エヌ・シー・ジャパンは、MMORPG『タブラ ラサ(Tabula Rasa)』の日本サービスを2008年に開始すると発表しました。『タブラ ラサ』は、『ウルティマ オンライン』を手がけた「ロードブリティッシュ」ことリチャード・ギャリオット氏の最新作。2003年の制作発表から約5年がたっており、正に満を持しての登場といえるのではないでしょうか。
リチャード・ギャリオット氏といえば「ウルティマ4」からの一連のシリーズで「人はいかに生きるべきか」という哲学をゲーム内に持ち込み、『UO』ではオンラインゲームの中に仮想社会を築き上げたという極めつけにユニークな人物。『タブラ ラサ』も当初はファンタジーものとして開発が進んでいたのが、人類とエイリアンが戦うというSFものに変更されたというかなり特異な道のりを歩んでいます。『UO』から10年、「マンガ的なグラフィックによるファンタジーものゲーム」が最大公約数とされている日本オンラインゲーム界に、MMORPGの父が問う最新作を、日本のプレイヤーがいかに受け止めるのか。様々な意味において、今後の展開が期待されるところです。
ベルクスとバンダイナムコゲームスは、今冬より『ディグダグアイランド〜南の島のプクプクポン〜』のサービスを開始すると発表しました。
『タブラ ラサ』が5年越しのサービス決定なら、こちらは22年ぶりの復活。最初の『ディグダグ』ではなく、続編となる『ディグダグII』がオンラインゲームとして登場です。コレクション系のソフトに何回か収録されていますので、リアルタイムでなくとも触れたことのある人は多いのではないでしょうか。
知名度としては『ディグダグ』の方が高いのですが、『ディグダグII』は地下ではなく島の上での戦い。見た目に開放感があり、景色にバリエーションが作りやすい辺りがポイントといえるでしょう。
リリースで言及されている「対戦」が現時点ではどのようなものとなるかは不明ですが、コミュニティが成立しづらいと言われるアクションゲームで、オンラインゲームならではの楽しみ方をいかに打ち出すのかが注目されるところです。
ロックワークスは、MMORPG『天上碑外伝』において、11月8日(木)よりクローズドβテストのテスター募集を開始すると発表しました。『天上碑外伝』は各国の創世神話をモチーフとしたゲームで、バンコ(中国)、カオス(ギリシャ)の「大聖連合」とユミル(北欧)、アトム(エジプト)の「神聖連合」が戦うと言う内容。「祈り」や不要アイテムの奉納などで、種族全体に貢献できるのが特徴です。こうした一体感はオンラインゲームの醍醐味ともいえるところ。
RvR(種族間抗争)が取り上げられたゲームとしては『RF online Z』などが挙げられますが、あちらが3種族と奇数になっているのに対し、こちらは2対2の4種族となっており、プレイヤー人口の問題をいかに誘導するか、こちらも注目のタイトルといえるでしょう。なお、『天上碑外伝』のクローズドβテストには、当サイトからも210名をご招待できる運びとなっております。興味のある方はふるってご応募下さい。
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