2026年7月4日、アニメ「対ありでした。~お嬢さまは格闘ゲームなんてしない~」のイベント「対あり杯」が開催されました。豪華格ゲーゲストによる本イベントをレポートします。
アニメ「対ありでした。~お嬢さまは格闘ゲームなんてしない~」は江島絵理さんの漫画が原作。現時点で10巻まで発売し、7月22日には待望の11巻が発売予定です。本作は女の子たちの心と体の触れ合いが見られる百合ジャンルでありながらも、格ゲーだけではなく“格ゲーマー”という猛毒をぶち込んだ異色の作品。今回が作品初のイベントとなりましたが、声優さんではなく格ゲーマーをゲストにしているのもなかなかキています。イベント会場も、格ゲーイベントがよく行われるRed Bull Gaming Sphere Tokyoで開催されました。
本大会のゲストはFAV gaming所属のsako 選手、藤村選手、りゅうきち 選手、 DetonatioN FocusMe所属の板橋ザンギエフ選手、Good 8 Squad所属のぷげら選手、VARREL所属のときど選手、マゴ選手、Crazy Raccoon所属の立川選手、MCとしてアールさん、SCARZ所属のストーム久保さんという豪華な面々。観覧の応募も人気の高さから、SNSでは落選した人が多く見受けられました。
まずイベントでは、1話と2話のアニメ先行上映がありました。『ストリートファイター6』がどのように作中に登場するのか?2話程度であればそこまで登場しないだろう、と原作既読の筆者は思っていましたが、ぶったまげるほどの格ゲー濃度でした。ひっくり返りそうでした。試合のとても詳しい解説に感謝すら覚えました。古来からの『ストリートファイター』勢にはぜひとも見てほしいと思います。

そんな素晴らしいアニメの後は、ゲストたちが登壇。チームに分けられ、りゅうきち選手と板橋ザンギエフ選手は深月綾チーム、ぷげら選手と立川選手が夜組美緒チーム、マゴ選手と藤村選手は犬井夕チーム、ときど選手とsako選手は一ノ瀬珠樹チームとなっていました。そしてそれぞれ短くアニメの感想が語られました。多かったのは、懐かしさ、ノスタルジーを感じるという意見。主人公が高校生であったり、周りに格ゲー勢がいない状況での物語展開とあって、自分の過去と照らし合わせたりする選手たちの姿がありました。

その次は、意図のありそうな「キャラクター紹介」のコーナー。明らかに選手たちをモチーフにしたであろう登場人物たちが紹介されました。ビジュアルも寄せている久保園嵐や杉並イヴァノヴィチなど。そして「ブリバリよろしく!」とでも言いそうなツッパリ感のあるgekidoや禍腐餌悪霊(かふぇおれ)。特にアールさんをモデルにしてるであろうフランベルジュは、ドラマ版でもアールさんが演じ、アニメでもアールさんが演じます。フランベルジュというのは、アールさんが『マインクラフト』で作成したオブジェの名前であり、そこから命名されたようです。
その後はトークが繰り広げられました。やはりアニメに引っ張られてか、格ゲーを始めた当初の話となりました。いつから格ゲーをやりはじめたのかという話から、ゲーセン時代の話など、ファンにとって嬉しい内容となっていました。
そして休憩をはさんで、特別大会が開始されました。それぞれ作中のキャラクターを背負っているからか、それともアニメのキャラたちの熱量にやられたのか、格ゲーに向けてだけでなく相手への視線や態度にも何か圧がありました。それもそのはず、今回は『対あり』というタイトルなのもあり、試合が終わったら大きな声で「対ありでした!」と握手をして言わなければならないというルールがあり。勝っても負けても言わなければならないこともあり、気合が入っていたように見えました。


試合はトーナメント形式の2試合先取での戦いとなりました。まず最初に、りゅうきち選手と藤村選手による「対ありでした!」の握手の練習が行われてから、試合開始となりました。試合はやはりプロとあってまじめ……と思いきや、キャラを背負っているからか、キャラに似た立ち回りも見えつつ?という状況。キャラクターは舞が一番多く、次点でジュリ、ヴァイパー、そしてザンギエフ、エレナ、JP、マノン。この場に限らずではありますが、ザンギエフに対してヘイトが高かったです。試合後の「対ありでした!」のシーンはどれもドラマがありましたが、特にsako選手の、普段の柔らかい雰囲気からは想像できないとてつもない声量の「対ありでした!」が印象的でした。全体的にゲーセンでの雰囲気を味わうような試合となっており、普段の大会とは一味違う選手たちの様子がうかがえました。


そして優勝は夜組美緒チームのぷげら選手と立川選手に。優勝チームにはトロフィーと、なんと原作者の江島絵理さんによって、チームのキャラクターと共に似顔絵を描いてもらえる権利が授与されました。マゴ選手は思わず「(似顔絵を描いてもらえる権利を)先言ってよ!」と悔しさをにじませていました。全員が「楽しかった!」と笑顔を見せるエンディングとなり、イベントが閉められました。
アニメは7月7月より放送開始となっています。格ゲー勢としては、美少女に引き寄せられ、格ゲーへの入口となってくれればうれしいなと思っていましたが……2話を見た今では、とにかく格ゲー勢に見てほしいという気持ちでいっぱいです。監督、声優さんも格ゲー勢で、さらにシリーズ構成は「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」の渡航さんの『対ありでした。』放送を楽しみに待ちましょう!














