DiGRA2007、セッション概要が発表に―ファミコンの生みの親・上村雅之氏も登場

日本デジタルゲーム学会は9月24日〜28日の5日間、日本で初めて開催されるデジタルゲームの国際学術会議「DiGRA2007」の、日英・英日の同時通訳がつく同時通訳セッションの概要を発表しました。同時通訳セッションでは世界各国から推薦された研究者・開発者による厳選された講演が行われます。

多様な立場、多様なアプローチ（社会、教育、医療、福祉、産業、技術、芸術、デザイン、倫理、ジェンダー、労働、仮想世界など）からビデオゲームを捕らえる「situated play（状況論的ゲーム学の構築）」という今回のDiGRAを象徴する内容になる、ということです。

ファミコンの生みの親で元任天堂の上村雅之氏も参加する「記念対談：日本のゲーム産業史：ハードウェアとソフトウェアの出会い／アーケードゲームと家庭用ゲームの出会い」も実施されます。どのような内容が語られるのか、注目です。もちろん当サイトでもレポート予定です。

同時通訳セッションは以下の通りです。

9月24日（月）　14:00-15:00　安田講堂
開会

9月24日（月）　15:30-17:00　安田講堂
シンポジウム： DiGRAの現在と未来
ターニャ・クルズィンスカ、パトリック・クローガン、ダグラス・トーマス、ヘレン・W・ケネディ

9月25日（火）　15:00-16:30　小柴ホール
パネルセッション：ゲームにおける女性2007
スザンヌ・ドゥ・カステル、ジェニファー・ジェンソン、ドリス・C・ラッシュ、エマ・ウェストコット

9月25日（火）　17:00-18:00　小柴ホール
シンポジウム：東京漂流：日本の開発者コミュニティへの示唆（国際ゲーム開発者協会セッション）
ジェイソン・デラ・ロッカ、ジョン・エイブルハンソン、ディラン・カスバート、ロバート・オタ・ディートリッチ、ケース・ガジェンターン、バート・セクラ、コリン・ウィリアムソン

9月26日（水）　13:00-14:00　安田講堂
基調講演：不信なオンライン経済
エドワード・カストロノヴァ

9月26日（水）　16:30-18:00　小柴ホール
シンポジウム：多人数同時参加型オンラインロールプレイングゲーム
ターニャ・クルズィンスカ、トリル・モーテンセン、エスザー・マカラム・スチュアート、T.L. テイラー

9月27日（木）　10:30-12:00　小柴ホール
パネルセッション：リアルへと移行する社会批判：「変化のためのゲーム」から「ゲーム内での変化」へ
ジェニファー・ジェンソン、スザンヌ・ドゥ・カステル、シンディ・ポレンバ、ロリ・シバ

9月27日（木）　13:00-14:00　安田講堂
基調講演：私が見たい研究
マーク・プレンスキー

9月27日（木）　14:30-16:00　小柴ホール
パネルセッション：社会変革に影響を与えるゲームデザイン：デザイナー、学者、活動家からの見地]
クリス・スエイン、ダグラス・トーマス、ラフェル・ファハルド、エレン・スコット

9月27日（木）　16:30-18:00　小柴ホール
シンポジウム：ゲームと教育・医療
香山リカ、高杉紳一郎、坂元章

9月28日（金）　10:30-12:00　小柴ホール
シンポジウム：ゲームデザイン・ワークショップ（国際ゲーム開発者協会教育部会）
スーザン・ゴールド、ロビン・ハニキ、トレイシー・フラートン、マギ・セイフ・エルナスル

9月28日（金）　13:00-14:00　安田講堂
記念対談：日本のゲーム産業史：ハードウェアとソフトウェアの出会い／アーケードゲームと家庭用ゲームの出会い（仮題）
上村雅之、岩谷徹、馬場章

9月28日（金）　14:30-16:00　小柴ホール
シンポジウム：日本におけるゲーム開発（仮題）
遠藤雅伸、飯田和敏、新清士

9月28日（金）　16:30-17:30　小柴ホール
閉会

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