コーエーテクモゲームスの新作ゲーム『真・北斗無双』の完成発表会にて、原作者原哲夫氏、ノース・スターズ・ピクチャーズ社長の堀江信彦氏(「北斗の拳」連載当時の担当編集者)がゲストとして登場し、『真・北斗無双』プロデューサー・ 鯉沼久史氏とのトークセッションを行いました。その内容をレポートいたします。———『真・北斗無双』の映像を見ていかがですか?原:30年以上前に描いた漫画を新たにCGにしていただき、命を吹き込んでいただいたと思います。堀江:原先生はマンガを描いているときも立体的に、もしくは色を考えて描いており、それが初めて忠実に具現化されたと思います。感動ものですね。———「北斗の拳」のマンガ家と担当編集者としてのそれぞれの思いについて原:北斗の拳の前にモトクロスの漫画を描いたのですが、これは10週で打ち切りになりました(笑) 次は自分の本当にやりたいもの、拳法ものをやりたいという思いがあって。そこで堀江さんが古書店を巡って色々と調べてくれました。———一時期マンガか辞めようとしてたそうですが。原:私はくじけやすいタイプなので作品の評判が悪いとすぐあきらめてしまうのですが、そんな時に堀江さんが強引にやらせてくれたので今があると思います。堀江:デビューは私の失敗でした。なので次は“原哲夫が生きる世界”をやろうと。そこで北斗神拳を作り出しました。北斗神拳の時間差などの演出は原先生が作り出したもの。原先生の演出力が花開いた作品だと思います。原先生はデビューの頃から人が殴られると痛そうな絵を描いてきたので、これを活かさない手はないと思いました。それでまずは読み切り2本。原作を武論尊先生にお願いし掲載しました。———お二人の話を聞いて鯉沼プロデューサーはいかがですか?鯉沼:「北斗の拳」連載当時は9〜10歳の頃でした。実際に一緒にお仕事をさせていただき光栄です。原先生からの映像の直しは厳しいものがありましたが(笑)、楽しく仕事させていただきました。———本作は後期のストーリーが盛り込まれているの点が魅力の一つだと思いますが、お二人にとって、ラオウ編の後のストーリーで特に思い入れが強い箇所はどこでしょうか?原:リンとバットですね。二人が成長して、リンは美しく、バットはかっこよくいい男の子になっていくという、男の子の願望を叶えてあげたいという思いがありました。CGにする際、造形をうるさくいってしまいましたが(笑)、綺麗に美しく再現していただき感謝しております。堀江:やはりリンとバットですね。バットは小さい頃はひょうきんな顔立ちでしたが、大人にする際にどんな顔立ちにするか色々と話し合いました。また、リンたちの成長、カイオウとヒョウの対立と和解など、思いをを込めて作り上げました。それが映像になって感動しています。———お二人にとって思い入れの深い「バット・リン編」 ゲームの映像を観ていかがですか?堀江:ほんとうにかっこいいなと思います。原先生の面倒な直しよく耐え続けたなと思います(笑)鯉沼:子供の頃に読んでいた作品を元に、大先生方と一緒に仕事をするということは、ゲーム制作者だからできることだと思います。苦しいこともありましたがとても楽しかったです。次もぜひやりたいです。———最後にファンのみなさまに一言原:無双の世界で北斗の拳が30年振りに蘇る感じがしました。楽しんでいただけたらと思います。堀江:「北斗の拳」の究極のゲームがやっとできたと思います。お楽しみください。原作者と担当編集者の息のあったトークが印象的でした。「北斗の拳」原作者と担当編集者のお墨付きの『真・北斗無双』。発売が待ち遠しいですね。この後は『真・北斗無双』のイメージソングを担当したV6とのトークセッションの模様をお届けします。『真・北斗無双』は2012年12月20日発売予定。価格は通常版が8,190円(税込)、「TREASURE BOX」が13,440円(税込)、「PlayStation3 真・北斗無双 LEGEND EDITION」が33,170円(税込)です。Wii U版は2013年1月31日に発売予定で価格は8,190円(税込)です。(C)武論尊・原哲夫/NSP 1983 版権許諾証 KOI-021(C)2012 コーエーテクモゲームス All rights reserved.
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