Q. Greenlightで人気が出ないゲームは発売できない? A. Greenlightに載せなくても、Greenlightで人気がでなくても、Steamで発売されるゲームもあります。GreenlightはSteam側が、ユーザーが何をやりたいかわかるようなツールとして作られています。
Q. Greenlightのプロセスで発売する場合のコストは? A. Greenlightにゲームを載せようと思ったら、100ドルのお支払いを頂くことになりますが、それは1回のみ。1回支払えば何個でもゲームを載せることはできますし、その100ドルの支払いは全て寄付しています。100ドルをなぜ貰っているかというと、真剣にゲームを出したい所に限るようにするためです。 ※補足: 昨年Steam Greenlightが開始された際には誰でも自由に無料で登録できる形だっため、ユーザーによって『Minecraft』が複数登録されたりといった事態に陥った。後に100ドル支払い方式へ変更
Q. Steamで配信した際の具体的な利益の配分は? A. 普段は多くの人の前で言わないようにしているんですけど、みなさん大体わかっていると思うので言います。普段は7:3で、開発者側が7で、Steamは3。Steamworksなど先ほど話した機能については使って頂いて結構ですし、その料金は開発者側が貰う70パーセントでは無く、Steamの方が貰う30パーセントから支払われます。1回Steamに登録すると、そのツールは全て無料で使うことができます。
Q. SteamworksのAPI(Steamの機能をゲームに組み込むことが出来るインターフェイス)は、Greenlightに登録した段階でダウンロード出来るのか? A. それは出来ません。APIは別の契約になります。APIを出して貰えるのは、本当にGreenlightをパスしそうな時となっています。なぜかと言いますと、SteamのAPIに対してビルドするとSteamプラットフォームに縛られてしまい、他のプラットフォームで出せなくなってしまいます。だから我々はAPIを与えて、ゲームが発売しないとなるのは失礼ですので、しないようにしています。
Q. 1度Steam Greenlightに通過しAPIが手元にある状態で次の作品をGreenlightに登録して、そのAPIを2本目の開発に使うことは可能か?Greenlightを通るまで触ってはいけないのか? A. APIはSteamサーバーと共有されるので、一度(ゲームが)Steamに載らないとSteamサーバーがどこと連絡を取ればいいのかわからなくなってしまうという感じなので、それはそのまま使うことは出来ません。
《石元修司》