当然ジャパンエキスポも複数のフード出展があり、ガッツリ食べるご飯系からスイーツ、カフェなど「食」の面でも楽しめます。やはり「日本」をテーマにしたイベントなので日本食の出展が目立っています。焼きそばやお好み焼き、たこ焼きなどお祭り定番メニューもあり。見た感じ日本とそんなに違いは無いようですが、中の具はタコ以外にシャケやエビもあり。実際のところフランス人にとってタコやイカはまだまだ「深海の魔物」というイメージが強いようで、タコ以外の具の方が人気のようです。この「atsuatsu」はジャパンエキスポ常連の”テキ屋系”ご飯を提供するフードブースで、昨年よりパリ市内に実店舗も構えているとのこと。会場内の数カ所にブースを分散させる形式で出展していましたがどこも長蛇の列で大繁盛していました。またその隣にはオタフクソースも出展しており、フランス人に広島風お好み焼きやたこ焼きを販売していました。ちなみにオタフクソースはジャパンエキスポへの出展をきっかけにフランス市場に本格参入を果たしたそうです。しかしフランスで「日本食」と言えばとにかく寿司!日本の会社ではなくフランス現地のショップではありましたが寿司弁当を売っているブースもたくさんありました。ところが量のわりにはお値段は少々高め。これは寿司6貫とドリンク、クッキーもしくはマフィンの3点セットで15ユーロ。現在のレートだと1ユーロ=約129.8円なので、日本円に換算すると…1950円!高い!!味はまあそんなに変な感じではなく可も無く不可もなくといったところです。ただ日本の寿司のようにシャリがふわっとした感じではなく、まるで型にぎっちり押し込めたかのような「密度」があります。その分喰いごたえがあり腹持ちも良いのですが。あと具は基本的にシャケとエビと卵で、魚の種類は限定されています。あってもせいぜいシャケとマグロくらい。なお、箸が使えない人のために竹でできたピンセットのようなものが付属していました。一方こちらは巻物系を中心にした寿司弁当とドリンクのセットです。お値段は20ユーロで日本円に換算すると…2600円!!高い!!内容は、キムチ巻、アボガド&クリームチーズ巻、シャケ巻、かっぱ巻がそれぞれセットになったものと、シャケ寿司、鶏肉。鶏肉は一見焼き鳥のようにも見えますが、実際は缶詰の鶏肉を串に刺しただけでした。こんなの日本だったら100円ショップでももっとたくさん買えるのに…っていうかまともな日本の寿司がかっぱ巻とシャケ寿司しか無い!…と、正直寿司弁当は高いうえに内容もビミョーなので私としてはあまりオススメできません。しかしこれがまた大繁盛で、閉会後は連日ショウケースがほぼカラッポになっていました。フランスでの日本食人気がこんなところからもよく分かります。でも「これが日本食だ」とフランス人に認識されるのは日本人としてはかなり複雑…。ということでフード系・食品系の日本企業は海外進出がんばって下さい。
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