第一作『どうぶつの森』がニンテンドー64で発売されたのは2001年ということで、シリーズ11年目の新作に、長年のファンからも新規ファンからも注目を集める本作。前作Wiiソフト『街へいこうよ どうぶつの森』以来4年ぶりの最新作となります。本作ができるまでの話や、コトブキやリセットさんの扱い、通信機能での遊びまで、今回の社長が訊くも濃密な内容になっています。
まず、今回の開発は「新しい『どうぶつの森』をつくる」というコンセプトで始められたとのこと。岩田社長が「究極に言えば、借金を返すゲーム」と語る今までのシリーズ作品を、どのようにして新たに構築していくかということに重きが置かれました。様々なアイデアが出る中で、過去作ではほとんどのアレンジが「家」の中でしか行えませんでしたが、村全体でそれを行えるようにし、アレンジだけでなく、それぞれの個性的な村々をプレイヤーが相互に行き来することで、村を散策する楽しみも増やしていきました。ただ、これだけで新しい『どうぶつの森』をアピールできるか、心配はあったそうです。
そこで考え出されたのが、すでにご存知の方も多いと思いますが、「プレイヤー自らが村長さんになる」ということだそうです。プレイヤーが村長になり、村のアレンジ≒「公共事業」を行うという図式が完成しました。ちなみに今までの村長「コトブキ」は強制的に引退させられてしまったようですが、幸せな隠居生活を過ごしているそうです。
本シリーズの魅力といえば、現実の同じ時間が流れるというところだと思います。夜遅くにプレイしようと思ってもお店が閉まっていたりすることもしばしばで、仕方なく本体時計をずらして遊んでいる方もいたかもしれませんが、今作でもこの要素は変わらず残っています。しかし、「ゲームのほうが、遊ぶ人の都合に合わせることはできないだろうか?」ということで、村長の権限で「条例」を制定して、お店の営業時間もある程度設定することができるようになっています。
開発終盤には「村長感」が足りないという指摘があり、公共事業が終わると「セレモニー」が行われるようになったとのこと。秘書の「しずえちゃん」が「セレモニーはどうしますか?」と聞いてくるそうですが、なんと「いいえ」を選択してセレモニーを断ることもできるそうです。断った時に見せる仕草とセリフがとても健気だそうで「一度は断ってほしい」ということなので、実際にプレイする際はしずえちゃんの姿を注目です。
ちなみに条例にかかる予算や公共事業などは村長さんのポケットマネーが主たる財源になっているそう。どうぶつたちもいくらかは募金をしてくれるようですが、最後は村長頼みになってしまうとのことです。こう聞くと、村長になるというのは大変そうな印象がありますが、仕事を余りしなくても文句も言われないし、叱られることもないそうです。「あのコトブキの代わりだと」思って気楽にプレイしてほしいということです。
村長自身で「公共事業」をするため、必然的に「事業仕分け」をすることになるのですが、開発陣の仕分けでバッサリと切られてしまったのが、おなじみのリセット監視センターです。リセットさん自体は、相変わらずだということですが、リセット監視センターを建てないと見られないイベントも有り、センター内も凝った作りで、様々なネタも入っているとのことですので「仕分けてほしくない」公共事業だということです。
なお、今回も大量のキャラクターが登場し、DSからプレイし始めた方には新鮮で、昔からのファンには懐かしくなるような仕掛けや設定も多くちりばめられているそうです。家具についても前作比で1.5倍になっただけでなく、自分でデザインを作れる「マイデザイン」によって、無限大の組み合わせを実現したということです。岩田社長曰く「本当に表現が豊かになる」とのこと。
また、ランダムで知らない人の村へ行けたり、ランダムマッチングでミニゲームが遊べたりと、自分の周りに遊んでいる人がいなくても、通信機能を使えば気軽に楽しめるようになっているとのこと。さらに、3DS本体のフレンド登録とは別に、ゲーム内で「ベストフレンド」登録ができるようになっています。そのフレンドとはネットにさえ繋がっていればチャットのようにメッセージのやりとりができ、スタッフは「カブ価」の情報で盛り上がっていたそうです。
岩田社長が「どうぶつの森は1年間、ずっと遊んでほしいソフト」と語る本作。今回記事で紹介できない細かいこだわりやスタッフの努力、恵方巻の話はぜひ、公式サイトにて確認してみてください。
『とびだせ どうぶつの森』は11月8日発売予定。価格はパッケージ版・ダウンロード版ともに版が4,800円(税込)、「とびだせ どうぶつの森 パック」が22,800円(税込)です。
(C)2012 Nintendo
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