人生にゲームをプラスするメディア

オリジナルから20年、『XCOM』の開発を支えたUnreal Engine 3・・・「Unreal Japan News」第58回

世界中のPCゲーマーを魅了したオリジナルXCOMから約20年、パブリッシャーの2K Gamesとデベロッパー-のFiraxisが、高評価を得たシリーズへ新たな世代を紹介する計画に着手しています。

ゲームビジネス その他
オリジナルから20年、『XCOM』の開発を支えたUnreal Engine 3・・・「Unreal Japan News」第58回
  • オリジナルから20年、『XCOM』の開発を支えたUnreal Engine 3・・・「Unreal Japan News」第58回
  • オリジナルから20年、『XCOM』の開発を支えたUnreal Engine 3・・・「Unreal Japan News」第58回
  • オリジナルから20年、『XCOM』の開発を支えたUnreal Engine 3・・・「Unreal Japan News」第58回
  • オリジナルから20年、『XCOM』の開発を支えたUnreal Engine 3・・・「Unreal Japan News」第58回
  • オリジナルから20年、『XCOM』の開発を支えたUnreal Engine 3・・・「Unreal Japan News」第58回
  • オリジナルから20年、『XCOM』の開発を支えたUnreal Engine 3・・・「Unreal Japan News」第58回
  • オリジナルから20年、『XCOM』の開発を支えたUnreal Engine 3・・・「Unreal Japan News」第58回
世界中のPCゲーマーを魅了したオリジナルXCOMから約20年、パブリッシャーの2K Gamesとデベロッパー-のFiraxisが、高評価を得たシリーズへ新たな世代を紹介する計画に着手しています。新タイトルのリードデザイナー、Jake Solomon氏によると、ゲーム業界のレジェンドであるシド・メイヤー氏がチームと一丸となって、戦術やアクションのミックスを試みています。このゲームの開発で、メイヤー氏のスタジオが初めてUE3技術を採用しました。

「UE3を使用しての実際の作業は感動しました。これまでは前作との関連性から社内独自の技術が使用されていましたが、このゲームがライセンスエンジンを考慮する最初のきっかけを作ってくれました。一度UE3の技術を探究しエンジンが持つ能力を知ると、エンジンとの出会いが幸運であったと言う他ありません。」とソロモン氏は語っています。

1960年代の地球を彷彿とさせるレトロ感ある設定で、『XCOM:Enemy Unknown』はプレイヤーとその兵士がセクトイドへ侵略した異星人と交戦するターンベースの戦略ゲームです。交戦によって死亡した兵士は二度と帰ってこないので、ゲームプレイ中のプレイヤーが下す判断はどれも重要な意味を持ちます。またゲーム過程でプレイヤーが行うリサーチは、異星人撃退に直接影響してきます。ゲームの最後に異星人が戦略的成功をおさめる可能性も現実にあり得ます。生か死の最終結果を勝ち取るために、ゲームでストーリーを伝える追加レイヤーをシネマティックスのシリーズとしてFiraxisがデザインしました。 

「XCOMの開発にはマチネを多用しました。ゲームに登場する全てのシネマティックスの基礎を作成したのです。マチネのような成熟したツールでアーティストによるコンテンツ作成を可能としてくれたUE3は不可欠でした。プログラマもまたこの技術を活用しました。ツールの存在は、PC、PS3、360コンソールに対応する3SKUの開発に間違いなく役立ちました。UE3のような成熟したエンジンが持つ能力は、開発をとても簡易なものにしてくれました」とソロモン氏は語っています。 

またソロモン氏は、「ゲームプレイのスタイルに原因で多くのシューターチームが一日でプロトタイプを作成するようには行かなかった。しかし、自社技術を育むプロセスよりは迅速であった」とも語りました。Firaxisは内部ゲームスタジオからのアドバイスも受けることが出来たそうです。

