任天堂オブヨーロッパ上級副社長マーケティングのJim Merrick氏が先日NOEのお膝元であるフランクフルトで開催されたNintendo Europe SummitでEurogamerのインタビューに答えています。先日のセ忘れていたレボリューションのバーチャルコンソールに関する部分を紹介します。
レボリューションはバーチャルコンソール(仮想コンソール)として、レボリューション向けや互換性のあるゲームキューブ向けタイトル以外にも、ダウンロードしてくることによってファミコン、スーパーファミコン、NINTENDO 64という過去の任天堂ハードのタイトルを楽しめるようになります。
気になるのはサードパーティはどの程度参加するのか、という点です。この点についてMerrick氏は「まだ言えません。しかし推測することはできます。(ダウンロード可能なのは)私達の過去のハードで発売された全てのゲームでしょうか? 恐らくそうはならないでしょうね」と述べました。
値段については「分かりません。あなたは16ビット時代のゲームにどれだけのお金を払うでしょうか?」としました。
次にエミュレーターによる違法行為が深刻な件については「もしPCで遊びたいと思っても、ええ、それらはゲーム機で遊ぶようには上手く動作も操作もできません。それに、、、そういうことをやっていれば、深夜にドアをノックする音がして玄関を開けたら任天堂のポリスがあなたをどこかに連れ去ってしまうでしょう(笑)」と話しました。
「確かにそういう著作権侵害は常に存在します。しかし私達がマスマーケットに容易にアクセスでき低価格で提供することによって、"おお、これ覚えてるよ、最初のマリオは大好きだった。これと一緒に育ったようなものだよ"とゲームをダウンロードしてくれれば、素晴らしいことだと思います」
Merrick氏はゲーム以外のダウンロードも示唆しています。
「ムービーや30日間のゲーム体験版や他の人と共有できるゲームなどをダウンロードできるようになる可能性もあります。デジタル著作権管理システムを使って、ムービー、音楽、体験版、あるいはフルのゲームを提供する可能性はあります。もちろん私達がムービーや音楽と言ったとき、それはゲームの、です(トレイラーやBGMなど)。私達のビジネスはインタラクティブエンターテイメントです。私達は"彼ら"が戦っているようにホームマルチメディアポータルを目指しているわけではありません」
"彼ら"が誰かは余りにも明白です。
《土本学》
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