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現実世界でバトルハブを再現!? 「豪鬼」情報も飛び出した「ストリートファイター6 ~俺より強いやつに会いに行く! ~in ラグーナテンボス」内覧会レポート

『スト6』ファンは、蒲郡に全員集合だ!

ゲーム PS5
現実世界でバトルハブを再現!? 「豪鬼」情報も飛び出した「ストリートファイター6 ~俺より強いやつに会いに行く! ~in ラグーナテンボス」内覧会レポート
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『ストリートファイター6』みなさんプレイしていますか?新キャラ「エド」が追加され、バランス調整も行われるなど何かと話題が尽きない本作。勝っても負けてもやめられない魅力に溢れた作品で、日夜戦いに明け暮れている人も多いことでしょう。

そんな本作にはバトルハブと呼ばれる、対戦やコミュニケーションを手軽に楽しめる、バーチャルなゲームセンターのようなモードが用意されています。音楽も心地良く、ついつい何もしていないのに居座ってしまうような空間であり、「これがもし現実に存在したら最高じゃないか?」と誰もが妄想したかと思います。そんな妄想がついに現実へと。

東海旅客鉄道株式会社(JR東海)と昨年40周年を迎えた株式会社カプコン(以下、カプコン)が、展開する大型観光プロジェクトとなる企画「ストリートファイター6 ~俺より強いやつに会いに行く! ~in ラグーナテンボス」が3月2日(土)から5月6日(月)の期間開催されています。

今回は一般公開日の前日に行われた内覧会に、ストリートファイター大好きな筆者が先行で参加。記事の後半では、イベントの開催に至った経緯やプロジェクトに対する思いの他に、「あのキャラクター」について開発者へ少し突っ込んだ質問をしてみたので、本記事を楽しんでもらえたら嬉しいです。

◆『スト6』プレイヤー大興奮!再現度が高すぎるバトルハブ

まず会場内に入って驚いたのは、バトルハブの再現度の高さでした。多くの対戦筐体が用意されており、中央には巨大モニターも配置。ゲーム内で何百時間も過ごしたバトルハブまんま過ぎて、現実なのかゲームなのか、脳みそが混乱してしまうほどでした。

対戦台はゲーミングPCで構成されているため、個人で持ち込んだコントローラーを自由につなげて遊べるようになっていました。自前のコントローラーを持ってきていなくても、会場にはVictrix製のVictrix Pro BFG、Victrix by PDP Pro FS Arcade Fight Stick、Victrix by PDP Pro FS-12 Arcade Fight Stickと各種用意されていて、それらの貸出も行っていました。手ぶらで遊びにいっても安心だし、Victrixの製品を試してみたいと思っている人にとっても非常に嬉しいですね。

筆者もさっそくVictrix by PDP Pro FS-12 Arcade Fight Stickをレンタルして数回対戦を行いました。こういったオフラインでの対戦は久しぶりで、ゲームセンターでプレイするドキドキ感に近いものがあり、このライブ感は本当に癖になります。仕事で来ていたことを忘れなければ、何時間でもプレイしちゃいそうになりました。

中央にはステージが用意されていて、ここでは定期的にゲストを呼んだイベントが開催されるそうです。イベントが行われていない時は、中央のステージに配置された筐体で自由に対戦も可能。その様子は会場内に設置された強大なスクリーンで映し出されます。

普段は、なかなかプロゲーマーのように壇上でゲームをプレイする機会もないので、より強めな刺激を求めるならステージでプレイするのも楽しいのではないでしょうか?自分が押した攻撃のサウンドが、大音量で会場に鳴り響く体験は本当に気持ちがいいですよ。

◆カプコンのレトロゲームを実機で体験できる「カプコンレトロゲームス」

もちろんバトルハブではお馴染みの、「カプコンレトロゲームス」も用意されていました。筐体も当時のアーケード機のものがそのまんま置いてあるので、昔を知っている人には懐かしく、知らない人にとっては新鮮な体験ができる素敵な空間となっていました。

隣の人と肩がぶつかっちゃうくらい小さい筐体は、今見ると少しかわいい気もします。

子供の頃、モリガンが放つ大人の魅力に照れて遊べなかった『ヴァンパイアハンター』だって、今は大人だから遊びたい放題です。

当時ゲームセンターに貼られていた販促用ポスターも飾られていました。これウチにも欲しいです。

◆カプコンデザインチームが直筆!圧巻の巨大ウォールアート

カプコン開発チームのデザインメンバー総勢10名が直接描いた巨大なウォールアートは、凄まじい迫力でした。近くで見るとちゃんと手で描いているのがわかるほど。訪れた際はぜひ、近くで観察してみてください。

