会場では、まずSCEA社長のジャック・トレットン氏が、PS3のバーチャル・コミュニケーションサービス「Playstation Home」に登場するところから始まった。これはGDC2007で発表されたもので、本年11月にネットを通して無償配信される、SNS的な要素を持つバーチャルサービスだ。この後もSCE代表取締役社長兼グループCEOの平井一夫氏や、ワールドワイドスタジオ社長であるフィル・ハリソン氏が登壇し、随時「Playstation Home」と実際のステージを行き来しつつ進行するという、ユニークな形でカンファレンスが続けられた。
初めにトレットン氏は8月より80GB版を投入、7月より60GBモデルを499ドルで発売と、北米でPS3本体の値下げを発表したことに触れつつ、まずはPS2の最新タイトルについて話しはじめた。人気アクションゲームの続編「God of War II」や、欧州で人気のクイズゲーム「Buzz!」、カラオケゲームの「Singstar」などのリリースを発表、年末商戦までに160本の新作タイトルが発売される。全世界で最も普及しているプラットフォームとして、変わらぬ存在感をアピールした形だ。
なお、これらはすべて米国での発売であり、日本発売は原則として未定であることは注意してほしい。以後も特記がない限り米国での発売情報となる。
続いて話題がPSPに移り、平井氏がステージに登壇。33%軽量化を果たし、19%薄型を実現した新型PSPを発表した。新たに映像出力端子も備えており、テレビに接続してUMDの映像コンテンツやゲームなどを大画面で楽しめる。UMDローディング時間の短縮や、PS3、PCのUSB端子からバッテリー充電できる機能も備えた。本体色はピアノブラック(黒)、セラミックホワイト(白)、アイスシルバー(銀)の3色で、9月から日米欧で順次発売され、価格は現行の169ドル(日本では20,790円)と同価格帯になる見込み。10月9日に新型PSPとのセットで限定モデル「Star Wars Battlefront PSP Entertainment Pack」も199ドルで発売されるとのことで、チューバッカもお祝いに駆けつけた。
3番目に紹介されたのは、ダウンロードコンテンツを中心とした「PLAYSTATION Netowork」。こちらはフィル・ハリソン氏から、SCEJ開発のパズルゲーム「ecochrome」のほか、「PAIN」「WipeOut HD」「SOCOM US Navy SEALs: Confrontation」「Warhawk」の各トレーラーが紹介された。北米向けに年内40タイトルの投入も予定されている。このうち「SOCOM〜」「Warhawk」はダウンロードとブルーレイディスクの両方で展開される予定だ。また「ecochrome」は「ゲームやろうぜ」プロジェクトで制作されたタイトルで、エッシャーのだまし絵風のフィールドを回転させながら、キャラクターをゴールまで導くという意欲作。こうした挑戦的なタイトルがダウンロードで配信されるのは歓迎だ。
「Playstation Home」でも、Home内の映像をキャプチャして専用SNSページで共有したり、携帯電話で撮影した写真をHome内に張り付けるデモや、Home内で「MotorStorm 〜モーターストーム〜」をシームレスに起動し、通信対戦を行うデモが行われた。
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