『The Conduit』はWi-Fiでの対戦がウリのFPS。Wi-Fi対戦でも通用する改造コードを作ったハッカー「hetoan2」氏に海外サイトtheWireがコンタクトを取りました。
「hetoan2」氏は「全ては実質的に無防備。全ての変数(パラメーター)は簡単に編集できた。変数を隠蔽するなどオンラインのハッカーを妨害するための努力が見られない。オンラインとオフラインのゲームは基本的に同一。唯一の違いは変数をサーバーへリアルタイムで送信する部分にあるが、サーバー側でのチェックが行われていない。普通、異常な値が送られてきたらサーバーは他のプレイヤーとの接続を切る」と『The Conduit』のハッキング対策の不足を指摘。
「hetoan2」氏によれば、オンラインモードの不具合は一人用モードと同一の仕様を使っていることが原因であるとのこと。両モードで復活地点の仕様が異なるにも関わらずプレイヤーの移動速度は固定の値であり、しかもそれがサーバー側でチェックされていないため、ロードと関連して同期のズレが起こる、としています。
当初「hetoan2」氏が公開した改造コードはセーブデータを破壊するもので「Fuck You」というメッセージが隠されていたとのことですが、これは「潜在的なハッカーを一掃するため」であり、オンラインで不正をはたらくならセーブデータが破壊されることを教えるためであったといいます。
開発元であるHigh Voltageは改造コードを使った不正プレイヤーのMACアドレスを記録して任天堂に送っているとのこと。MACアドレスは通信機器に割り振られた番号で、原則的に一つの機器に一つの番号となっているため、これを記録することでチーター(不正プレイヤー)を特定できる可能性が高くなります。
「hetoan2」氏はチートの蔓延に関して「ほんのわずかな不正プレイヤーがいるが、改造コードを使用することで追跡は簡単になる。High Voltageに改造コードを検知する方法を教えたので、たとえ改造コードをオンにしなくてもMACアドレスが特定されバン(ここではWi-Fiへの接続禁止)されるだろう」とあまり心配していない様子。既に任天堂は接続禁止の処置を執っているといいます。
「『The Conduit』でチーターがバンされることを望む。ちょっぴり改造コードを作ったが、やりすぎだった。できの良い改造コード全てを公開した訳ではないが、チーターは存在する。バンすることが彼らを止められそうな唯一の方法」と接続禁止こそが対抗手段であるとの見解を明らかにしました。
オンラインでの改造コードの使用は厳禁。他のプレイヤーに迷惑をかけるだけではなく、接続禁止をも招くことになります。今回のインタビューは、プレイヤー側のモラル向上と同時に、メーカーが改造への対抗手段を執ることが大事であると教えてくれるものといえるでしょう。
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