キリスト教系の投資会社Timothy Planは2007〜2008年に発売されたゲームから「最も不快なビデオゲーム」をピックアップしています。
Timothy Planはキリスト教の教義に基づいて投資を行う投資会社で、アルコールや煙草、ギャンブルなどを扱ったり、同性愛者を雇用したり支援する会社に対して投資しないことを明言。コカ・コーラ、アメリカン・エキスプレス、EA、マイクロソフトなど40社を「恥辱の殿堂」にリストアップしています。
Timothy Planはゲームを「セックス」「裸」「言葉」「ドラッグ」「暴力」「ゲイ・レズビアン」「悪魔崇拝」「カートゥーンな暴力表現」などの項目で採点。高得点となったものを「最も不快なビデオゲーム」としてピックアップしました。
『グランド・セフト・オートIV』(GTAIV)はトップの18点で、激しい暴力に加えて「攻撃的な冒涜の無数の用途と、神、キリストの誤用」があるとのこと。
『セインツ ロウ 2』(Saints Row2)は同率一位の18点。「セックス」の項目で「Xbox360のゲームパッドが挑発的に振動し、音響が何を起こっているかを明白にする」とコメント。
『Fallout3』は16点。敵の腕や足などの部位破壊を可能とする戦闘システムが「非常に残忍」であり、ゲーム内に登場する各種の薬の効能が「事実上ステロイドに近い」としています。
『バイオショック』(BIOSHOCK)は様々な残酷表現で15点。『マンハント2』(manhunt2)は「ゲーム史上最も血生臭いタイトルの一つ」ということで14点。
MMORPG『Age of Conan: Hyborian Adventures』が12点で「習慣性が高く、果てしない探索に巻き込まれ、わずかなお金と多くの時間を浪費する」。
『Condemned2』が12点。アメリカンフットボールの『Blitz, The League II』が11点。ゲーム内に「ミニスカートの女性」が登場するのに加え、怪我をした時に体の内部構造が見える演出を取り上げています。
『Bully』(Bully: Scholarship Edition)が10点で、男子生徒20人にキスするという実績「Over the Rainbow」により、「ゲイ・レズビアン」の項目に高い得点が付けられています。
『アーミー オブ ツー』(ARMY OF TWO)は、二人の兵士が協力して困難を突破する物語ですが、「言及されないものの二人の間にはホモ・エロチックな雰囲気がある」とのことで7点となっています。
Timothy Planによる2007〜2008年の任天堂ゲームの採点を見てみましょう。任天堂ゲームは点数が低く、『ゼルダの伝説 夢幻の砂時計』『マリオパーティ8』『マリオストライカーズ チャージド』『スーパーマリオギャラクシー』など、いずれも1〜2点の評価。『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』『ポケモンバトルレボリューション』は0点となっています。
「セックス」「裸」「言葉」「ドラッグ」などの項目ではいずれも0点で、わずかに「暴力」「カートゥーンな暴力表現」「漫画的なイタズラ」に1点前後の点数がつくのみとなりました。
《水口真》
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