「台湾美女」という言葉の源流を探るべく、その謎を追って台湾へ向かいました。
日本から近い台湾では年間を通してイベントが数多く開催されており、これまでにも「台北ゲームショウ」や「FANCYFRONTIER開拓動漫祭」、「Petit Fancy」などを取材し、現地のコスプレイヤーやコンパニオンを紹介してきました。そこで出会ったのは、日本とはまたタイプの異なる“アジアンビューティー”たちです。
ヘアメイク、ファッションデザイン、キャラクター解釈、そして流行の写真表現――細かく見ていけば日本との違いは枚挙にいとまがありません。しかし、それらをすべてひとつの言葉でまとめるなら、まさに「台湾美女」という表現がしっくりときます。
今回撮影させてもらったのは、コスプレイヤー/ファッションモデルとして活躍する王道台湾美女・伊登(Idun)さん。彼女には、王道メイド服「Catalina-メイドV号-【Black cat Manor】」を着用してもらいました。フリルたっぷりのエプロンやカチューシャ、膨らんだスカートがつくり出す可愛らしさに加え、ウエストラインをきゅっと引き締めるシルエットは、まさに“完成された様式美”といえるでしょう。
そもそもメイド服のルーツは、19世紀ヨーロッパの上流階級の家庭で働く家政婦の制服にあります。実用性を重視した黒いドレスに白いエプロンという組み合わせが、やがて清楚さと従順さの象徴として視覚的な記号となり、文学や映画、マンガといったフィクション作品を通して「メイド」というキャラクター像が世界中に広まっていきました。日本ではこのイメージが独自の発展を遂げ、秋葉原や大阪・日本橋を中心に「ご主人様」「おかえりなさいませ」といった接客スタイルを伴うメイドカフェ文化として定着していきます。
近年では、そのムーブメントが海を越えて台湾にも波及し、台北をはじめ各地でコンセプトカフェが急増。日本のスタイルを取り入れつつも、ローカルな感性やビジュアルセンスが加わることで、またひと味違った「台湾メイド」像が形づくられています。今回の撮影では、そんな台湾メイドにお給仕してもらえる幸せなひとときを切り取るイメージで、カフェにいる瞬間やふとした仕草まで丁寧に収めました。
本編のフォトレポートでは、「台湾美女」という言葉に込められた魅力を、メイド服の歴史的背景とともにたっぷりとお届けします。写真ならではの距離感で、その可憐さと奥行きのある世界観をぜひ味わってください。
伊登/Idun(Instagram:yuiyui331、Instagram(コスプレ):yuiyui331_cos)






衣装提供:Epetice(X:@epetice)
世界と日本をファッションで繋ぐ-海外ブランド正規販売店。
撮影:乃木章(X:@Osefly)