オープニングセレモニーでは仕上げとして、それぞれのキャラクターのデザインを担当した方が、直接仕上げを行うライブペイントも行われました。

マリーザのデザインを担当した福盛由基氏。前作『ストリートファイターV』では、女性版セスを担当したそうです。
ルークのデザインを担当した越智 猛氏。スト6では他に、キャミィのデザインに関わっているそうです。 
スト6では特徴的なグラフィティアートを担当している上田 豊久氏。最近ではKZHCUPなどのストリーマーイベントのアートも担当しているそうです。
デザインチームリーダーの金関 徹氏。キンバリーのデザインを担当しています。

◆ゲーム未収録!初公開のキャラクターデザイン案を見ることができる「開発展示」

ウォールアートの反対側には、『スト6』に登場するキャラクターデザインの変遷を紹介する「開発展示」も行われていました。このイベントで初めて公開された貴重な資料となっています。

ここではその一部、「ルーク」のデザイン案を紹介。他にもたくさんのキャラクター達の原案を見ることができるので、こちらも立ち寄った際には是非とも見てほしいです。

◆本格的な和牛を楽しむことができる「リュウ丼」など、限定フードメニューは視覚もお腹も心も満たされる

会場内のレストランでは、限定フードメニューを頼むことができます。それぞれキャラクターの好きな食べ物などが反映されており、自分の使用キャラクターだけでなく推しキャラの好みの味を実際に楽しむことができるようになっています。

いくつかのメニューを試食することができたのですが、中でもリュウ丼は絶品でした。牛肉には甘みのある味付けで、柔らかく溶けてしまいそうな食感...スゥ...集中力を高めることができました。

他にもゲーム内のワールドツアーモードでも登場する、ルークが大好きなメトロシティの名物ピザなど魅力的な限定フードが用意されています。

◆ルーク、ジェイミー等身大パネルがお出迎え!「変なホテル ラグーナテンボス」と「スト6」のコラボルーム

「変なホテル ラグーナテンボス」と「スト6」の特別な宿泊プランが登場。「ルーク&ジェイミールーム」、「マノン&マリーザルーム」、「春麗&ジュリルーム」と3種類のコラボルームが用意されており、それぞれの部屋には等身大パネルも設置されています。今回はその中の「ルーク&ジェイミールーム」を実際に見ることができました。

部屋に入ったらまず目を引くのはやはり等身大パネルです。このサイズのキャラクターが2人立っていると中々インパクトがあります。

宮棚の部分には、水着姿のデフォルメされたキャラクター達のパネルが配置されています。可愛くて、見ていて癒やされます。これなら対戦で疲れた体もリフレッシュできそう。

ベッドカバーには、イベントのキービジュアルが描かれています。室内にはPS5と『ストリートファイター6』のディスク版も置いてあり、部屋内で対戦も行えるようになっていました。

宿泊した人には、限定オリジナルタオルをもらうことできます。

◆開発者インタビュー 「本気でバトルハブを作ったので、全部自信があります!楽しんで欲しい!」

左から『ストリートファイター6』ディレクター/デザインの中山貴之氏、本イベントのプロデューサー牧野 泰之氏、『ストリートファイター6』プロデューサー松本脩平氏。

ここからは、『ストリートファイター6』ディレクター/デザインの中山貴之氏(以下、中山氏)と、プロデューサーの松本脩平氏(以下、松本氏)、そして本イベントのプロデューサー牧野 泰之氏(以下、牧野氏)3名へのインタビューをお届けします。

――「ストリートファイター6 ~俺より強いやつに会いに行く! ~in ラグーナテンボス」の開催おめでとうございます。昨年度から『ストリートファイター6』では多くのイベントが開催されて非常に盛り上がっていますが、本イベントはどれくらい前から企画されてたんでしょうか?

牧野氏 夏だったかな?ゲームが発売して1ヶ月後くらいに企画はスタートしていました。

――そのタイミングですと、ゲームが発売して盛り上がりを受けてスタートしたというわけではないのでしょうか?

松本氏 最初に企画の構想がでたのが、2023年6月13日に迎えたカプコン創立40周年のタイミングでした。ちょうどその時にJR東日本さんから、現地企画の提案をいただいたんですよ。大きい会社さんとのコラボレーションなので、これは是非挑戦したいなということではじまりました。

――確かカプコン40周年のタイミングで発表されたときにカプコンタウンというページが公開されましたよね。これ実際にあったら行ってみたいななんて個人的に思っていました。

牧野氏 あれは私が企画したんですよ。実際にカプコンタウンみたいなイベントを開きたいという事も本企画のアイディアの根底にはありました。そのなかで現地でなにか大きい目玉が欲しいってことになって、どんなことが出来るかなって探している時に、ラグーナテンボスさんで何か企画ができますよって話を聞いたんですよ。

中山氏 何ができるかわからないけど、面白そうだから一旦みんなで見に行こうぜってなったんですよ。

牧野氏 そうそう!僕ら面白そうだからってだけですぐ行動しちゃうんですよ(笑)。それでよくわからない状態で、ラグーナテンボスさんを見に行ったら、あまりにも会場が立派だったものだから、ここでバトルハブの再現やれちゃうんじゃないのって話になって、今回の企画の具体的な方向性が定まりました。

――なるほど、そうやって実現したリアルバトルハブですが、ファンの人には特にどこに注目してほしいですか?