「我々のパブリッシャーレーベルの中にはUE3の利用経験を開発者が大勢いましたので、レーベル内から多くの援助を受けることが出来ました。業界内では、石を投げたらUE3経験者に当たらないわけがないとさえ言われています。Unreal Developers Network(UDN)にもずいぶん助けられました」

ビジュアルの観点から言うと、新ゲームはUE3の全機能を活用しています。Firaxisが切望した見た目と感覚を実現するために、プレイヤーが操作出来るグローバルランドスケープモードを作成し、誰もが知るランドマークを刻みました。ソロモン氏によると、細かく地域化されたマップや屋内外両マップを含む全てのマップは手作業で作成されたそうです。プレイヤーは市街地でも荒野(UFOを撃ち落すことができます)でもプレイを楽しむことが出来ます。

「技術面では、破壊可能な環境の仕上がりが上出来だと思っています。これは未だあまり見かけることのない環境だと思いますが、3D体験が出来るのでゲームでの使用は実に楽しめます。壁が襲撃されることによって、そのレベルで練っていた作戦の変更が余儀なくされ、ダイナミックな戦場でのプレイが繰り広げられるのです。」

ユーザーが嵌ってしまうゲームプレイ体験となるこの異星人は、Firaxisが想像力を働かせUE3を駆使して作成しました。ソロモン氏によると、バーサーカーは文字通り壁を走り回れるように作成されました。楽しい没入型ゲームプレイに仕上げ、さまざまな武器を持つセクトイドを結合し、プレイシーンを瞬時に変更することが出来ます。UE3の技術により、複雑なレベル作成や周辺領域を常に判断する人工知能(AI)システムによるインテリジェントな敵の作成が可能となりました、とソロモン氏は語っています。

「今回のゲームで作成した、新たな3Dの基礎に大変満足しています。様々な兵士や全てのユニットにズームインした際の詳細のレベルを見ると、チームが技術的に素晴らしい仕事に仕上げてくれたことが分かります」

UE3の技術により、ここまでの詳細なレベルと没入型ゲームプレイ体験が実現されました。スクワッド型戦術アクションゲーム『XCOM: Enemy Unknown』は、新旧どちらの兵士も挑戦的な異星人の侵略に対してバトルを繰り広げます。

尚、『XCOM: Enemy Unknown』は日本でもPC版が購入可能です。
《編集部》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

ゲームビジネス アクセスランキング

  1. 【CEDEC 2008】ゲーム開発会社が海外パブリッシャーから開発を受注するには?

    【CEDEC 2008】ゲーム開発会社が海外パブリッシャーから開発を受注するには?

  2. なぜ「アイカツ」のライブ映像は、ユーザーを魅了するのか…製作の裏側をサムライピクチャーズ谷口氏が語る

    なぜ「アイカツ」のライブ映像は、ユーザーを魅了するのか…製作の裏側をサムライピクチャーズ谷口氏が語る

  3. コンプガチャはなぜ駄目か? ソーシャルゲーム今後の争点

    コンプガチャはなぜ駄目か? ソーシャルゲーム今後の争点

  4. 「キミの心の応援団長」バーチャルYouTuber富士葵が込める想いとはーーキーマンインタビュー

  5. 【週刊マリオグッズコレクション】第5回 マリオのシャンプーをいろいろ紹介

  6. NHN、サイバーエージェント、ドワンゴ、ミクシィ、グリー、DeNA 6社協議会でコンプガチャ禁止を決定

  7. 任天堂が65歳定年制を導入

  8. 新興国向けゲーム機「Zeebo」向け『バイオ4』に「MascotCapsule eruption」が採用

  9. 海外パブリッシャー向けの営業とは・・・IGDA日本グローカリゼーション部会 特別セミナー

  10. 【レポート】日本文化がパリを熱くさせた!ゲームやアニメが目白押しのJapan Expo会場レポ

アクセスランキングをもっと見る