ2版が初プレイという方はかなり見られました。もちろん、1作目からプレイされている方や『龍が如く7 光と闇の行方』から入った方もいらっしゃって。
入り口のきっかけとなるポイントはなんとなく分かるけれど、スイッチ2版の展開もシリーズへ入る大きなきっかけとなっているようで、嬉しかったです。
堀井氏:それと、遠方から足を運んでくださった方も印象的でしたね。新潟から来た方や、海外の方などもいて、本当にありがたい気持ちです。
――やはり、スイッチ2でも『龍が如く0 誓いの場所 Director’s Cut』『龍が如く 極』『龍が如く 極2』と繋げてリリースしていったのが大きな要因なのでしょうか。
阪本氏:そうですね。『0 Director’s Cut』を出してから『極』『極2』もスイッチ2でも遊べるようにする、というのは狙って準備した部分でもありますし、今回の『極3 / 3外伝 Dark Ties』もスイッチ2で遊べるので、流れ的にも良いラインナップになったのではないかと思っています。

――体験会のなかでの手応えや、ファンからの反響はどういったものがありましたか。
阪本氏:直近のタイトルでもアクションの部分にとても満足したという方が多く、「安心してアクションが楽しめた」「製品版が楽しみです!」と言っていただけることがすごく増えた印象です。
ミニゲームや色々な要素がてんこ盛りになっているので、アクションゲームとしての本作への高い期待値も語っていただけるのは、深く嬉しい感覚です。
堀井氏:「TGS2025」からそうですが、体験してくださった方の満足度が高く、すごくポジティブな感想や笑顔をいただけました。体験会では、うちのゲームの良いところがちゃんと詰まったものをお届けできたかなと思っていて。すごくホっとしていますし、嬉しい気持ちです。

――名古屋会場での体験会の盛り上がりはいかがでしたか。
阪本氏:名古屋も同じように寒い中でしたが、そちらでも朝から整理券がほぼ捌けました。名古屋での体験会は久しぶりで、「待ってました!」と言ってくださるファンの方も結構多く、本当にありがたかったです。
――『極3』ではオリジナル版からさまざまな要素やコンテンツが追加されていますが、お二人が特に注目してもらいたいポイントはどこですか?
堀井氏:一番は桐生の営む養護施設「アサガオ」周りの「アサガオライフ」ですね。桐生が“家庭”や“家族”を感じられるのは本作だけで、そこから先は孤独な人生を歩むことになってしまうので……。『3』では家族との絆や、アサガオの子どもたちとしっかり向き合うゲームにしたいという思いがありました。
「アサガオライフ」はただ単に突発的なイベントではなく、「毎日の積み重ねや家事の中で子供たちと交流することで、徐々に絆が育まれる」という体験を良い形で入れられたと思っていますし、自信があります。

阪本氏:私からはバトルシステムや成長要素ですね。これまで培ってきたシリーズ作品の、集大成のようなバランスで楽しんでいただけると思います。
オリジナル版の『3』はすごくストイックなシステムでハードルも高い作品でしたが、『極3』では苦にならないようブラッシュアップされており、遊び応えもあります。

――敵がしっかりと防御をとってくるなど、オリジナル版『3』のようなニュアンスは残っていますか。
阪本氏:全体として、攻め方も手数が増えていたり、判定も増やしたりしているので、近年の作品のようなアクションバランスで駆け引きを楽しめます。今思い返せば、オリジナル版の『3』は荒削りな印象でしたが、今作では大きく変化していますね。
堀井氏:オリジナル版『3』では桐生がやれることが少なく、殴るか掴むかというところに集約していました。しかし本作では琉球武器も使えますし、様々な成長要素も入っているので、主体的に戦い方が広がっていますね。
敵が硬くても武器で対処するなど、多くの手法をとれるので、ストレスは減ってかなり遊びやすくなっていると思います。

