Activision PublishingのCEOであるEric Hirshberg氏は、ブログ界隈で自社ゲームの評判に問題があることを認識していると語っています。
「確かに、ハードコアゲームにおけるブロガーのコミュニティ(ブロゴスフィア)では、我が社のゲームの評判に関する問題があると思います。消費者コミュニティでよくあることとは思いませんし、修正すべき何かがあると考えます。世界で最も愛されるゲームを多数擁する会社には、ゲーマーの間でそれにふさわしい評判があるべきです」
米国の調査会社のEEDAR(Electronic Entertainment Design and Research)のアナリストであるJesse Divnich氏は、パブリッシャーがゲームのレビューに干渉することを戒めています。
「もしゲームが誇大広告されるなら、消費者は友人にそれを勧めてしまうでしょう。メディアがゲーム産業で影響力を持つのは、消費者とプロのゲーム評論家の間に強い信頼の絆があるからだということを心に留めておく必要があります。もしメディアやパブリッシャーがレビューの過程に手を入れるなら、消費者との関係を悪化させるだけです」
ゲームが発売されれば賞賛と同時に不満の声が上がります。しかし、不満がある程度以上続くのならそこには原因があるはずです。Activisionはこうした問題を認識しているようで既にソーシャルメディアマネージャーであるDan Amrich氏が自社を嫌う人々のコミュニティに参加して対話を試みています。
こうした取り組みが100%の効果を発揮し、不満の声が消え去る日は来るのでしょう。答えは“NO”で、不満の声が消える事の方が危険です。
口コミが賞賛のみで満たされるならパブリッシャーにとってこれほど望ましいことはないでしょう。高評価のレビューと購買行動には相関関係があるとする調査結果もありますから、賞賛の声がどんどん売上を伸ばしてくれるはずです。
ですが、賞賛以外の声がない様なゲーム、10人が10人満足するようなゲームはあり得るのでしょうか?人には好みがありますから、どこかに不満点が出たとしても、それは自然なことなのです。
ゲーム業界においてレビューや口コミは有効な宣伝媒体の一つ。その有効性は「発言が自由であること」から生まれているのです。有効性の神話が一度失われたなら回復は容易ではないでしょう。
今は不景気のまっただ中ですから、プラスに働く可能性がある要素は温存するに越したことはありません。不満の声を制御するのではなく、あくまで対話と対処を試みること。Activisionの施策が制御に傾くか、対話へ向かうのか。他のパブリッシャーにとっても注目のケースではないでしょうか。
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