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日本ゲーム大賞@TGS2006

TGS初日のトリはイベントステージで行われた「日本ゲーム大賞」の授賞式です。賞には大きく二種類あり、「インディーズ部門」と「年間作品部門」に分かれています。

ゲームビジネス その他
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TGS初日のトリはイベントステージで行われた「日本ゲーム大賞」の授賞式です。賞には大きく二種類あり、「インディーズ部門」と「年間作品部門」に分かれています。

2005年4月1日から2006年3月31日までの間に、日本国内で発売された作品を対象とする「年間作品部門」の大賞は『東北大学未来科学技術共同研究センター川島隆太教授監修 脳を鍛える大人のDSトレーニング』『ファイナルファンタジーXII』の2作品に決定しました。大賞に2作品が選出されたのは2003年以来二度目となります。

また、製品化されていないオリジナルの作品を対象とする「インディーズ部門」の大賞には、九州大学大学院システム情報科学府 Jolly9 製作の『五秒間のカッパ』が選出されました。




司会は芸能界きってのゲーム好きで知られる伊集院光さんで、昔ふんどし一丁でTGSに潜入してつまみ出されたエピソードなどを語り終始和やかな雰囲気で進行していました。

まずインディーズ部門から発表が行われました。優秀賞として以下の4つのソフトが選ばれ、大賞は『五秒間のカッパ』が受賞しました。


  • 5秒間のカッパ (携帯電話, 九州大学大学院システム情報科学府 Jolly9)

  • Cell_麻雀 (PC, 武藤 玄)

  • ブロウウィンド (Gamecube, デジタルエンタテインメントアカデミー チームP)

  • モアイの巣 (PC, SKT)



『五秒間のカッパ』は、五秒間だけ行動できるカッパが主人公のアクションゲームで、五秒間のアクションを繰り返して過去の自分の行動と協力しながら仕掛けやトラップを突破しキュウリを手にいれるのが目的です。時間軸を利用し、アクション性とパズル性を同時に盛り込んだ戦略性が高く評価されました。

また『Cell_雀』は表計算ソフトを利用した麻雀ソフトで、仕事中にプレイしても大丈夫というユニークなコンセプトのゲームです。『ブロウウィンド』はGC向けに開発された風を使った3Dアクションゲームで、そのまま発売されても全く遜色のない完成度でした。専門学校生の開発力に驚かされます。そして『モアイの巣』はマウスを使ったFlashのアクションゲームで、30秒で沢山モアイを集めるというものです。軽快なインタフェースと異色で愉快な世界観が印象的でした。

そして「年間作品部門」のベストセールス賞に『おいでよ どうぶつの森』(DS)、特別賞に『えいご漬け』(DS)と『モンスターハンターポータブル』(PSP)、グローバル賞に『nintendogs』(DS)と『World of Warcraft』(PC)が選ばれました。

優秀賞には以下の11作品が選出され、大賞には『脳トレ』と『FF12』が選ばれました。


  • 東北大学未来科学技術共同研究センター川島隆太教授監修 脳を鍛える大人のDSトレーニング (DS, 任天堂)

  • ファイナルファンタジーXII (PS2, スクウェア・エニックス)

  • おいでよ どうぶつの森 (DS, 任天堂)

  • キングダム ハーツII (PS2 スクウェア・エニックス,)

  • たまごっちのプチプチおみせっち (DS, バンダイナムコ)

  • テイルズ オブ ジ アビス (PS2, バンダイナムコ)

  • nintendogs (DS, 任天堂)

  • マリオカートDS (DS, 任天堂)

  • モンスターハンター2(dos) (PS2, カプコン)

  • 龍が如く (PS2, セガ)

  • ワンダと巨像 (PS2, SCEI)



今回2作品の大賞となったのは、全くコンセプトの違う二種類の作品が両方とも昨年度を代表するものであったためです。脳トレはまさしくこれからのゲーム業界の10年を決定付けるソフトとなりましたし、一方のFF12はこれまでのゲームの全要素を抜群の完成度まで高めたことに加え、一般投票での圧倒的な得票数が評価されました。

CESAではこれら受賞作品を紹介するポスターを製作し、ゲームのパッケージに受賞シールを貼ったりして認知度の向上や販売促進にするそうです。

受賞作品の半分ぐらいが任天堂作品ということで、会場には任天堂の関係者の方々が多数見受けられました。改めて昨年度がDSの年であった事を実感しますし、今年度がWiiの年になる事を期待して止みません。

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