また3名とも任天堂が発表した「Nintendo Web Framework」について、高い関心を寄せていました。これはGDCで発表された、JavaScript+HTML5ベースで作られたウェブアプリなどを、Wii U上で実装するためのフレームワークです。二画面やカメラなど、Wii Uのほとんどの機能を自由に使ったウェブアプリを作成できます。GDC会場では「(欧米では)コンセプト承認は行わない」「価格や発売日は開発者が決定でき、F2Pゲームもサポート」「利益配分は業界標準」などの、思い切った施策も発表されました。9leapで作ったゲームをWii U上で実行させることも、技術的には可能となります。
もっともNintendo Web Frameworkでゲームを開発するには、任天堂と開発者契約を結ぶことが必要で、国内では法人のみに限定されています(本件についてはGDC終了後に都内で実施された、ゲームエンジンのユニティ向けカンファレンス「Unite Japan」で明らかにされました)。質疑応答でこの点が明らかになると、会場から「残念」という声も聞かれました。今後、大学や専門学校などでの包括契約といった対応が期待されます。