任天堂の宮本茂氏は、The Mercury Newsのインタビューに応え、近年その存在感を増している、デジタル流通(ディストリビューション)についての見解を述べています。「私たちは将来のゲームがデジタル流通のみになるとか、それが流通の大部分を占めるようになるといった風には思っていません。娯楽は単にデジタルになる種類のものではないと思います。MotionPlusだってデジタル流通だけでは実現できませんでした」とした上で、ゲーム開発者の立場として、「販売部門は常にコストを削減しようと考えます。デジタル流通だとパッケージを作るといった類の費用は削減でき、それは素晴らしい事かもしれません。でもゲーム開発者の立場からすると、僕たちが本当にフォーカスすべきものを変えるものでもないと思っています」と述べています。一方で、その可能性も評価していて、「とはいえ、デジタル流通が多くのデベロッパーにとっての可能性になるのは素晴らしいことだと思います。自分もそうした人の一人です。一方で、自分でもiTunesで曲をダウンロードしますが、CDも買います。どちらかというと・・・物理的なメディアの方が安心感はありますね」としています。デジタル流通がこれから先、存在感をさらに増していくのは間違いないでしょうが、一方でパッケージや既存流通が果たす役割はこれからも小さくなることはないはずです。ぜひ皆様のご意見をお聞かせください。
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