牧野氏 もちろん、全部です!中山と松本はファンサービスを特にしたがるタイプでして、全てにおいて手を抜かないんですよ。その証拠にアーケードではちゃんと当時の本物の筐体を用意しましたし、ウォールアートも印刷したものではなく、ちゃんと本物の絵を書こうぜってことでデザインチームに描いてもらいました。中山がパネルの構成を考えてくれましたが、未公開のキャラクターデザインなども公開したりだとか、ステージもちゃんと作ろうぜだとか、対戦台なんかもかなりお金をかけて作りました。一箇所にはなりますが、ステッカーで壁を埋めようぜってなって、僕たち含めてスタッフ全員が手で貼っていったんですよ(笑)。

牧野氏 なので、こうやって考えると手を抜いてるところは一切ないので、全部見ていって欲しいです。来てくれた人全員が楽しんでほしいなと思って一生懸命作ってきました。

中山氏 そもそもゲームにあるバトルハブは、昔あったゲームセンターをオンラインで再現しようぜって所から企画がはじまったので、それを今度はリアルに逆輸入して再現しているので、言っちゃったらこれはもうゲームセンターなんですよ(笑)。

中山氏 でも、それをやることが面白いんじゃないのって思ったんですよ。バトルハブのBGMもずーっと流れていますし、ゲーム内にあるフォトスポットなども再現しているので、現実とバーチャルの垣根を越えた体験を楽しんで欲しいです。

牧野氏 僕らは、40代でほぼ同じ世代ですので、まさにゲームセンターで遊んでいた世代なんですよ。でも今じゃオンラインがあるから気軽に対戦もできちゃいますし、SNSであったことがないのに友達なんて人いっぱい居るじゃないですか。それがオフ会で初めて会おうぜなんてことが起きたら最高だなって思ってます。日本全国各地にいる。会ったことはないけど、SNSを通して数年間やり取りしていて、なんとなく仲良しみたいな人が、この蒲郡という場所で初対面したなんてことが起きたら本当に喜ばしいです。

――以前よりユニバーサル・スタジオジャパンにて、バイオハザードやモンスターハンターのコラボイベントは行われていました。今回はストリートファイター6でしたが、他のタイトルでの案もありましたか?

牧野氏 この後発表されるんですが...一応これは伏せます(笑)。

――聞けるのかなって思っちゃいました(笑)。

牧野氏 面白い企画は、あるので近いうちに出る発表を楽しみにしててください(笑)。

――それは楽しみにしています...(笑)。最後に、これは少し突っ込んだ質問になるかと思うのですが...今回のキービジュアルに、まだ追加されていない豪鬼が描かれています。また新年の挨拶のポストにも豪鬼のイラストが公開されていましたが、豪鬼のデザインはほぼ確定なんでしょうか?

中山氏 そうですね。正月のあのデザインはもう完全に今作の豪鬼のデザインとなっています。

――どちらかというと今回はリュウが剛拳のような衣装を纏っていますが、豪鬼もまた兄である剛拳のような見た目に似ている印象を受けました。

中山氏 実はちょっと狙いが違っていて、前作『ストリートファイターV』の時はライオンのような見た目で、完全に赤毛でした。その後の時系列は、ストリートファイターIIIになるのですが、豪鬼は赤毛の中にメッシュがはいっていて、それよりも時間が経過しているから白い髪の毛になっているという事です。『スト6』では、時間の経過を表現したかったんですよ。また豪鬼のちょっと意外な一面とかも見せれたらなって思っていますので、追加されるのを楽しみにしていてください。

――ファンの間では豪鬼を楽しみに待っているという声も多く聞きます。私もその一人で非常に楽しみにしています。

牧野氏 私も、ものすごく楽しみに待っています(笑)。僕はこういったイベント周りを中心に携わっていて、豪鬼が今どうなっているのか知らない状態ですので、ある種ファンと同じ目線で楽しみにしています。ロマンのあるワンボタンで瞬獄殺打てちゃったりしちゃうんですかね?

中山氏 まだノーコメントです(笑)。

インタビューでは、今回のイベントに対する熱い想いを聞くことができ、まさかの豪鬼についての情報も少しだけ聞くことができたのは一ファンとして、非常に興奮できるものでした。引き続きこの情報も楽しみに待っていようと思います。


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《河内悠樹》
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