――本作では桐生のコーディネート機能が強化されているように感じましたが、どういったバリエーションがあるのでしょうか。
堀井氏:『7外伝』でコーディネートを導入した時には、想像以上の反響をいただきました。今回はバリエーションを増やしつつ、“2009年当時のファッション”を意識して制作しています。
謎のダサいシャツや、襟足が異様に長い髪型など、そういった平成っぽさを感じられるファッションを楽しんでいただけると思います。

――本作は「神田強」の人気が凄まじいですよね。開発側としては、予想通りの手応えなのでしょうか。
阪本氏:神田はネタキャラクターとしては話題になりやすいのですが、今後グッズ化されるとなると、おそらく意外と売れないキャラクターだと思っています(笑)。
誰にも買われない「寺田行雄」のような、グッズだとそんなキャラクターになる予感です。(※編注:「アクリルスタンド 『極2』寺田 行雄」が全く売れないということが2023年にあった。その後無事に完売し、再生産もなされ現在も販売中。)
堀井氏:皆さん、「神田最高!」とは言われるんですけれどね(笑)。「こんなにバズっているならグッズを出してみよう!」としたとしても、全然売れないみたいな。

――グッズといえば体験会でも販売されていますが、どのキャラクターに人気がありますか?
阪本氏:やはり、真島吾朗がぶっちぎりの人気です。桐生ももちろん人気ですが、『7』『8』ではキャラクターの幅が広がったこともあり、「趙天佑」「ハン・ジュンギ」たちを推している方も増えた印象です。
ただ、それでも真島はグッズの売上などを見ても頭ひとつ抜けていて、不動の人気がありますね。
――海外からの反響や手応えはいかがですか。
阪本氏:『龍が如く』シリーズは過去のタイトルを遊んでくださっている方も多く、「ボリュームがあって色々なネタが満載のゲーム」という印象が強いのかなと。『極3』もすごく注目されていて、海外のシリーズファンの方たちにも買っていただけるのではと思います。
海外のファンに一番刺さっているポイントは物語のドラマ性だと考えていて、面白いシーンやパロディは、SNSでのネタになることが多い印象です。

――真島は、そんな海外でも人気のキャラクターなのでしょうか。
阪本氏:やはり、真島は海外でも強い人気ですね。
堀井氏:真島と桐生の人気が強いです。あとは「コケ太郎」とか?(笑)。(※編注:コケ太郎=『龍が如く0 誓いの場所』で登場するニワトリ)
――最後に、読者へ向けたメッセージをお願いします。
阪本氏:まもなく発売となる本作ですが、『極』シリーズのなかでも一番遊びごたえのあるクオリティに仕上がっていると思います。ひとつのゲームで2本分の物語が遊べるというのは、とんでもなくお買い得な商品ですし、「買って損はない!」と言い切れます。
この作品をきっかけに、『龍が如く』に触れる方が増えてくれたら嬉しいです。ぜひよろしくお願いします。

堀井氏:『極3』はリメイク作なので、皆さんの中にある懐かしい思い出を越えていかなければいけません。ただ昔の要素を持ってくるだけではなく、過去にしっかりと向き合って「今の自分たちならこう作る」という答えを持って作った作品になっています。
一方の『3 外伝 Dark Ties』では今までの主人公とは異なった、正義感のない峯が主人公となっており、「主人公が変わるだけで、こんなに受け取る印象が変わるんだ」という体験を感じていただけると思っています。両作とも楽しんでいただけましたら幸いです。

――本日はありがとうございました!
『龍が如く 極3 / 龍が如く3外伝 Dark Ties』は、2月12日にPC(Steam)/PS4/PS5/Xbox Series X|S/ニンテンドースイッチ2向けに発売予定です。
【UPDATE2026年1月20日14時46分】記事中における一部お名前の誤表記を修正しました。関係者および読者の皆様にはご迷惑をおかけし、深くお詫び申し上げます。

















