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“仲間の死”も“後悔”も受け入れて進め─見えない正解を探し続けるサバイバルシム『ASHWALKERS』という旅路【プレイレポ】

狼との遭遇、蛮人との交渉、仲間の危機――。『アッシュウォーカーズ』は、プレイヤーの判断が物語を紡ぐ、印象深いサバイバルアドベンチャーでした。

ゲーム プレイレポート
“仲間の死”も“後悔”も受け入れて進め─見えない正解を探し続けるサバイバルシム『ASHWALKERS』という旅路【プレイレポ】
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■「希望を目指す旅」に降りかかる絶望

狼の一件で中途半端な対応を悔やんだ筆者は、続いて遭遇した巨大な狼を前に、ゆっくり通り過ぎる選択を選びました。さきほどの反省を活かした形です。

しかし、またしてもメンバーのカリが襲われてしまいました。この時に、カリを助けるか、見捨てるかという過酷な選択肢が突きつけられます。助ければ、おそらく被害は必至。しかし、見捨てる選択を採るほどの気概はありません。

助けはかろうじて間に合い、誰も命を落とすことなく、巨大な狼の討伐に成功。ただし、カリとナディールのHPはレッドゾーンに、ペトラとシンも半分ほどのHPを失いました。

とはいえ、悪いことばかりではありません。狼の身を捌き、大量の食糧を手に入れます。食糧に余裕があれば、旅も楽になりますし、その間に医療品を見つければ怪我も癒せるでしょう。

──その見通しは、やはり甘いものでした。医療品が見つかることはないまま、踏み入れた廃墟で何人もの蛮人に囲まれてしまいます。しかも、槍や弓を構えており、判断を誤れば致命的な事態になりかねません。

人数的にはこちらが不利。ならば、強気な態度に出て、戦力差を埋めるしかない……そう考えた筆者の思考は、間違っていたのでしょうか。全面的にぶつかる結果となり、相手は全員倒したものの、こちらも甚大な被害を受けました。

先ほどの戦いで傷ついていたカリとナディールは、ここで無念の死亡。ペトラとシンも瀕死に近い状態となり、スクワッドは半壊してしまいます。

これだけの被害を受けながらも、ふたりきりとなった旅路はまだ続きます。希望の地となる避難地「ドーム・オブ・ドーム」を見つけるまで……。

■忘れられない旅路を生む「選択の重み」

この先の展開は、ネタバレの回避も考慮し、簡単な説明に留めておきます。とはいえ、半壊したスクワッドでは、すぐに全滅するのでは、と考える人も多いはず。実は筆者も、次のフィールドにこそ進めたとはいえ、ほどなく行き倒れるだろうと思っていました。

しかし、ふたりきりになったことで、数少ないリソースも回りやすくなります。得意分野のメンバーが欠けたため、事態に対して適切な対処がとれないこともあったはずですが、運に恵まれたのか、ペトラとシンはいくつもの困難を乗り越えていきます。

時には、ハゲワシに襲われた蛮人を助ける余裕もあったほど。救われた蛮人は何も言わずに去りましたが、後にまさかという場面で再会。あの時見捨てていたら、この再会はなかったのかと思うと、先の読めない選択肢から正解をつかみ取ったような嬉しさがこみ上げてきます。

発生する出来事がネタバレと直結する作品なので、これ以上詳細には触れませんが、リソースを管理しつつ進むサバイバルなシステムと、事態に対する決断をプレイヤーに迫る作りが、重みのあるプレイ体験を生み出しており、その旅路はきっと忘れがたいものになることでしょう。

1回のプレイ時間は2時間ほどですが、決断によって展開が変わっていくため、繰り返して遊んでも新たな刺激が得られやすい作品です。しかも、エンディングは34種類もあるため、どんな結末をつかみ取るのかという達成感もあります。

没頭して一気に遊ぶのもアリですし、1日1回旅に出るという長期的な遊び方も面白いかもしれません。

しかも今なら、スイッチ版『アッシュウォーカーズ』が、50%オフの1,490円で手に入ります(2026年6月7日まで)。本作に興味を持った人は、この機会に手に取ってみてはいかがでしょうか。

最後にひとつ注意点を上げておくと、スイッチ版『アッシュウォーカーズ』は、本体機能によるスクリーンショットの撮影ができませんでした。ゲーム性に直接関わる部分ではないものの、撮影して思い出を残したい人はご注意ください。

※本稿のゲーム画像は、商品ページの掲載画像や動画から切り出したものを使用しています。


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(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

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