TwitchTVはストリーミングサービスの企業の中でも特にゲームストリーミングに力を入れており、「League of Legends Fiinals」「IGN Pro League」「ESL Intel Extreme Master Cup」など多くのE-Sportsライブイベントの配信中継を手掛けています。
現在、アメリカでは3000万人近いユーザーがゲームストリーミングを楽しんでおり月間のユニークユーザーは2011年頃から8%程度ずつ増え続け、2013年末には4000万に到達する見込みとのことです。
では、ユーザーはどんなゲームコンテンツを配信しているのでしょうか?
一般的なものとしては、トーナメント、チーム戦、スピードラン(早解き)、プロプレイヤーや開発者のインタビューなどが挙げられていますが、このセクションで強調されたことはレベルに応じたゲーム攻略のストリーミングが注目を集めていることでした。ゲーム攻略のストリーミングによりマルチプレイの楽しみ方、ボスの倒し方を教えるといった使い方は近年数を増やしているジャンルだとのことです。
ゲームストリーミングをする人々の欲求は名声欲しさ、自己表現、ゲームへの情熱共有・教示の欲求など様々ですが、ビュー数の多いゲーム配信者に広告による収入が入ることは、シーンの大きな牽引の要素であることは間違いないとのこと。ゲーム配信で収入を得ることは、人々にとって好きなことで収入を得る
最もクールな方法のひとつになりつつあると主張しました。
一方で、視聴者はなぜゲームストリーミングに熱中するのでしょうか。スポーツのような熱狂や競技性を求めてみている、という人もいるようですがe-Sportsのシーンなどのコンテンツにおいては、ゲームがわからなくてもチーム同士の因縁であったり、歴史であったりを楽しんで見ているという人も少なくないようでした。
また、近年強まっているのが「面白そうなゲームを探す手段」としてのゲームストリーミングの視聴だそうです。雑誌や広告を見るより確実に自分に合いそうなゲームを探せる手段として人々の中で習慣化されつつあるとのことです。
そして、ゲームストリーミングの未来はどうなっていくのかということについて。
現在、コンソール機のストリーミングなどにおいてはオーディオインターフェース、ビデオキャプチャーボード
PC,配信用ソフトなど、配信にあたり多くの準備が必要になりますが、これらの準備は次第に必要なくなるとの見通しを示しました。
プレイステーション4にストリーミング機能が内臓されていることが発表されましたが次世代Xbox、iPad、Iphone、Androidもそれに追従する形になるであろうことを予想しました。どのプラットフォームにおけるゲームも、ハードウェアひとつでストリーミング出来るようになる未来が訪れることを示唆しました。
Jonathan氏は、現在が情報発信文化の大きな転換期であることを繰り返し述べました。ゲームストリーミングの文化はますます広がり、1人のブロードキャスターが新たなゲーム配信者を生んでいき、最終的にはスポーツを凌駕するメインストリームになるであろうことを述べました。今後数年はゲームストリーミングコンテンツの成長から目が離せない時期になりそうです。
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