英国のゲームショップGameStationとGAMEは『ドンキーコング リターンズ』の発売イベントを行いました。バナナ一房を持ってくればゲームと引き替えるというもので、60名がバナナで最新ゲームを手に入れました。
オーストラリアでは山積みのバナナで『ドンキーコング リターンズ』の発売を祝いました。シドニーのサーキュラーキー駅の駅前にバナナが5mもの高さに積み上げられ、発売イベントの参加者に振る舞われたそうです。
いずれも、いかにも海外らしい発売イベントの祝い方といえるでしょう。最新ゲームの発売イベントといえば、基本的にはゲームマニアのためのものです。
しかし、これらのイベントは「バナナ一房と最新の商品を交換」「5mのバナナの塔と共にイベント」と、普段ゲームを遊ばない人をも驚かせるキーワードを生み出している辺りが面白いところです。
このわかりやすさの元にあるのは、ホームパーティーの文化ではないでしょうか。趣向を凝らしてパーティーを企画し、隣人を招く・・・という欧米流もてなしの文化が、ゲームマニア以外の人にも通じるサプライズのキーワードに繋がっていると思えるのです。
日本におけるゲームのプロモーションにも、こうしたわかりやすいサプライズが参考になるのではないでしょうか。どうせお金を使うのであれば、できるだけ広いところに波及する方がコストパフォーマンスとしても優れています。お金はわずかで多方面のメディアに取り上げてもらう、という理想を目指すのであれば、万人に分かるサプライズのキーワードは強力な武器になるのではと思われます。
ファミコンやスーパーファミコンなどゲーム機と共に育った人々が大人となり、PlayStation MoveやKinect、ニンテンドー3DSが一般メディアの注目を集め、未曾有の不況が日本を覆う今だからこそ、ゲーム界の外へアピールすることを恐れてはならないのではないでしょうか。
日本ゲーム界は海外へ目を向ける必要がある・・・とは繰り返し指摘されています。同時に、ゲーム界の外へも目を向ける必要があるのではないでしょうか。
今回取り上げた二つのイベントにしても、その効果は厳密には『ドンキーコング リターンズ』一タイトルに留まりません。ユニークなプロモーションで任天堂という会社の知名度とイメージ作りに役立っているはずです。
ゲーム界の外へ向けたプロモーションは、ある意味将来への投資とも言えるのかも知れません。
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