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【そそれぽ】第8回:レトロゲーム+3D=斬新。「3Dクラシックス」4タイトル大特集だよ!

インサイドをご覧の皆さま、こんにちは。そそそこと津久井箇人です。第8回を迎えました【そそれぽ】のお時間です。

任天堂 3DS
インサイドをご覧の皆さま、こんにちは。そそそこと津久井箇人です。第8回を迎えました【そそれぽ】のお時間です。

先週は私事でお休みしてしまった【そそれぽ】。楽しみにして下さっていた皆さまごめんなさい。今週は3DSの値下げもあったということで、お詫びと言ってはナンですが、ちょっとだけスペシャルなバージョンでお送りしてみたいと思います。

というわけで今回は、ニンテンドー3DSダウンロードソフト「3Dクラシックス」シリーズ大特集です。

懐かしの名作をオリジナルの雰囲気そのままに3Dリメイクしてしまうこのシリーズ。現在までに『エキサイトバイク』『ゼビウス』『アーバンチャンピオン』『ツインビー』の4タイトルがリリースされています。「レトロゲームの3Dリメイクってどんな感じ?」という疑問にお答えすべく全タイトルをプレイしていきたいと思います。

では、早速プレイしていきましょう。


■エキサイトバイク
・3Dボリュームで画面が広がる
3Dボリュームの大小に合わせて画面が空まで大きく広がり立体感が出ます。3Dボリュームで、奥行き調節だけでなく画面そのものをグリグリ動かせる感じは他のゲームにはありません。すごく不思議な感じです。

・「SELECTION A」は孤独な挑戦
・「SELECTION B」は大会的な挑戦
ただしどちらも基本はタイム勝負。表示されている「3RD」以上タイムが次のステージへ進める条件です。個人的には「SELECTION B」が熱いです。CPUを転ばせまくりましょう。と言ってるとこっちが転びます、はい。

・ジャンプが決まると気持ちいい
・転ぶと大惨事
ジャンプが気持ちよくて調子に乗っていると、大ジャンプ失敗で転んで大惨事に(笑)。3Dゆえにどれだけコースから跳ね飛ばされたかがわかります。ライダーさん、いつも苦労をかけてごめんなさい。

・「DESIGN」で無限に遊べます
32個のコースを作ることができます。交換したり出来ないのが残念。

・通信さえ・・・通信さえあれば!
もちろん1人プレイでも面白いのですが、対戦プレイやコース交換など、通信さえあれば遊び方がグンと広がるなあという印象が残ります。ダウンロードソフトなのでバージョンアップに期待してます。


■ゼビウス
・オプションの「そうさ」で連射設定できます
細かなボタン配置や連射設定ができます。シューターの人はこだわり設定で臨めます。

・高所恐怖症
高いところが苦手な筆者は「ゾッ」とする「高さ」を感じました(笑)。自機や空中の敵から地面までの距離感がすごいです。

・見た目はさほど変わらなくても3Dで別ゲームに
地上と空中の距離が出来ることで、縦スクロールシューティングがこんなに変わるとは思いませんでした。地上を見ていると、空中の敵や弾を見逃して撃沈。逆に空中を見ていると地上の敵を見過ごして撃沈。2Dでひとまとめに見られたものが、3Dになることで奥行きが生まれ、プレイヤーの視点移動も3Dになり、今までにない斬新な印象を受けました。


■アーバンチャンピオン
・3DオプションカメラONでクォータービューに
まさかの仕様でした(笑)。「重◯機エル◯イム」のタイトルロゴぐらい「そこが立体的になるんかい!」とツッコミたくなる衝撃です。他の「3Dクラシックス」と違い、視点そのものが大きく変わるので見た目から別ゲームのような感覚が味わえます。

・上画面のバトルに集中
・下画面には「ラウンド数」や「タイム」などの情報表示
もともとファミコンソフトなので1画面ですべて表示できるわけですが、細かな情報は下画面にまとめられ、上画面のバトルに集中することができます。

・二人で対戦できる
シンプルだからこそ熱い2人プレイができます。現時点では「3Dクラシックス」唯一の2人プレイ対応タイトルということになりますね。

・クリアしていくと「GRADE」がアップ
・「きゅうけい」を選ぶと途中再開が可能
勝利を重ねていくと、自分の「GRADE」がアップします。また勝ち続けて途中でやめられない時も安心の「きゅうけい」で、ソフトを終了させても続きのラウンドから遊ぶことができます。


■ツインビー
・オプションの「そうさ」で連射設定できます
『ゼビウス』と同じくボタン配置や連射設定ができます。ファミコンっぽい配置にするのも良いですね。

・3D感はやや抑えめ
同じ「縦スクロールシューティング」ジャンルとも言える『セビウス』よりも3D感はやや抑えめな気がします。ただし、やはりこちらも地上と空中の両方を見る必要があり、視点移動が3Dな感じです。地上の敵に気を取られて空中の敵にやられないように注意。

・手応えはファミコンに一番近い
今回ここに挙げてきたゲームの中では手応えが一番ファミコンに近かったと思います。なので「バーチャルコンソール」感覚で楽しむもヨシです。

・2人プレイをしたかった
『ツインビー』の醍醐味はやはり2人協力プレイだと思うので、バージョンアップや続編での実装を待ちたいと思います。


■総評:レトロゲームが3Dになるだけでこんなに変わるのか!
基本はドット絵でも、奥行きが加わるだけで、ゲーム性そのものが変わったり、とにかく斬新な感覚を覚えました。また、「3Dクラシックス」各ゲームスタート時の共通メニューにある「そうさ」「3Dオプション」も非常に好感です。特にシューティングゲームにおける連射の有無選択は、「こだわり派」と「楽しみたい派」がうまく共存できる素晴らしい機能です。

ただ、ゲームの内容は面白くても、各ゲームで通信機能面が乏しいのは少し寂しいですね。ぜひハイスコアの交換や、『アーバンチャンピオン』のように2人プレイができるようなタイトルが増えていってほしいと思います。

「バーチャルコンソール」をはじめとするレトロゲームが好きな人は安心して楽しめます。細かな設定もできるのでオススメです。新作ソフトとはかなりコンセプトが違うと思うので、「レトロゲーム+3Dは斬新だ」と思える方には全力でオススメします!


【そそれぽ】第8回、いかがでしたでしょうか?今回は4本一気にということで要点ばかりになってしまいましたが、購入の参考になれば幸いです。次回もどうぞお楽しみに!

「3Dクラシックス」シリーズ『エキサイトバイク』『ゼビウス』『アーバンチャンピオン』『ツインビー』は、好評配信中で価格は各600円(税込)です。

(C)1984-2011 Nintendo
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■筆者プロフィール
津久井箇人 (つくいかずひと) a.k.a. そそそ
愛内里菜らに楽曲提供をし、VOCALOID音楽のクリエイターとしても有名な作・編曲家。ゲームを紹介するブログ記事が評価され、2011年からINSIDEでライター活動を開始。レトロゲームから最新ゲーム、戦略SLGから格ゲーまで、幅広いジャンルのゲームをプレイする。
Twitter:@sososo291
ブログ:そそそげえむ
《津久井箇人 a.k.a. そそそ》
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