Xbox360シーンで話題となっているのが、新たな「Jasper」基盤。様々な改良が施されているということですが、技術ウェブサイトVentureBeatが実態に迫りました。 Xbox360で問題になってきたのが「Red Ring of Death」。Xbox360に発生する故障の通称で、GPUの冷却が上手くいかないことが原因と言われています。 「Jasper」基盤では、グラフィックチップを90ナノメートルプロセスから65ナノメートルプロセスのものに変更。小型化に加えて発熱量が少なくなっており、「Red Ring of Death」の発生率を下げるはたらきが期待されています。 VentureBeatの分析によると、前世代となる「Falcon」基盤の問題は、グラフィックチップと基盤の接続が熱で疲労するところにあるとのこと。「Jasper」基盤のグラフィックチップは「Falcon」基盤よりも小型になっており、これも問題解決に役立つとされています。 「Jasper」基盤は256MBのフラッシュメモリーを持っており、これは従来のメモリーユニットのようにXbox Live Arcadeのゲームをダウンロードすることも可能。これにより、HDDを持たないモデルでもダウンロードゲームを買うことが容易に。また、電源ユニットも175wから150wのものに変更されています。 これから買おうとするXbox360が「Falcon」と「Jasper」のどちらなのか見分ける方法は不明で、現在も「Falcon」が流通しているとしながらも、VentureBeatは「シリアル番号で見分けられるのではないか」と仮定しています。 「Red Ring of Death」はXbox360ユーザーとしては気になる問題だっただけに、発生率が下がるのであれば嬉しいところではないでしょうか。
《水口真》
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