任天堂は、ニンテンドー3DSソフト『マリオ&ルイージRPG4 ドリームアドベンチャー』の「社長が訊く」を公開しました。『マリオ&ルイージRPG4 ドリームアドベンチャー』は、マリオとルイージが、兄弟ならではの息の合ったコンビネーションを見せるRPGシリーズの最新作で、本作では「もとの世界」と「夢世界」を渡り歩いて、様々な局面を乗り越えていきます。本シリーズの初代が生まれたのは、2003年。4作目発売となる今年は、シリーズ10周年であると共に、ルイージ生誕30周年でもあるので、ふたつの記念を飾るに相応しい一本でもあります。前作である『マリオ&ルイージRPG3』では、「クッパを使って考えてみたい」というアイデアから始まり、そこからクッパを巨大化させるという構想が生まれ、「クッパの体内のミクロな遊び」と「巨大クッパ」のスケール感の違いも際立ったり、巨大クッパとのバトルでDSを縦持ちにするという発想が形になりました。その新鮮さが好評を博し、『マリオ&ルイージRPG3』は大きな成功を収めました。それと同時に、全力を尽くした開発陣は真っ白に燃え尽き、続編の構想などもまったくの白紙でした。その状態から企画を立てる際に、「ほかのキャラクターに頼り過ぎると『マリオ&ルイージ』ではなくなってしまう」といった考え方を突き詰め、最終的に大量のルイージが出てくる「夢世界」の案を絞り込みました。アイデアの核が出来上がるまでも一苦労でしたが、プラットフォームが移ったことにより、グラフィックの面でも大きな壁がありました。これまでは、全て2Dのドット絵だった制作が、3DSになったことで立体視が加わり、立体に見えるようにドット絵をひとつひとつ描いた結果、途方もない作業量へと膨らみました。当然、キャラクターが移動する方向のパターンも全てドット絵で描くことになります。3DSでは16方向のドット絵が必要で、しかもルイージには帽子にLマークがあるため、反転してそのまま流用することはできません。これは、ジャンプの時は常に左腕を上げるマリオも同様でした。このような、想像以上の苦労を積み重ねて作られた。『マリオ&ルイージRPG4 ドリームアドベンチャー』の「社長が訊く」は、全5部構成で公開しています。興味がある方はチェックの方をお願いします。『マリオ&ルイージRPG4 ドリームアドベンチャー』は、2013年7月18日発売予定で、価格は4,800円(税込)です。(C)2013 Nintendo Developed by ALPHADREAM